「まきちゃーん、姫路城、一緒に行かない?」
と、突然母から電話。
私にとっては突然だったけど(笑)、母はけっこう前から密かに行けそうな日をマークして計画を立てていたらしい。
私はといえば、二つ返事でOK!!
姫路城の「平成の大修理」が終わった2015年は、神戸に引っ越して1年目。
でも「今は激混みだからしばらくは行かないほうがいい」って言われてスルー。
気づいたら、もうそれから8年も経ってました(笑)。
メンズはいつもの如く週末サッカーなので、お母さんと私とで親子水入らず😊
私が実家に帰省しての親子水入らずは今年の夏もやったばかりだけど、2人きりで旅行に行くのは、すっごい久しぶり!
土岐の実家から来るお母さんとの待ち合わせは姫路駅。
駅から、まーっすぐ向こうに、姫路城が見えるのよね。
この光景は何度も見てきたんだけど、いつも飲み友達と一緒だから、姫路城まで辿り着けなかったという😅
ちなみに、母が前回来た時から、駅から姫路城が見えてたらしい。
前回っていつ?って聞いたら、「47年くらい前だったかな〜」とな。
えらい前だなっ!
「平成の大改修が終わってから、また行きたいと思ってて」とな。
駅から1kmくらいの一直線をテクテク歩く。
でも1kmなんて、お母さんと近況報告のおしゃべりしながら歩いてたら、あっという間。(たぶん15分くらい?)
ちなみに、この日は「世界遺産登録30周年記念 お城まつり」ってのが開催されるそうで、パレードが行われるため、上の写真みたいに、姫路城前は歩行者天国で車は一切なし。
時間もまだ早いほう? 10時くらいだったんだけど、思った以上に観光客が少なくてラッキー!な気分。
大手門へと続く 桜門橋 。
「左側通行にご協力お願いしまーす!」
10時の時点ではガラガラだったけど、12時過ぎに出る頃にはだいぶ人が増えてました。
三の丸広場
30周年イベントで何か行われるらしく、イベント会場が設置されてる。
どうやらパレードの終点がココみたい。
次に来れるのはいつになるか分からないし、時間はたっぷりあるから、とことん満喫しよう!ってことで、オーディオガイド(1人600円)を借りちゃった🎵
マツケンヴァージョンで。
さっそく 菱の門 からオーディオガイドが活躍。
この門までは城下町エリアだけど、ここから一気に、攻め込まれた場合を想定した造りになっていく。
2階にある見た目はオサレな格子窓も、いざ攻め込まれる状況になったら、ここから銃弾が降り注ぐ。
この門の前にも、狭間 がいっぱい。
オーディオガイドを聞く母、真剣。
ほんっと、好きなんだよねー、こういうの。
でも、ガイドの喋りも長いので、聴きながら先へ進めまーす。
以前、テレビで見て知ってたのだけど、姫路城アプリをスマホに入れられるので、こういうのでも遊んでみた。
上の写真は、キャラクターゲットの写真だけど、要所要所で動画解説が見られる。
菱の門をくぐると突如現れるのが 三国堀 。
この池は湧水でできた池らしいのだけど、菱の門を抜けてすぐに現れるこのでっかい池を目の前に、敵は右へ行くか左へ行くか、一瞬迷う。
右は石垣で行手を阻まれるっぽい、じゃあ比較的攻めやすそうな左へ行こう!
って左に行くと、狭間 から弓や銃がバンバン撃ち込まれ、武者隠し にから現れた部隊にブスブス!っとやられるわけで。
・・・って細かく書いてると、ものすんごーく長くなるので、あとは写真で軽く備忘録にするに留めます(笑)。
でもほんっと複雑というか人間の心理を突いた造り。
見た目通り「あ、こっちの方が行きやすそう」って進んでたら、危うく 西の丸 へ行かずに大天守へ行っちゃうとこでした。
今はお屋敷はなく芝生広場になってるけど、その周りをぐるっと囲む 百間廊下 は残っていて、中に入って 化粧櫓 まで300m歩くことができる。
ここから見える大天守も、またいいねぇ。
西の丸の御殿で働く女中が住んでいた長屋でもあるので小部屋がいっぱい。
その小部屋にはいろんな解説とか展示物がある。
それに女中が住む場所って以外に最も重要だったのは「要塞の防御」でもあったから、あちこちに仕掛けもいっぱい。
化粧櫓 は、さすが 千姫 が使っていた部屋、他の女中の部屋と比べてだいぶ豪華。
千姫のお骨の一部が入っていたらしい壺。
でも複製。
百間廊下を出た後は、将軍坂 を登る。
この坂道の下から見上げる姫路城が良いビュースポットらしいのだけど・・・
思いっきり工事中で見えーーーん。
将軍坂の光景も味気なーーーい。
ちなみに、マツケンの「暴れん坊将軍」の撮影でこの坂がよく使われてたから “将軍坂” って呼ばれるようになっただけで、姫路城とは関係ないらしい。
門と櫓が合体した、最強の出入り口「はの門」。
格子の下に、ぴょこっと飛び出てる2本は、建設当時から組み込まれていた、雨水の排水口なんだとか。
ここだけじゃなく、もちろん大天守にもある。
大天守がだんだんと近づいてきましたよ〜。
近づくにつれて、通路も複雑に。
水二門。
大天守までもう間近、というこの辺りは、ここまで攻め入ってきた敵をいかに一瞬躊躇させて時間を稼ぐか?!にこだわった造りに「へぇ〜」と関心しきり。
姥ヶ石。
最初「え?どれ?どれが石臼?」って探しても分からなくて、とりあえず引いて写真を撮ったんだけど、後でネットで画像見たら、写真ギリで入ってたネットで覆われてるのが石臼(半分に割ってある)ってことがわかった。
当時はほんっと石を集めるのに苦労したんだってね〜。
当時はあちこちにあった古墳も相当漁って、石垣になるものを探してきたそうで。
大天守の見学が終わった後に通る 備前門 なんかでは、古墳の 石棺 が使われてる!
