青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

第22回日本の自生アジサイ展(大船フラワーセンター)

2021-05-31 09:02:22 | 日記

先週末に、鎌倉アジサイ同好会主催の「日本の自生アジサイ展」に行ってきました。

展示会場は、大船フラワーセンター園内奥の第一展示会場。
まずは、会場前に置かれている鉢から観賞しました。




















この日は、見ての通りの曇天でした。
大船フラワーセンターは、おかめ桜や玉縄桜などを見に行った時(2021年3月8日の当ブログ)にも曇り空で、その時は残念に思ったのですが、紫陽花はむしろ薄暗いくらいの天気の方が風情があって良いと思いました。

一通り見て回ってから、会場内へ。
普通に鉢植えになっているものから、寄せ植えになっていたり、苔玉と組み合わされたりしたものなど、様々の紫陽花が展示されていて、思わず感嘆の声をあげてしまいました。


















































































藤沢えびねやまゆり園で貰ってきた宣伝カード(2021年4月19日の当ブログ)には、今回はコロナ対策として展示・販売の規模を小さくする予定とのことでしたが、それでもなかなかの見応えでした。見に行ってよかったです。
本当に素晴らしい展示会だったので、撮った写真全て載せたいくらいですが、このくらいで。


販売コーナーでヤマアジサイの苗を二株購入しました。
左が「中広剣弁」、右が「藍姫」です。
お会計の時に育て方の説明書きを貰えましたし、会場内で同好会の方から剪定の仕方の説明をしていただけました。


館内を二周見学してから退出しました。
その後は屋外や温室の植物を見ながら散策。花菖蒲や百合が美しかったです。
ですが、自生アジサイ展の画像だけで結構な枚数になったので、今回はこの辺で。
それ以外の植物の画像は、次回のブログでまとめようと思っています。
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梅雨の走りの散歩道

2021-05-28 08:54:15 | 日記
梅雨の走りという言葉がピッタリのぐずついた天気の日が続いています。
昨日は特にしっかりとした雨脚だったので、過湿に弱いアマリリスの鉢を軒下に下げました。もう花も終わったし、本格的な梅雨入りまであと少しなので、梅雨明けまでこのままにしておこう。

以下、雨天以外の日に散歩道で撮りだめた植物の画像をまとめました。
片手に傘、片手に凜のリードではなかなか写真も撮り難いので、梅雨明けまでは植物の写真が減ると思います。


オオツルボ。


ブラシノキ。
ハナマキともいうそうだけど、ブラシノキの方が面白い。


スパニッシュ・ブルーベル。


コウヤカミツレ。


シャリンバイ。


ツタバウンラン。


マツバギク。


ムシトリナデシコ。




カロライナジャスミン。


ハナビシソウ。


ペラペラヨメナ。
変な名前……。




アヤメ。


フランスギク。


ナデシコ。


リムナンテス。


ビオラ。




紫蘭。


ユーフォルビア・ポリクロマ。
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凜のフィラリア検査と梅雨前の庭2021

