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23日に夫と湯河原観光を楽しんできました。
娘コメガネが23日・24日に修学旅行(京都・奈良)で、出発日の朝に集合場所の小田原駅まで車で送ったのですが、そのまま帰宅するのも勿体無いということで。
コメガネさんの修学旅行は、元々は五月に二泊三日のはずだったのが、コロナの影響で二度に渡る延期になり、最終的には一日減らして、現地ではタクシー移動になってしまいました。
泊まるホテルもなぜか大津なので、移動にかかる時間を考えたら、いっそのこと滋賀県内で修学旅行をすれば良かったのではと思っています。
それで、私たちの湯河原観光ですが。
ちょうど「梅の宴」の期間中とのことなので、幕山の湯河原梅林をメインに見て回ることにしました。
移動コースは、不動の滝→五所神社→湯河原梅林→しとどの窟です。
まずは不動の滝。
1931年に「湯河原沸石」という新鉱物が発見されたことで有名な滝です。
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滝の左には身代わり不動尊、右には出世大黒尊が祀られています。
滝から結構離れたところに柵があるので、観光サイトのような至近距離では撮れませんでした。が、高低差15mと小さめの滝のわりに水量は豊かなので、見栄えは良かったです。
あと、早朝なので滝の正面の茶屋は準備中でしたが、新緑の美しい季節に甘味や軽食を楽しみながら滝を眺めるのは楽しそう。
お次は、五所神社。
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約1300年前に創立されたパワースポットです。
源頼朝の伊豆挙兵の際に、地元の豪族・土肥次郎実平が戦勝祈願に刀を奉納しました。
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明神の楠。
推定樹齢850年の御神木で、健康や長寿の力を与えてくれるそうです。
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梅も咲いていました。
境内の各所に七福神の石像が建っています。
メインの湯河原梅林に移動。
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入り口の案内所には七分咲きの札が出ていました。が、観た感じでは、そういう樹もあるけど、全体としては二~三分咲きといったところでした。
でも、この日は天気が良くて、花がいっぱい咲いている樹が多い場所は本当に綺麗でした。
それに、本格的に咲き出すころにはもっと観梅客で混雑しそうなので、早めに見ておいて良かったかもしれません。
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斜面の梅林なので、見栄えが良く、また、結構な運動にもなりました。
本格的な登山スタイルで遊びに来ているお客さんが多かったですが、そこまで急斜面でもないので、滑りにくい靴とズボンなら街歩きのような服装でも大丈夫。私たちはまさにそんな服装でした。
私たちは梅の咲いている辺りまでしか登りませんでしたが、もっと上の方では、幕岩でロッククライミングを楽しんでいる人たちもいましたよ。
この後足湯と海鮮を楽しめるお店に行くつもりだったのですが、あいにくお休みだったので、しとどの窟に移動しました。
しとどの窟は、梅林から不動の滝まで戻って、そこからさらに車で30分ほど登った山奥に位置していました。
地図のイメージよりだいぶ遠かったです。道を間違えたのかとちょっと心配になったころに駐車場につきました。
バイカーの姿を多く見ましたが、中には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のファンらしき年配のご夫婦や家族連れもいました。
しとどの窟は、源頼朝が1180年に石橋山の戦いに敗れて、大庭景親ら平氏軍から身を隠したと言われる洞窟です。
内部には「土肥椙山観音像群」と呼ばれる石仏が並んでいます。
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駐車場から少し歩いたところに窟に降りる坂が見えます。
ここから窟まで長い下り坂が続くので、歩きながら帰りは大変だろうなと思いました。
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窟の手前に来ると少し上りになります。
この日は気温が高めで、梅林では汗をかくくらいでしたが、この辺りは指が冷たくなるくらい空気が冷えていて、地面には霜柱、岩肌からはつららが見えていました。
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到着。
先に梅林を散策した上に長い下り坂を歩いたので、かなり疲れました。でも、頼朝たちは一戦終えた後に鎧姿でここまで歩いたんですよね。夫と「佐殿たちすごいよな~」と感心していました。
戻りの道は予想通り大変しんどかったです。
マスクして歩いている分呼吸がし辛く、鼻水が出てきて往生しました。
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この日は祝日なのに、湯河原は休業の食事処が多くて(洋食屋やラーメン屋などは開いていたのですが魚が食べたかった)、結局真鶴で昼食を取りました。
海鮮丼を頼むつもりでしたが、この日の日替わり丼は、真鯛・太刀魚・はまちだと言うので、それにしました。
太刀魚の刺身を食べるのは初めてでしたが、身がしまっていて美味しかったです。
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真鶴漁港。
13時半ごろに現地を出ました。が、西湘バイパスの工事の影響で渋滞していて、家に着いたのは18時過ぎでした。気のせいかもしれないけど、あの辺り四六時中工事しているような。
景色も食べ物もよく、県内なのでもっと遊びに行きたいのですが、帰りに毎回渋滞に巻き込まれるのがネック。何とかならないものかなあ。
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お土産は、梅林付近で買った柑橘類です。
地元で採れたゴールデンオレンジ、はやか、水晶ぶんたん、はるかの四種。