わ（吉祥寺）で 日本酒とホルモン

久々に肉を食べた。
肉というより ホルモン焼き 。

いつもは、基本的に日本酒に合う肉しか食べないから、
炭火でじゅーっ、という焼肉は半年ぶりくらいか。
焼肉屋というと焼酎は置いてあるが、日本酒が少ないし
あまり沢山肉が食べられなくなってきて、最近足が遠のいていたのだ。（もう歳だわぁ。）

でも、ここのホルモン焼きは最高にウマイ！
ホルモンとビールだけを楽しみに来てもいいくらい。

わ

という一文字だけの店名。



エントランスは、なんともあっさり。
初めて来た時は、気付かず通り過ぎてしまった。
看板はなく、木の扉に 「わ」 と彫ってあるだけ。

もしくは、右上にオレンジ色の名刺が飾ってあるのが、上の写真でわかるだろうか？
拡大すると↓ 。


店内はカウンター１４席のみ。
１７時オープンと同時に予約の電話を入れないと入れない、という感じ。
この日も予約の電話を入れ、１８時に入店した。
予想通り、既にお客さんと予約席で満席状態。
でも、それだけおいし～いのだ。


ここは店長も、ある意味名物。（後姿のお兄さん）

ちょっと関西弁？がまじっている、とっても気さくで元気な方。
食材への探究心と、お客への誠心誠意が伝わってくる。
つかず離れずのいい具合に接客してくれるので、初めてお客さんでも居心地がいいに違いない。

しかし、残念なのが、ここのウリは焼酎なのだ。
この日も、店長の開口一番 「ビールにします？焼酎？梅酒？」

しかし私は一応日本酒派。「日本酒ないんですか？」と聞いたら
店長 「今日だけあるんですわ～～。」 

スバラシイ！！

「後で頼みます！」とだけ言っておいて、
とりあえずは生ビールと 塩豚 （正式名はもっと長かったけど忘れてしまった）を注文。


焼かなくても食べれるらしいが、表面を ささっ と炙って食べる。

ベーコンというか生ハムみたい！！

炙りすぎず、さっと火を通すくらいで、良い塩加減さが分かる。
これは、この日からメニューに加わったとのこと、ヒット間違いなしだろう。

正直言って途中から切り替えた、 利八 という芋焼酎と合う・・・。

利八は、「 “まったりしてて、芋くさ～～” という感じの焼酎をください」
といったら、店長がチョイスしてくださった。

他にも、角切りハツ や ギアラ や 心臓ベン や アスパラ 等など。


やっぱり、牛肉などの焼肉よりも、ホルモンの方が断然好き。
「わ」のホルモンはまったく臭みがなく、見た目の艶やかさで新鮮だと分かる。

しかも、お酒もホルモンも、全部全部　５００円！！

オッドロキの価格だ。
くどいようだが、500円だからと言って、変なホルモンを出しているわけではない。
本当につやつやてかてかの、美味しいものばかりなのだ。
この価格でこの美味しさは、ありえない・・・（ここに在るけど）。

さて、店長が 「今日だけあるんですわ！」と仰っていた日本酒は

尾瀬の雪解け 特別本醸造


今日だけでも、あってよかった。
大っきなグラスになみなみと注いでくださった店長。

ちょこっと瓶に残ってしまったが、 
「残り全部飲んじゃっていいっすよ。」

「まじっすか！！」

なんて気前の良い店長だろう（感涙）。
しかも写真を撮ろうと構えたら、そっと私の方に瓶とグラスを寄せてくださった。

そういえば、焼肉屋で日本酒を飲んだのは初めてだ。
いつもは純米派だが、なるほど、ホルモン焼きとなると、いつもの香りがたつ純米酒はくどいのかも。
でもこの 尾瀬の雪どけ は、純米に負けないくらい風味豊かな味わい。
まったくの爽快辛口な純米酒より、むしろこれくらいの方が、お肉にも合うと思う。

一つしか置いていない日本酒で、このセレクトは大正解ではないかしらん。

店長の目利きで置いてくれる日本酒は期待できそうだから、もっと日本酒があればなぁ・・
でもこのお店は「焼酎とホルモン」で謳っているからしょうがないか。

これで、また半年くらい、焼肉屋には行かなくてもいいな・・・

と思いつつも、
やっぱり、ここのホルモンと、生ビールと、店長に会うために、
半年も経たずに行ってしまいそう。


[お店情報]
最寄駅：吉祥寺から徒歩１５分
住所：武蔵野市吉祥寺北町1-10-22
TEL：0422-23-3320
定休日：なし
営業時間：17：00～3：00
コメント

[飲めるお酒]
焼酎（特に芋系が得意らしい）
梅酒（これもレアなものが揃っている）
日本酒は残念ながら常備なしとのことです。