久々に 黒森庵 に行きたいな~、と思った休日の昼。
ちょっと前に雑誌に載ってまた行列ができてるようだから・・・と朝イチに友達と永福町の駅から向かう。
んがしかし、お店の前は、行列どころかヒッソリ。
近寄るとシャッターも閉まっていて、入口の張り紙には
「女将が病に伏しているため、完治まで、しばらくお店を休みます」 とな!
あらら!それは大変!!黒森庵さんは、本当に家族を大事にしてらっしゃるし、その絆も強いと聞く。
女将さんが元気になるまで、家族みんなも心配なんだろうな・・・早く女将さんが治りますように。。。
そう祈りつつ、一軒目にふられたくらいで 蕎麦屋で昼酒 を諦めるワケはもちろん無く、
気を取り直して、永福町からすぐに行ける吉祥寺に抜けようか、ということに。
向った先は、駅からちょっと離れたところにある 蕎麦二味酒 よしむら という初訪問のお店。
外から見ると、一見、建物自体は年季の入っているような佇まい。
でも中に入ると、まるで古民家を改築したようなモダンな感じ、そして静かでJAZZのBGMが似合う。
ダークベースの木目調も、外から差し込んでくる陽の光で、なんだか柔らかい雰囲気に。
このまった~り感、いいなぁ~。
ポカポカ陽気の中、けっこう歩いて来たので、最初は ハートランド で喉を潤しながらメニューを眺める。
お通しの揚げ蕎麦も、なかなか良い味付けだし、ボリュームあり。
料理メニューは、んもうツマミがいっぱい!
しかも、どれもこれも、酒のアテにぴったり、というかお酒を飲むことを前提に作られたようなメニューで、
こりゃー飲まなきゃ損損!な気分になってしまう。
まずは 鯨皮の味噌漬け に感動ー!
う・・・う・・・うまーーい(>_<)!!!
ものすんご~く美味しい!
皮のコラーゲンっぽい味わいに、しっかり味噌の味わいがしみこんでて、ちょび・・・ちょび・・・っとつまむ。
くーー、日本酒が欲しくなりますっ。
日本酒メニューを見てみると・・・おお!モヒカン娘 発見!!
まさに、モヒカン頭の浴衣姿(着物姿?)の女の子が描かれている、面白いラベル。
初めてネット上で見たときは 「何だ何だ?!この可笑しなラベルは(笑)!」 と思ってたのだけど、
やっぱり気になる・・・と思っていた矢先の出会い。
味わいは・・・青森のお酒?と思ったら、豊盃 を造っている酒蔵さんのモノだったんだ~。
香りは思ったよりも抑え目、でも甘い味わいが少し立つのが青森らしいっちゃらしい?!
もちろん冷たくしていただきました~。
牡蠣の竜田揚げ ・・・牡蠣の天ぷらじゃなくて?っと思ってついつい。
シシトウの香りがまた良くて、牡蠣は外さっくり、中ふんわりに揚がっている。
三つ目は 自家製さつま揚げ 、丸っこ~い。
出来立てはアツアツで、普通のさつま揚げとも違った味わい。何が入ってるんだろう~?!
これも外は香ばしくて、中はふわふわ、冷めてもまだ美味しいのだ~。
日本酒は次はお燗が飲みたいね、と 房島屋 や 長珍 などなどをお願いすると、
物腰のとっても穏やかな、そしてナンだか渋くてかっちょ良い店主らしき方が
「長珍は、冷蔵庫に入っている“生”ですが、温めても大丈夫ですか?」 と優しく確認してくれる。
冷蔵庫に入っているものも、もちろん頼めば全部お燗まで出してくれるし、
「それはお燗できません」なんて言われた日にゃ幻滅しちゃうけど、
こうして嫌味も全く感じられなく「大丈夫ですか?」って気遣ってくれる言葉は嬉しいなぁ♪
他にも 義侠 天明 開春 などなどを飲んだっけ。
んが。
“飲み” はドンドン進むのに、相変わらず食べる方が進まない我々。
NFL、アメリカの格差社会、キャピタリズム、これから日本どうなるの?
なーんて難しそうな話題も面白おかしく話せる数少ない友達を前に、熱~く語っていたら、
気づけば、もうお昼の時間間近らしい (汗)。
あーん、鯖のへしこ とか 馬刺し とか、超・焼豚?!とか、気になるツマミに到達しなかったよ~。
でも、蕎麦はやっぱり食べたいよね、という事でラストオーダー!
定番のせいろは2種類あるようで、
蕎麦の中心を使ったという 吉祥寺 と、挽きぐるみを独自でブレンドした田舎の 開田 。
そのうち、友達が頼んだ 開田 が出てきたのを見てビックリ!
うわおー!真っ黒だ!
太さは、びっくりするほど太いワケではない感じだけど、この色はスゴイ!
自分が頼んだ普通のせいろと比べても、色の違いがはっきり!
ちなみに、これは“吉祥寺”ではなく、種ものせいろで くるみだれ 。
蕎麦は繊細な感じで、喉越しツルツル~~。普通に美味しい♪
開田もちょびっといただいたけど、見た目ほどキョーレツな蕎麦の味わいや香りがあるワケではなく、
素朴な味わいで、やっぱり噛みしめると鼻から出て行く風合いが 「あぁ・・・田舎そばだなぁ。」 と。
挽きぐるみオリジナルのブレンド って、一体何だろうな~~。
とにもかくにも、おつまみメニューの豊富さに、もっと色々食べて飲んでみたいな~と思ってしまう、
飲めるお蕎麦屋さんとして、良いお店発見♪
あのカッチョイイ店主とも、またお話してみたかったりして。
[蕎麦二味酒 よしむら]
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-29-8
月~土 11:30~15:00 17:00~22:00 |
休みの日の悦びですね。
通し営業だともっと良かった。(爆
開田というくらいだから開田村産の蕎麦とどこかの蕎麦のブレンドかも。
黒森庵さん、夏休みのあとから休業中です。yukaさんのblogに詳しく出てましたよ。
ワタシは山梨県内でアノ永福町の酒屋氏とばったり出くわして聞いておりました。
幸せなパンを焼く奥様、とにかく元気になられることを祈っています。
もし通し営業だったら、ほんと、延々と飲んでたかもしれません(笑)。
昼酒するに、日の光もイイ感じに気持ちの良いお店でした♪
結構長くなっていますが、奥さんが早くお元気になるのを祈るばかりです。
こちらのお蕎麦もなかなか美味しいです。
開田村も関わっているんでしょうね~。
吉祥寺も試してみたいです♪
お店を続けていく大変さやすごさを感じます。
すごいよなあ、みんな。
ガンバレ、店長っ!!
ただし、日本酒は×だから、もっぱらサッポロ赤星♪
この時期に酔っ払って井の頭公園で寝ていたら凍死するかも。(笑)
一日一日の売上が大事なこういった飲食店が
ずーっとお店を続けていくことって大変だと思います・・・
「女将が復帰したら、またぱーっとお祝いします」なんて添えてあった言葉もステキでした。
がんばれー!
井の頭公園周辺にも♪横丁にも♪
このお店は駅からちょっと歩くんですが、
距離を感じさせないくらい満足できました。
ついによしむらに行かれましたか!
吉祥寺メモに書いたか忘れましたが(笑)ここはほんまに旨いですよね。
酒を飲むための品々ですよほんと。絶品。
ココ、ほんっとーに良いですね♪
蕎麦に辿り着く前に、
つまみで深酒しちゃいそうですもん(笑)。
中休みのある日の昼じゃないとキケンです~。