2021-05-24 09:10:51 | 日記

日曜日は最近にしては珍しく天気が良かったので、玄関前や庭の花を撮影してみました。


去年の母の日に娘コメガネがプレゼントしてくれたヤマアジサイが開花中。
たくさんの花房がついているために細い枝が撓んでいます。


こちらは、今年の母の日にコメガネから貰ったカラーです。


6年前の母の日にコメガネから貰ったハイビスカスです。


レモンの花は爽やかな香りが魅力です。


ランタナ。
うちのは黄色い花と赤い花なんですが、今はたまたま赤い花ばかり。


チェリーセージは一度刈り込んだのですが、それから一月くらいでもうモッサリしています。強い。


シロタエギク。
モンスターが這い出てきたように見えます。




姫空木。




アリストロメリア。




玄関側の朝顔の芽が出てきました。


朝顔は庭のプランターにも蒔きました。






友人から種をもらった姫ヒオウギが花を咲かせ始めました。
玄関側に蒔いたヒオウギも同じ友人からもらったもの、こちらの開花は秋です。


柏葉紫陽花も少しずつ花が咲いてきました。


満開になると房が垂れてしまうので、このくらいの時が一番綺麗です。


フウセンカズラの芽。


フウセンカズラは、ネットの下にも直に蒔いてみました。
雑草が目立つのでわかりにくいですが、いくつか芽が出ています。






ジャーマンアイリス。
今年はポツポツと時間を開けながら八輪咲きました。


二階の私の部屋の出窓。
クリサンセマム、ヘリクリサム、コスモスの育成中。


クリサンセマム。
種から育てるのは初めてだったので、こんなに発芽すると思っていませんでした。そうと解っていたらもう少しポリポットの数を増やしていたのですが。


ヘリクリサム。


コスモス。
クリサンセマム、ヘリクリサムより二週間くらい後に蒔きました。


二階の窓から見た夏椿。
画像だとわかり難いのですが、たくさん蕾が付いています。


そろそろフィラリア予防のシーズンですので、凜ちゃんを血液検査に連れて行きました。


体重は9.8㎏と雌にしてはややぽっちゃりですが、血液検査の数値は問題なし。
今年も年末まで月一でフィラリアの予防薬を飲ませます。






天気の悪い日が続いていたので、屋外で凜の写真を撮るのは久しぶりです。


室内で撮るとだいたい寝姿になってしまう。


『ダーウィンが来た!』を視聴する柏です。
柏は、我が家のしっぽ隊の中で一番集中力があります。コメガネも見習って!
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旅の終わりに

2021-05-20 08:43:56 | 日記
マイケル・ザドゥリアン著『旅の終わりに』

“より美しいのはどちらか、
明けの明星か、宵の明星か?
朝焼けか、夕焼けか?
道と向き合い、日の歩みが影を消してゆくときか、
それとも、人生の景色がすべて背後に広がり、懐かしい場所となって
遠くにきらめき、甘い思い出の靄に似てふわりと立ち上り、ひときわ大きく
目に映る、儚いそのときか?

――ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー”

“世界はまた訪れたい場所だらけだ。
             ――フォード・マドックス・フォード”

末期癌患者のエラは、認知症の夫ジョンと共にキャンピングカーに乗って人生最後の旅に出た。
ミシガン州→インディアナ州→イリノイ州→ミズーリ州→カンザス州→オクラホマ州→テキサス州→ニューメキシコ州→アリゾナ州→カリフォルニア州。
現在地から最終地点まで、ルート66に乗って夫妻ゆかりの土地を訪ねていく。

二人の間には大切な約束があった。エラは最終地点のカリフォルニアでそれを果たすつもりなのだ。
ルート66は新道が出来たために廃れた道路だ。その沿線の街もまた。
まるで、チェーン店のようにどこの街にもある〈ルート66ダイナー〉。古いガソリンスタンドの看板。ピンクのネオンとクロームメッキに彩られたジェームズ・ディーンだの、エルヴィスだの、マリリン・モンローだのの写真。陳腐な博物館や記念館。異臭のする小汚いモーテル。心躍るものは殆どない。

認知症のジョンは、しょっちゅう記憶を飛ばしては、「ここはどこだ?」「おまえは誰だ?」を繰り返す。下の始末に失敗したり、急に声を荒げたり、迷子になったり。ひどい時にはエラを置き去りにして車を発進させたりもする。
エラ自身も、薬で吐き気や痛みを抑えないといけない身だ。エラの体は、まるで歴戦の勇者のようにこれまで受けた手術の痕で傷だらけだ。

