去年の今頃だっただろうか。アメリカ行きは既に決まってた頃。
TVでNHKの番組を見ていたら 世界の車窓から という番組で、
ローカル電車に揺られながら マチュピチュ へ向かう、というのを見て
「いいね~これ!うちらもやっちゃう?!」 なんて言ってたのを思い出す。その時はタダの冗談。
それが。
まさか。まさか。
あの 「いいな~」 と思っていた体験が。
できてしまうなんて (>_<)!!
ビスタドーム !これかぁ~~~。
すっかり「鉄子ちゃん」になってる自分。
はぁぁぁ・・・ココまで来てしまったよ。。。憧れの、マチュピチュへの鉄道。。。
車中は、天井にまで窓が付いていて、
クスコからマチュピチュまで 4時間 という長時間でも飽きさせないよう、外の眺めを見易くしてある。
しかも、特別車両とかはなく、全座席 テーブル付き で 軽食付き(もちろん無料)。
行きは早朝だったので、朝食セット。 パンは好きなだけ食べられて、ハムとチーズ。
飲み物は、南米ならではのコーヒーも飲みたかったけど コカ茶 に。
今しか飲めないもんな。
しかし、さすが 世界の車窓 。
窓からの眺めは、最高!!
“おお!雪に覆われたアンデス山脈だよっ!”
“緑に覆われた山も、なんだか神秘的だよね~。”
その山の至る所に、これまたインカの遺跡がいっぱい。
でもガイドの田中さんに教えてもらわないと見過ごしちゃうくらい、山に溶け込んでる。
カーブを走ると車体が見えて
「コレコレ!なんかドキュメンタリー番組みたいでいいね!」 と、はしゃぐオバカ。
アンデス山脈の山を背景に、青い列車が映えるなぁ~。
ポッポーー!って音も鳴らしてくれて、マチュピチュに近付くに連れて、テンションもあがる一方。
で。
これデス!
はぁぁぁあーーー。
来ちゃったよーーー。
日本でもアメリカでも マチュピチュ と発音される場所は、
正確には マチュピフチュ なんだとか。 MACHU PICCHU、ね、「C」が1つ多いんです。
そんなのどーでもいいっすか?! ハイ、すいません。(興奮を抑えるのに必死)
写真で有名な、この光景の奥に見られる山は ワイナ・ピチュ と呼ばれる。
この山の天辺までは、往復3時間くらいで行ける、超人気トレイルだそう。
それにしても。
ウチの母親も 「とにかくマチュピチュよ!マチュピチュに行きなさいよ!」 って言ってたけど。。。
マチュピチュって、そもそもナンなの?
「なんかスッゴイ」 なんて言われてるけど、それに答えられる人は、きっと居ないんだろうな。
未だ憶測や推移でしか語れない部分が多い、謎の都市。
でも、頭でっかちに知識を詰め込んでいるより、
ここは、実際に行ってみて、そして体で・・・6感全てで感じる場所なんだなぁ・・・って思う。
ちなみに、マチュピチュは、空中都市なんていわれるけど、標高はクスコよりずっと下の 2,280m 。
高山病にかかる心配もない。
とはいえ、建てられたその場所は、本当に見晴らしがよく、東西南北を見下ろせる感じ。
とにもかくにも・・・
これは、実際に見た者しか分からない光景なのかも。
クスコでお勉強した 「3段」 が至る所に。 やっぱり、その意味は不明。
マチュピチュもそうだけど、南米のこうした遺跡って、
夏至とか冬至の太陽の動きを、非っ常ーに細かく調べていたと思われる。
今となっては、コンピューターでパパパっと算出できるけど、
当時は太陽の動き、1日の陽の長さで農作業の如何が問われたんだから、
それはそれは、「生きる為に」大事なことだったんだろうな。
中でも一番の高台にあるモノも、そんな天体観測に使われていたよう。
ところで。
マチュピチュは、もうすぐ一般人は立ち入り禁止になるかもしれない。 なんて話しを以前聞いた。
何故かは、ガイド田中さんによると 地震 の心配が1つ。
本神殿 といわれる貴重な場所。
その右角が崩れかけているのがわかるだろうか。
そもそも、
日本と同じように地震が頻繁に起こるアンデス山脈では、インカ時代から耐震建築の技術があったそう。
カミソリ一枚通らない石造りの壁も、その対策。
さらにマチュピチュなんてのは、
こんな高地に都市を造るだけあって、すごい工夫がなされているという。
表面的にはわからないけど、こんな緑の表面の地下(山の中)には、
さらに縦横に走った石組みがあり、耐震建築がなされてるというからスゴイ。
ところが!
