バードランド （銀座）

最近、評判がイマイチ！？と聞いている　バードランド　。

かく言う自分も、飲み友達から、あまりいい話を聞いていないので
敢えて行く気にはならなかった。

だって、コース6000円からですよ？！
そして2時間制ですよ？！

そんなの、せっかく良いお酒が置いてあってもゆっくり飲めないよ～。


と、思っていた矢先。
「あの」バードランドにて、アラカルトで食べられる機会があったのだ。

これは、バードランドの鶏肉が食べられるチャーンス！


実は、以前にバードランドの入り口までは行ったことがあるのだ。
若かりし頃・・・予約もせずに行ったら、
「予約なしで来るのは無理ってもんです」…なんて言われはしなかったけど
そんな雰囲気で門前払い。

そして、この日。

あのときは小さなお店だな、と思っていたけど
中に入ってみると、意外と大きい！



とってもたくさんの人たちが働いていてビックリ。
でも、一番大切な焼き方は、店主の和田さんが担当。

他のお弟子さんたちは、飽くまでそれ以外の作業をしている。

焼き方を一番腕のある店主がしっかり守っている、というあたりが
「バードランドは串の出るタイミング、合わせるお酒の味、総合的にすばらしい」
と言われる所以なんだろうか。



まずは串を食べる前に、つまみをちょこちょこ。



軍鶏皮の二杯酢　と、合わせたのは持ち込みさせてもらった　クレマンドノゼ　。
皮の酢とクレマンドノゼの酸味が、ぶつかることなく、とっても合う。


　

砂肝刺し　はコリコリだけど、他でもよく味わえるくらいかなぁ。
でも　軍鶏もも＆胸肉　はうまい。
特にもも（上の３切れ）の、もっちりもぎゅもぎゅ食感は、なかなかのもの！




そして、これが今井さん　とか　井のなか　の　レバパテ　の原点となった（？！）本家の　レバーのパテ。

直前まで冷蔵庫に入っているのか、パテは固まっている。
といっても、コチコチではなく、マーガリンみたいな。
うん。こりゃ味わいもマーガリン感覚だ。


それにしても、メニューに書いてあるこれらの品、
お値段がまったく書いてないからコワイ（汗）。





それはさておき。
後は串をお願い。二人で一本にしてもらえるというのもうれしいところ。

　　

左はハツ
真ん中はぎんなん
右はペタという、お尻のお肉。

　　

左のソリも大好きなんだけど、イマイチどこの部位だか知らなかった。
ももの付け根なんだとか。
中はボンボチ。これもだーいすき。
そして、右のしいたけが、携帯比べても、どれだけおっきいかわかることであろう。
でもデカイだけじゃなくて、ぷりっぷり。


　　

右はつくね　。うーん、ふつう。
中のみょうがは、上に乗ってる味噌が美味しい。
焼きチーズは、これは美味しい！


二人で一本だから、量的には普通・・・どころか少ないくらい？！
と思っていたら、やっぱり出ました、〆の親子丼。



これでもうおなかパンパン。


でも、プリンだけは食べねば！！



これを食べることには、すでにお客さんも引いていて
和田さん独り占め。

こんなの飲んでみます？　という言葉とともにでてきたのは、なんと
月桂冠　。




これはビックリ。
当時の月桂冠は、ちゃんとおいしいものを作っていたんだろうか？！

紹興酒っぽい匂いもせず、ちゃんとした熟成酒になってる。
あるんだなぁ、まだこんなお酒。


こうして満喫したバードランド。
不満は一切無い。
どれもこれも美味しかった。

と思ったのも、アラカルトで時間制限なく食べられたからかもしれないけけど。


でも、シツレイかもしれないけど、
バードランドのレベルは高いことには間違いないけど
同じくらい高いレベルなのに、もっと楽しく気軽に飲めるところが出てきているのだ。
自分は今井さんが一番かなぁ。

高飛車じゃないし、一緒に喋りながら食べて飲んでるのが楽しい♪
他にもグルメな方はもっと美味しく且つ安いところを知っているかもしれない。

今までの経験上、もっと安くても鶏肉は美味しくて、お酒のそろえはいいし、
お店の規模が小さい分、店主と沢山お話ができるからうれしいしい！ってお店は
もっと沢山あるんだもの。


とはいっても、バードランドだってすごいのだ。

私が大好きなお店の元をたどれば、バードランドになるのだから。
このお店がなかったら、今、私が好きなお店もなかったわけで、
そうなると、今の自分もなかったかもしれない。

とにかく、一度でも味わうことができてよかった～～。


いや、ぶっちゃけ美味しいですよ、バードランド。