てことは、遺体が入ってたってことでしょー…
ていうか穴が空いてるんでしょー、強度的に大丈夫?とか思ってしまう。
まぁ、今の今まで崩れてないから大丈夫なんでしょうけど。
大天守 に戻りまして、いよいよ突入ー!
入ったとこが地下1階。
ここで見られる 東大柱 は、なんと5階まで支えている。
さあ。
ここから一番上の6階まで階段を登っていきま〜す。
だんだんと狭くなっていく。
階段がこれまた幅が狭い上に段差が大きい。
その上、多くの観光客が昇り降りしてるから、木で作られてるんだけど、もうつるっつる!
ただ上に登るだけじゃなく、ところどころに見どころも。
武者隠し
武具掛け
ここが一番上の6階!
さすがに狭いこともあって観光客がびっしり。
でも、これでもきっと空いてる方だったんだろうな。
ここから見える景色は、さすが眺めがいい!
姫路城の シャチホコ は、全部「ん」の口をしているらしい。
狛犬とかもそうだけど、こういうのって「阿吽一対」だから「あ」と「ん」が一体ずつあるものだけど、昭和の大改修の時に「ん」のシャチホコを見本に作ったから全部「ん」になっちゃったんだって。
わざと手抜きしたの? ヘマしたの? どっち?(笑)
大天守の見学を終えて、備前丸 の広場から城を見上げる。
パッと見、五重の5階建てに見えるけど、地下を入れると7階建て。
実は4階と5階が、屋根に見えるようなところにあって、まるで隠れ階みたいな感じ。
それもまた敵を欺くための設計なのかな。
「おい!5階に来たのに、まだ上があるぞ?!どーなってんだ?!」みたいな。
お菊井戸。
案外深くて怖いぞ。
そりゃこんなとこに切られて落とされたら、恨んで出てくるわな。
「姫路城散策は約1時間くらい」って書かれてたけど、2時間以上、た〜っぷり楽しんじゃった。
っていうのも、大河ドラマおたくのお母さんのおかげかな(笑)。
お城についての知識は事前に私がWEBで見つけた「姫路城トリビアン」ってのをプリントアウトして送ったから少しお勉強しただけらしいけど、それよりも戦国時代の人物、背景にまぁ詳しい詳しい。
「黒田がなんちゃら、この本多ってなんちゃら・・・」っていろいろ解説してくれるし、私1人だったらスルーしそうな歴史的な話の展示も、一つひとつ、母上解説も入ってじっくり見て楽しめました😊
何より、お母さんと久しぶりの2人で観光ってのが楽しい!
地元のお姉さん(私の叔母)とはよく2人で遊びに行ってるみたいだけど、私はまだなかなか1人で好きなように動けないからなぁ。
息子が手を離れる頃になると、今度はお母さんが歳とってあまり出たがらなくなっちゃうだろうから、今のうちにもっと一緒に遊びに行きたいもんだ。
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これが消えてしまったら、立ち直れそうもないですね。^^;
姫路城、2009年12月に行っていました。イチョウなどの紅葉がきれいでした。今年は温かかったのでまだだったんでしょうね。広くて、色々楽しめる見どころが沢山あってすごいお城ですね。
お母様と楽しい時間を楽しまれましたね。この後若、殿と食事をご一緒されたんでしょうか?
下書き保存で一旦書き上げてから、コピペで別データに保存し、さらにそのコピペを「新しい記事」に貼り直して公開(うまく行ったら下書きの記事は削除)、という手順を踏みました。
姫路城までの街路樹のイチョウは案外黄色くなっていましたよ🎵
でも、大規模にイチョウの剪定を行ったのか、葉っぱが全て小さくてスリムでした(笑)
サッカー試合から帰ってくるのが19時近くになるので(この日は淡路島のグランド)、メンズと一緒の食事は、我が家で夜に🎵
帰りに神戸大丸のデパ地下で夕飯を買って行ったんですが、母上、デパ地下が大好きなのですよねー…
最近、あまり名古屋にも出ないらしく久々のデパ地下に目がキラキラになっちゃって、「そんなに買っても食べられないよ」って言っても「食べるわよ、これくらい!」って買いまくって、ただでさえ姫路城散策で足が疲れてたのに、両腕に買い物袋どっちゃりで家に帰る登り坂道が辛かったです(笑)