本神殿の崩れかけた元を調査したところ、そこには 活断層 が走っているらしく、
地下の耐震策の石組みも、今やガタガタになっていることが判明したという。
それに加えて、毎日何千人という観光客が、その場を踏んでいては、痛みも激しいものだろう。。。
だから、“もしかしたらマチュピチュが閉鎖される日も近いかもしれません”・・・とガイドの田中さん。
アメリカの大学教授 ビンガムさん に発見されてから一躍有名になり、
インカ人の最後の砦、だとか
処女がいけにえにされた信仰都市、だとか
インカ人の避暑地、だとか。
いろいろ言われているけど、未だに、何の目的の都市だったのか断言はされていない。
解明されることなく、また人々の目から遠ざかるんだろうか。
相方も首をかしげて 「なんで、こんな高いところに造ったんだろな?色々めんどくせぇじゃん。」 と言う。
確かにめんどくせぇかもしれない。
でも、「なんで」 という問いには・・・
この神秘的な山に囲まれて、この素晴しい眺め・・・それだけでも、十分な理由じゃない?
なんて思った。
どんな目的があったのか知らないけど、この場所は本当に素晴しい・・・と。
これにて、ペルーでの旅はおしまい。
帰りの車窓では、最後の1時間は、なんと車両の電気が消えた。
クスコの夜景が見えるからだ。
(ご存知?! 車内ファッションショーもありました。)
写真はブレブレだけど、
淡い街頭で照らされるクスコの街が、山を下る最中、ずーっと綺麗に眺められる。
本当に綺麗。
いろいろ思うこと、体験すること、いっぱいあったペルー。
良かったな。ホントに良かった。
真っ暗な列車の中、クスコの街を見下ろしながら、
思い出をいっぱいグルグル頭の中に浮かべてた。
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テレ朝の「世界の車窓から」DVDブックの
NO.19が「ペルー・ボリビアの旅」で、
マチュピチュへの観光列車も収録されてします。
画像だけでもとっても神秘的な
感じがしたのを覚えています!
当日は、朝4時起き、そして6時に駅集合という早朝行動で眠い目をこすりながらだったのに、
列車に乗ったら、周囲の光景がすごくて、目がキラキラしちゃいました。
今思い出しても、すごかったなぁー・・・って思います。
題目は「アンディスに映えるインカの残照」
写ってる車両は尻尾?の車両かな?。
いま、まさにって感じじゃね・・。
「アンデスに映えるインカの残照」かぁ・・・
なかなかイイ言葉ですね。
その特集で、どう語ってるのか興味もありますが、
実際に行ってみると「マチュピチュ」だけじゃ、きっと不完全。
その前後、インカの歴史やクスコの歴史を肌で感じる事で、
マチュピチュのすごさが、最後にどかーん!!と味わえるんだろうと思います。
ほんと良かったのに、それを表現するには
やっぱり二次元の世界じゃ限界があるなぁ・・・と思います(涙)。
帰国後、もう二度と行けないかもしれない、なんて考えながら、自分で撮った写真をつまみに日本酒を飲んだら、最高ですね。飲み過ぎそうですけど。
どうやってこの空中都市を作り上げたのか。
なんでこの場所に作りたかったのか。。
でも、どんな場所に住んでいても、その土地が一番だと思うのが普通だし、だからここが一般的に不便でも、すごく愛された場所だからこそ街を作り上げたんだと私は思ってます。
その思いを考えるとね・・・
すごくすごく、熱いものを感じるよ!
私もオーストラリアと中国で、世界の車窓にでてくるポイントを教えてもらって(アナウンスでしてた?)、すごい感動しちゃった。
あれって、鉄道はもちろんだけど、鉄道と景色の融合あってこそだから、長い時間乗っていてもポイントって少ないよね~。
あんな高いところに作って、水はどうしたんだろう、とも思いますが、
やはり彼らなりの世界観に従ってのことだったのでしょうねぇ。
この後、チチカカ湖へは行った?
(ちなみに、小生は まきっコの写真見ながら口ずさんじゃった♪)
「ビスタドーム鉄道」って言うんですか?
列車の天井に窓があるなんて素敵だ!!
満天の星も、流れ星も見られちゃうんだもんね!
時代は変わって旅番組はハイビジョンで見られるようになったけど、旅の興奮はまき子さんの旅行記のほうが数倍優れているような気がします。
《竹鶴まき子世界の旅》というDVDを売り出しましょう!もちろん金髪女性の水着写真入りで!
中の設備は分からないけど、海外の電車って特徴って言うか雰囲気あるよね。
最近の日本の電車、一般に走ってるヤツね!、なんか個性ないよね!
つまらん感じです! 笑
今回の旅はアメリカでのものとはちょっと違う感想をもったんじゃないかな?!
同じ素晴らしい自然でもまた場所が違い、人々の営みが違うと感じる事もちがうよね。
親切な人、いろんな意味で傷を負った人、いろんな人との出会いがマッキーをさらに魅力的にしてくれると思うよ!