スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

ふたたび出会った 星の王子さま

2024-08-04 | EL PRINCIPITO

初めて『星の王子さま』と出会ったのがいつだったのかは覚えていないけど、大人になってから熱狂的な「星の王子さまファン」になっていた。日本語版は子供のころか中学生のころ読み、『星の王子さま』って難しくてさっぱりわからない話だなぁと思ったことだけ覚えている。このブログでカテゴリー『EL PRINCIPOTO』(星の王子さまのスペイン語版タイトル)を書いたのは19年前らしい。ふたたび、このカテゴリーを開き、書いている。

私がこの偉大なるフランス語の物語にはまったのは、スペイン語翻訳本で読んでからに違いない。確かスペイン語では「スペインのスペイン語」と「ラテンアメリカのスペイン語」の両方の翻訳本を読んだ。そしてラテンアメリカのスペイン語に吹き替えられたアニメも、ビデオに録って何度も見たものだ。

「やさしい英語を聴いて読む IBCオーディオブックス」のシリーズで英語版『星の王子さま』を買ったのは2~3年前。勉強している言語で、大好きな本(漫画でも物語でもなんでも。”大好き”というところが重要)を読み通すというのが、語学の自信につながったり、モチベーションを高めたりするんじゃないかと以前から思っていたのだが、英語に関してはなかなか本気のやる気が足りなくて、読む気になれなかった。実をいうと、この6月にやっと通しで読み終えた。まだまだわからない単語や表現は残るものの、一度読み通すというのは初めの1歩だと思う。

どう考えても「英語への愛」が足りなかったんだと思う。しかし『星の王子さま』を英語で読み通すことで、愛が芽生えてきたような気がする。オーディオのナレーションはちょっと聞き取りにくいけど、お気に入りのチャプターだけスマホに入れて時々聞いている。やはり大好きな物語だと、聞くのも読むのも、音読もシャドーイングも楽しい。

「日本語版がもっと優しく易しく翻訳されていたら、日本語学習者にもお勧めできるのに」と思い検索してみたら、いつのまにか色々な翻訳者によって書かれた数多くの日本語版『星の王子さま』が出版されていたのねん💛

ネットショップでサンプルだけ見ても比較が難しく、本屋で探してみたが数が限られていた。そこで見つけたこの記事を参考にさせてもらい、新しいタイプの『星の王子さま』を2冊選んでネットで購入することにした。
星の王子さまの日本語翻訳比べ (フランス語の先生のブログ)

いや、まだ注文してないけど。とりあえずこの決断を報告したくて、久しぶりにブログを書いたしだいである。ミニマリストになりたくてかなりの本を E-BOOK 化したけど、趣味で読む本はやっぱり紙をめくりたい。。。

 

追記(8月15日):
アマゾンのサイトを見ると、IBCの英語版の口コミには「オーディオCDの朗読者は日本人」だとか「タレントの‘はな’さん」だとか書かれているが、私が2000年(4年も前だった(^^;))に購入した本のCDは日本人とは思えない男性の声だった。

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キツネと小さな王子さま

2005-11-13 | EL PRINCIPITO
だれでもいちどは花を知る。


そしていちどはキツネと出会う。



おとなのための 『EL PRINCIPITO』(キツネと小さな王子さま) は、カテゴリからクリックして、一番下の記事からお読みください。

自分の言葉で、EL PRINCIPITO を書いてみたかったのよ。
参考資料は、星の王子さまのスペイン語(スペイン)版『EL PRINCIPITO』と、ドイツ製のアニメ?『DER KLEINE PRINZ』のスペイン語(ラ米)吹き替え版です。
もちろん原作は Antoine de Saint-Exupery ですが、フランス語では読んでいません。

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キツネのことば

2005-11-13 | EL PRINCIPITO
>大切なものは目に見えない。
王子さまはキツネのことばを繰り返しました。

>大切なものは心でしか見えないんだ。
>大切なものは心でしか見えない…。

>君が花のために時間を費やしたことで、花は君にとって特別なものになっていったんだよ。
>ボクが花のためにツイヤシタ時間…。

>ヒトはそういう大事なことを忘れている。でもね、君は忘れちゃいけないよ。君は君の花に責任があるんだ。
>ボクはボクの花にセキニンがある…。


麦畑の色を見て、あなたは何を思い出すでしょうか。静かな夜に空を見上げて、たくさんの星の中に、あなたの大切なものが見つかるでしょうか。

おしまい。

今日の表現:
「大切なものは目に見えない。」
Lo importante es invisible a los ojos.
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ボクのバラ

2005-10-23 | EL PRINCIPITO
キツネは王子さまに、もういちど薔薇の園に行くことを勧めました。こんどはきっと、王子さまの花がたったひとつの花だということがわかるだろうと。。。

>バラを見に行ってから、さよならを言いにまたおいでよ。そのとき、君にとっておきのプレゼントがあるんだ。

と、キツネは言いました。

王子さまは、5000本もあるバラを再び前にしました。そして、ここにある美しいバラは、王子さまの星にある美しい花と、見かけは同じでも違うのだということがよくわかりました。

>ボクが、ボクの花を大切に思うのは、ボクが毎朝水をあげ、毎晩ガラスのフードをかけて守ってあげたからなんだ。だってボクのバラなんだもの。君たちとは違うよ。君たちもたしかに美しいけれど、ボクにとっては何でもないんだ。キツネもはじめはなんでもないキツネだったけれど、ボクと仲良しになったんだよ。特別なんだ。

王子さまはそう納得してから、キツネのところに戻りました。

>さようなら。

>さようなら。そうだ、君へのプレゼントはね、「心でものを見る」という言葉だよ。大切なものは目に見えないんだ。

つづく。

今日の表現:
「だってボクのバラなんだもの。」
Porque es mi rosa.
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親しくなる方法

2005-10-15 | EL PRINCIPITO
王子さまは、あまり時間がなかったけれど、どうしたら親しくなれるかを聞きました。それには「忍耐」が必要なのだとキツネは言い、親しくなる方法を教えてくれました。

>はじめは、君はボクから離れた草の上にすわるんだ。ボクは君を横目でこっそり見る。何もしゃべってはいけないよ。ことばってのは誤解のみなもとだからね。だけど一日ごとに君は、ちょっとずつボクの近くにすわるようになるんだ。

王子さまは毎日、決まった時間にリンゴの木のところに行き、辛抱強くキツネに近づきました。キツネはその時間が近づくとわくわくするようになりました。ヒトの足音はどれも同じだったのに、王子さまの足音だけは特別な、音楽のように聞こえるのでした。そんなふうにして、王子さまとキツネは親しくなり、とっても仲良しになりました。

でも、別れのときが近づいてきました。

>泣きたいよ。

さびしそうに言うキツネに、王子さまは答えました。

>君のせいだよ。ボクは君を悲しませるつもりはなかったんだ。親しくなろうって言い出したのは、君のほうだったじゃないか。

>そうだよ。

>でも、泣くんだろう?

>もちろん。

>それじゃ、何もいいことはなかったじゃないか。

>そんなことはないさ。麦畑を見るたびに、君のことを思い出せるよ…。

つづく。

今日の表現:
「君のせいだよ。」
Es tu culpa.
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