青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

『エドワード・ゴーリーを巡る旅』(横須賀美術館)

2024-09-08 09:32:25 | 日記

ドライブがてら、横須賀美術館で9月29日まで開催されていた『エドワード・ゴーリーを巡る旅』を見に行っていました。これが私たち夫婦の最後の夏遊びでしたね。この日もコメガネは欠席。コメは友達と新江ノ島水族館に行っていました。










『エドワード・ゴーリーを巡る旅』は、全国を巡回する企画展で、今は奈良で開催しているのだったかな。絵本好きの方は地元で開催されたら見に行かれるといいと思います。


エドワード・ゴーリー、日本ではどのくらいの知名度なのでしょうね?
企画展室は撮影禁止で、外にも撮影できるパネルなどが一つしかなかったので、パンフの画像を載せておきます(小さな鞄で行ったので畳み皺が目立ちますが)。






もしかしたら、名前は知らなくてもイラストは観たことがあるという方もいるかも?
お洒落なイラストなので、館内も若いカップルが目立ちましたね。後は年配の夫婦連れとか(私達とか)。ゴーリーはストーリーがアレなんで、子供連れは少なめでした。


撮影可のパネルはこれだけ。
東京都美術館の『デ・キリコ展』も企画展室内は撮影禁止でしたが、外に記念撮影できるパネルや複製画などを複数置いてくれていたのが良かったので、横須賀美術館もそういうサービスを増やして欲しいと思いました。

エドワード・ゴーリーは、独特の奇妙な(残酷な)世界観とモノトーンの緻密な線画がお洒落で、大人向きの絵本作家と言われています。
日本では『うろんな客』と『不幸な子供』が有名みたいですね。私などはその二作しかよく知らなかったのですが。
ゴーリーの作品は、子供が惨い目に遭いっぱなしのバッドエンドで、読後感が憂鬱なものが多い印象です。
実は私、ゴーリーの絵は大好きなのですが、ストーリーは苦手なのですよ。子供が加害される話は辛い。最後まで救いが無いし。でも、絵はすごく好き。

今回の『エドワード・ゴーリーを巡る旅』には、ゴーリーがテキストとイラストの両方を手掛けた主著以外に、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスター等、ゴーリーの記念館「ゴーリーハウス」で開催してきた企画展から約250点の作品で再構成されています。
観ていて目がショボショボになるほど細密な線画で、描き込みが多いために「黒」の印象が強いです。たまに余白が多めのイラストを見ると、ちょっとホッとするくらい、気が付かぬうちに物凄く集中して鑑賞していましたね。
そんな感じでゴーリーの作品そのものはとても良かったです。
でも、展示の仕方はちょっと不満がありましたね。
途中、同じところを折り返しで行ったり来たりしなくてはいけないところがいくつかあって、それが地味に興を削がれるというか。建物の作り的に仕方ないのかもしれないけど、展示作品はなるべく一通で閲覧出来るようにして欲しいと思いました。

『エドワード・ゴーリーを巡る旅』の展示会場を出てから、常設展やほかの企画展を見て、ミュージアムショップでお買い物をしました。





・・・このミュージアムショップ、室温が高過ぎ💦
省エネかもしれませんが、ゆっくりお買い物させる気がないのかと。幸か不幸か『エドワード・ゴーリーを巡る旅』関連グッズがそんなに置いていなかったので、室温が適温でもあまり買わなかったかもしれませんが・・・。
ゴーリーのイラストはお洒落だから、ステーショナリーやランチボックスなんかが置いていたら買ったと思うのですけど。や、ステーショナリーは少しだけ置いていましたが、ちょっと使いづらいサイズだったので、買いませんでした(文句が多い)。
でも、絵本はたくさん置いていました。ゴーリーは絵本作家だから、絵本がグッズみたいなものでしょうかね。
小学校低学年くらいの子供が選んだ本を見て、「それは子供がひどい目に合う話だけど、大丈夫?」と聞いていたお母さん(らしき保護者)がいて、そうだなぁと考えさせられました。子供の興味にあれこれ言いたくはないけど、年齢にふさわしくないものはフィルタリングしたいし、この辺の塩梅は難しいですね。


絵本『ジャンブリーズ』と、『うろんな客』の缶バッジを買いました。


帯をとったところ。
著作権的に中身を撮影してネットにアップして良いか分からないので、外側だけ載せます。言葉の意味はよく分からないけど、10人のジャンブリーズの珍奇な旅模様がとにかく可愛いのです。

今回は、図録は買いませんでした。絵本は今後集めるかもしれません。




別館の谷内六郎館を見学してから、横須賀美術館をあとにしました。




美術館を出てから、向かいの観音崎公園を散策する予定でしたが、あまりの暑さに断念。
少し遅めのお昼ご飯を『はま蔵』で食べました。






夫が天麩羅定食(穴子メイン)で、私が海鮮丼です。単品で白身魚のフライも頼みました。このフライが一番美味しかったです。何の魚だろ?
「はま蔵」は、リーズナブルな価格で美味しく、店員さんの感じも良かったです。横須賀には毎年行くので(なんなら地元江の島より行っているので)、次回も「はま蔵」で食べようかなと思いました。


これは、同日にコメがえのすいで買ってきたお土産。お父さんとお母さん、何も買って来なくてゴメン。

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