Ninth Street Espresso 行きつけにしたいお店

アメリカに行く前からも、来てからも、日本酒の輪を伝って、いろ～んな方がアメリカ情報を教えてくれます。

美味しいお店だったり、酒屋さんだったり、ネット上での通販情報だったり。
自分一人だったら知りえなかったであろう色んなことに、ホントに、いつも、感謝です！


そんな中、日本酒に特化せず、いろんな事に多感な方から、とっても興味深い情報をいただきました。


Ninth Street Espresso (HP)　という　エスプレッソ　のお店。

もともと、挽き立て炒れ立て珈琲は大好きだし　（そう謳ってても缶珈琲はお断り）、
一時期エスプレッソにもハマりかけたけど、とことんまで行くことはなかった。

とはいえ。
“業界筋では、今NYで一番のエスプレッソを提供するお店との呼び声が高い”　
というのであれば、せっかくニューヨークに来てるんだし、かなり興味津々！


ちなみに、HPを調べてみると、マンハッタンには2店舗あり、もうすう3店舗目ができるとか。

初めてＮＹをブラブラした時に、まず行ってみることにしたのは　チェルシーマーケット　の店舗。

 
外が工事中だったからだろうか、見た目はボロい感じの茶色い建物。
ホントにこの中あるんかな～、と怪しげに入っていくと、中は一転！すんごいオシャレなのだ。
横浜の「赤レンガ」・・・みたいな雰囲気だけど、もっと意外な広い空間が広がってる感じ。

入口から奥へずんずん歩いていくと、あったあった♪　あのロゴだ！


この店舗は、椅子やテーブルはなく、カウンターのみ。（周囲に休憩用椅子があるので、そこで飲める）
 
それでも、この人だかり！！
さすが、NYでも注目を浴びているお店だけあるんだろうか。

エスプレッソは　$2.5　。かなり良心的。

スタバみたいに、いろんなサイズがあったりするんじゃなく、
この一価格のみっていうのが、逆になんだか良い感じ。


んが。

この日、このお店にたどり着くまでに、東京のような炎天下の中を2時間ほど歩いていたワケで・・・。
汗はダクダク、喉もからからだったワケで・・・。

ついつい　冷たいラテ　を頼んでしまったぁーーー（涙）。


だけど、それでも、びっくりするくらい美味しい！

砂糖は入っていないんだけど、エスプレッソの苦味とミルクの甘味が、お互い引き立てあってるというか。
珈琲の味もミルクの味も濃厚。
そして、氷がぜんっぜん溶けないから、水っぽくならずに冷たいママ。

いやー、マジでうまーい！！


だがしかし。
お燗酒を愛するものとしては、夏の暑い時期でもお燗を愛するのと同じように
やっぱし熱々エスプレッソも、いっとくべきだろう。


ということで・・・じゃなくても行くつもりだったけど、別の日に、もう一店舗に行ってみることに！！

イーストビレッジ　の端っこにあるこのお店が本店なんだとか。
（この辺りって、女の子が一人で歩いちゃいけない界隈なのかな？　なんか雰囲気がアヤシイ・・・）
 
マンションか何かの建物の１Fにある路面店で、テラスではお客さんが既に休んでる。

店内は真っ赤な壁に、モダンな装飾だけど、とっても落ち着ける。


エスプレッソを入れる時の音「シューー！プシューーー！！」って音をまったり聞きながら・・・

今度こそ本命！

写真のせいでカップが大きく見えるけど、ちゃんと　エスプレッソ　です（汗）。

いつもはブラックだけど、先生の教えに従って（？！）、砂糖を入れてみる。
が・・・けっこう入れたつもりなのに、全然甘くならない！！

酸味がすんごーーいある濃厚さで、ガッツン！！ってくる味わい。
竹鶴三位一体みたいに目が覚める！！

でも、最後の一口に、底に溜まった砂糖と一緒に味わうと・・・ショコラだ～～～。
しかも不思議、汗がすーーっと引く感じ。
いや、実際は引いてはいないんだけど　「あぢーー」　って感覚が納まるのだ。



さてさて。
こうも美味しくて楽しいと、ちょっとハマってみたくなってしまう。
さらに別の日に、時間を作って、再びチェルシーマーケットの方へ。

ラテ、エスプレッソ・・・と来たら、やっぱし試してみたいのは。

カプチ～ノ　なのだ。

店員さんが、素早い手つきで、ふわ～～っとカップに注いで、パパパっと目の前でこういう模様を作ってくれると、
他のお客さんも集まってきて、
「わーお！」
「芸術だね！」
ってワイワイ。

そして　「どうぞ、ミス。」　って差し出されると、
・・・まるで観客の前でマジシャンが花束をくれたシチュエーションみたいで、なんだか照れる～～。

このカプチーノも、もちろん砂糖は入れずに飲んだのだけど、
ほんとに珈琲の酸味が、逆に他のもろもろの甘味を引き立ててくれる感じ。

それに、無くなっていく様をみているのも楽しいのだ♪

ちょっと飲んだ後はもちろん。


もう最後の一口くらいの量になっても、カプチーノの模様は健在。


一番最後は、この模様だけ「ズズっ」と飲み込んでしまう感じ。


ちなみに、どちらのお店にもあった表示によると
STUMPTOWN　COFFEE　という珈琲を使っているみたい。（HP）
　

真夏にこそ、熱々で美味しい珈琲が飲めるお店、
マンハッタンにいる間に、このお店は、もう何度か通ってしまいそう～。



[お店情報］
・700 East 9th Street (Between Ave.C & Ave.D)
・75 9th Avenue (Between 15th & 16th st.)
・341 10th Street (Between Ave.A & Ave.B)　←8月未明OPEN予定