ちょっと体を壊しまして、前回の更新から間が空いてしまいました。鎌倉観光のその2です。今回はBAM英国アンティーク博物館。
鶴岡八幡宮を出て、若宮大路を鎌倉駅の方に歩くと、1分ほどでBAM英国アンティーク博物館に着きます。
隈研吾が建築した建物は、モダンな外観でアンティークな感じはまったくしませんが、そこはあえてなんでしょうね。
実は私、この博物館のことは存在すら知りませんでした。
娘コメガネが美術部員で、作品のネタに撮影しに行きたいと言っていたのですが、私も夫も全然期待していなくて。でも、館内に入れば本物のアンティークの数々に魅了され、行って良かったと思ったのでした。豊かさとは、時間の蓄積なんですよ。
入り口には、本物のロンドンタクシーと電話ボックスが展示されています。
ロンドンと言えば、シャーロック・ホームズ。
細い階段を上って移動。
館内は、一階がミュージアムショップ、二階がジョージアン時代の銀器の間、三階がシャーロック・ホームズの部屋、四階がヴィクトリア時代の調度品の間になっています。
まずは二階から。
薄暗い部屋にひしめくジョージアン時代の銀器たち。
こんなに数が多いと、毎日ピカピカに磨き上げるのが大変でしょうね。
銀器はデザインの美しさ以上に、日々のメンテの手間暇に豊かさを感じます。手入れにかける時間とコストを惜しんでいては、文化も芸術も死んでしまいます。カズオ・イシグロの『日の名残』を思い浮かべたりしました。
階段を上って上って三階へ。
三階は、おそらく一番人気であろうシャーロック・ホームズの部屋です。
コナン・ドイルの書簡や私物、ホームズの部屋の再現などが展示されています。
ホームズって大男なイメージでしたが、ベッドは案外小さいんですね。
四階はヴィクトリア時代の調度品の間。
「エキスパート社」の最上級モデル、世界最高級の蓄音機。
贅沢な部屋の中に、贅沢なミニチュアの部屋が置いてあるのが印象的でした。
私、ミニチュアに弱いんですよね。人形サイズになって、中に住んでみたいです。
展示物を一通り見て回った後は、一階のミュージアムショップでコメがお買い物をするのを待っていました。コメさん、色々買いこんでいた御様子。美術部の作品のネタも拾えたようで、コメ的にはここでやり遂げた感満々でしたが、観光はもう少し続きます。
次のブログでは、小町通り散策から極楽寺周辺についてまとめます。