“「名前は?」
「リリアン?」
手を引っ込める。なんてやつなの。リリアン?「だれよ、リリアンって」
答えない。混乱しているのだ。かまうもんですか。「訊いているの。だれ、リリアンって」
「さあ」
なにがどうなっているんだか、わからないけど、ぎゅっと首を絞めてやりたい。浮気をしたことがあるか訊くと、あれば、今ここにはいないさ、というのがいつも彼の答えだった。ほんとだかどうだか。「だれよ、リリアンって」ともう一度訊く。
「おれの女房だろ」
「いいえ、違います。あなたの女房はこのわたし。エラ」
「リリアンだと思っていた」
「結婚して六十年よ。なのに名前も思い出せないなんて、どういうことよ」”

作中で、こんな風に噛み合わない会話がたびたび繰り広げられる。
エラのめげない態度のおかげでコミカルな印象だが、自分が同じ立場になったらと思うと気持ちが塞ぐ。
それでも、夫妻にはこの旅が必要なのだ。
医師の許可なんていらない。
娘と息子からは、携帯電話で戻って来いとせっつかれたり、クレカの使用歴を辿ってどこにいるのか探られたりするが、引き返すつもりはない。
エラはジョンが人生で最も恐れていた事態を回避するために、残りの人生のすべてを賭けているのだ。

終末期医療も、老人ホームもまっぴらごめん。
だって夫妻は見てきたのだ。ジョンの母や友達がそこでどんな最期を迎えたのか。

“放射能を浴びるとどうなるか。どんなひどいことになるか。効果という名の破壊がどんなものか。説明されるまでもない。それでやられて死んでいった友達や親類を、いやというほど見ている。病気のせいではなく、病気を治すための治療とやらで。”

夫妻の長年の友人だったジムの最期はひどかった。
酷い臭いのする廊下を辿って見舞いに行っても、ジムはエラたちのことが分からない。日がな一日車椅子に乗せられて、涎を垂らして、うなだれて。話しかければ顔は上げるものの、ただ声のする方を向くだけで、その眼は何も見ていない。
そんな友人に会いに行くのは、ジョンにとって苦痛以外の何物でもなかったのだ。ジョンの母親もまた、老人ホームでそんな風に死んでいったから。

“老人ホームを出ると、ジョンは車の中で、またいつもと同じことを、わたしに言った。「ああなるくらいなら、おれは銃で自分の頭をぶち抜くよ」この日は、それだけじゃなかった。わたしの手をぎゅっと握って、「約束してくれ、エラ。あんな場所には、ぜったい入れないと、約束してくれ」
向き合って、約束したのよ、そのとき。”

最期の夜は一睡もできなかった。
旅はこれでおしまい。
百点満点とはいかなかったが、何とかやり遂げることが出来そうだ。やれやれ、と安堵する。
周囲にどう思われるか、気にならないわけではないけど、法律関係も含め、出来る限りの始末は済ませてきた。
正気の沙汰じゃないと思われるかもしれない。でも、夫妻は若い頃から、ローンや仕事、子育て、家事、病気、人生で起こる諸々のことを全部二人で決めてきたのだ。
一緒に人生を作ってきたのだ。愛し合って生きてきた二人が、死んでも一緒にいたいと思うのは当然のこと。

“「ひとりになんて、しやしないさ」
「はなればなれは、いやよ」
「だいじょうぶ」”

こんなに優しい死出の旅があるものなのか。
強盗に襲われかけたり、エラがディズニーランドで倒れたりと色々アクシデントはあったけど、二人が出会ってから現在までの人生を心穏やかに遡って行った旅だった。
夜、キャンピングカーを留めては、家族のスライドを眺めた。
二人だけの時もあれば、行きずりの人が参加することもあった。夢に昔住んでいた小さな我が家やまだ若かった自分たちが出てくることもあった。キャンピングカーを走らせながら、ふとした時にジョンや子供たちとの思い出が浮かぶこともあった。

“クライマックスで、話はおしまいということ。ほんとうに素敵な旅だった。とても楽しかった。出かけず、あのまま家にいたら、すぐにもっと状況は悪くなっていたと思うの、間違いなく。もっとずっと辛い思いをしていた。現代医療とやらに、尊厳を踏みにじられて、ひとつも病気はよくならず、しまいには見放されて自宅に戻って死ぬしかない。残されたジョンは、自分の願いとは裏腹に、施設に入れられる。最後の、さらに惨めな一年だか、二年だか、三年だかを、どんどんひどい状態になりながら、過ごすことになる。
そんなの、悲しすぎるじゃない。ふたりとも、はなればなれ、そうなってしまうのよ。こうやって話を終えなければ。信じられないかもしれませんけどね、これ、いまのわたしたちの姿、これこそが、ハッピーエンド。”

エラとジョンは、二人だけのハッピーエンドまで走り抜いた。
この本のラストについては賛否両論だと聞いているが、私は賛の方だ。
子供たちへの思いやりには欠けるし、病院や施設で死ぬよりも多くの人の手を煩わせることだろう。それでも、労働者階級に生まれ育ち、互いの実家よりは精神面でも金銭面でもゆとりのある生活を手に入れるまで、力を合わせて頑張ってきた。愛情たっぷりに育て上げた子供二人は、もういい年をした大人だ。最初で最後の大きな我儘として認めて欲しい。

私はエラたちの子供たちと同世代なので、子供たちの言い分はよくわかる。
が、彼らが羨ましくもある。両親が愛し合う姿を当たり前に見て育ってきた人生なんて、ちょっと泣けるほど羨ましい。特にケヴィンは泣き虫で手のかかる子で、40過ぎた今でも面倒くさいところがある人だけど、お母さんが頼れる人で良かったなぁと。両親の仲が良いって、子供にとって最高のギフトなのではないだろうか。この家族、本当に羨ましい。
ハッピーエンドの向こう側で、シンディとケヴィンは泣くことになるけど、何年後でもいいから、両親が遺したスライドを見て、幸せな夫婦、幸せな家族だったことを思い出してくれたらと思う。
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蓬、尿路結石を患う

2021-05-14 08:33:32 | 日記

3月に蓬が尿路結石を発症してから、約2ヶ月が経ちました。
右のハチワレ猫が蓬で、左の錆猫が妹の柏です。

3月はちょうど蓬&柏の4歳の誕生月だったのですが、お祝いどころではなくなり……。
尿路結石は桜も17年の7月に発症していて、その時は「血尿!重病!?」ととても驚いたのですが、今回はその時の経験があったので、慌てずに対処することが出来ました。


紙袋に入っている場合じゃないです。

とりあえず、その日は桜が食べている下部尿路疾患用の療養食を与え、翌日に動物病院に連れて行きました。
尿検査と血液検査の結果、やはり尿路結石とのこと。
背中から尿の出やすくなる液体を二本注射してもらい、先生と助手の方とで強制的に排尿をさせて帰宅。
水でふやかした療養食を与えながら、様子を見ることになりました。




暫くは血尿と頻尿状態が続いていましたが、その週のうちに尿に血が混ざらなくなり、排尿の回数もいつも通りに戻りました。


今ではすっかり落ち着いて、数値も正常に戻りました。ヨモさん、良かったね!






のんきに大あくび。


バケツに入る。


その時、桜は段ボール箱の中。


並べておく。
微妙に視線がずれているのですが、それぞれどこを見ているんでしょうね。


兄妹で頬を寄せ合っています。




3匹は暑さ寒さ関係なく猫団子。


ヨモさん、お顔だけ見るとデブっぽいのですが、体重は4.4キロとそこまで肥えているわけじゃないのです。


でも、桜よりはだいぶ大きい。






背もたれに乗るのが好き。


柴犬の凜ちゃんも参加。


柏の写真が少なかったのでもう一枚。
香箱座りでも目つきが怖い。
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