まるごともりのくら！ @ 落日酒楽（武蔵境）

日本酒を飲みだして、まだまだまだまだ未熟な自分、
先輩方がこなしてきた経験には全然及ばず「なんだこれくらい」って思われるかもしれないですが…


こんな ”蔵元を囲む会” は、初めてでした。

自分にとって、ちょっとトクベツなお店で・・・
そのお店と深い繋がりのある酒蔵さんが来てくれて・・・
たくさんの蔵人さんと一緒に、いっぱいの飲み手が、なんだかもみくちゃになる感じで（笑）。

みんな一体となってこれだけ熱気むんむんになれるなんて。


そんな会が行われたお店は、
武蔵境という、家から電車で1時間はたっぷりかかるけど、もやはそんな距離なんて感じない
落日酒楽 さん。


もともと、このお店の存在を知ったのは、
大好きな 元さくら の店長・今村さんがこのお店の料理長になったから。

すると、全然違う繋がりで仲良くなった日本酒飲み友達がココの常連だったりして。

今まで何十回と書いてきたけど、
ほんと、お酒の縁、お酒の繋がりって、すごいなぁ…と、つくづく思ってしまうお店の一つ。

で。

そんなお店で開催されたのは、
福岡は 杜の蔵 さん主催の まるごともりのくらの会　の夜の部懇親会。


落日酒楽の社長・渡邊さんと杜の蔵さんとは、とっても仲良しみたいで、
普段お店で飲んでるときも、いつも杜の蔵のちょっとトクベツなお酒が置いてあったりする。

そして、今回の会は、今村さんが丹精込めて料理を仕込んでくれている。

・・・一体全体、どんな楽しい会になるのか？！
って、この日が来るのが、と～～っても待ち遠しかった～～。

この日は、お店を完全に貸し切って、集った飲み手はなんと60名という多さ。
でも、それだけじゃなく蔵人さんが6人も。

営業部長の溝口さんの挨拶に始まり、それぞれご紹介。

そいでもって、落日酒楽のスタッフもみんな整列！（どっちも写真ぶれぶれでゴメンナサイ（汗））

こんな風に、お店のスタッフみんなを紹介してくれるお店もなかなか無いよなぁ。
スタッフの顔が分かるだけでも、お店に対して親近感が湧いちゃいます。


乾杯は 純米大吟醸 斗瓶採り雫酒

4人に一本の4合瓶を振る舞ってくれるので、くぴくぴおかわりしてしまう～。
なんて贅沢なんでしょう。


お料理も、最初っからすごぃ！
刺身盛り合わせは
青森県産 大まぐろ中とろ　と　網元直送の 真鯛 ＆ 勘八　

これで４人分。
鮪のまた旨いこと旨いこと…というか大間ですか(>_<)。
厨房に籠ってるので見られないけど、今村さんのどや顔が思わず思い浮かんじゃう（笑）。


玄界灘産 の 黄金鯵のなめろうユッケ

関より、玄界灘の鯵の方が美味しいと思っている自分。
それは佐賀のおとうちゃんの影響（分かる人にしか分からない話でごめんなさい）かもしれないけど、
そんな鯵を出してくれる…さすがデス。


色鮮やかな野菜がこんもり乗ってるお皿は、
三鷹産 有機野菜 の秋野菜　＆　麹ドレッシング　バーニャカウダ
おお！ここで、杜の蔵さんの 麹ドレッシング が使われてるワケかぁ。
この麹ドレッシング、かけるだけで自分の素人料理が「超うまくなっちゃう！」という
魔法のドレッシング♪　（というのは私だけかもしれないけど（汗））


そして、料理に合わせて、お酒もどんどんやってくる。

純米吟醸 ひやおろし　に　独楽蔵 無農薬山田錦 は2008年。
4人に1本の四合瓶は最初の乾杯酒だけだと思ってたら、これらもまた4合瓶で出してくれるなんて…。
これだけで、会費の6000円分は、楽しめちゃってるくらい。

なのに。

これで、まだこの会のお楽しみ３分の１くらい。


４品目は、レジュメには 黒毛和牛A4ステーキと夢一献のライスサラダ と書かれていて、
友達とも「楽しみだねー！」なんて言っていたら…

また料理長・今村さんがやってくれました！！
とっておきの 佐賀牛 を用意してくれちゃったんだとかっっ(>_<)！！

うひゃぁ～！
今村さんがいう佐賀牛といったら、A4どころではなく、A5レベルですよ～～～！！
（冒頭のお料理紹介の時に、それを聞いて、奥の席で一人腕を上げてガッツポーズを思わずとっていたワタシ…）

それに、酒米の 夢一献 を、こんな風に楽しめるなんて、また新鮮。
酒米といえど、美味しいです♪


この頃になると、お燗も出してくれるので、とっても嬉しい！
独楽蔵 玄 円熟純米吟醸　は、やっぱりお燗だよなぁ～、、そして食べながらにぴったり。


美味しい料理と美味しいお酒をじっくり味わいたいものの、
一方で、この辺りで、会場が乱れ始める（笑）。
乱れるというより、みんな頻繁に立って座ってあちこちへ。

特に、自分の周辺では青梅の酒屋さん、吉祥寺の居酒屋さん周辺の動きが活発す～～！
その熱気むんむんっぷりに、
「こんな会、初めてだよ！」って友達にいうと、
「今日は、まだ良い方ですよ～。前なんて踊りだしちゃったりして」とな…まぢですか（笑）。


そうこうして飲んでいると、杜の蔵の蔵人さんで、焼酎杜氏の樺山さんが
うすは音 を持ってきてくださる。

日本酒の吟醸酒を造るときの麹と酵母を使っているんだそう。
樺山さん、とっても穏やかな口調ではあるけど、
自分が携わっている焼酎に対する純粋な熱い気持ちがとても伝わってきて応援したくなってしまう。

ちなみに…後日HPより知ったのですが、
私も、ベートーベンのピアノソナタ「月光」を弾くのが大好き！
第三楽章まで弾くと、スカっとします。（独学じゃないけど…）

さてさて。
お酒は、どんどん温かいお燗が出てくるので、どんどん飲んでしまう。
独楽蔵 悠五年 純米古酒 が出てくる頃には、また次のおつまみが。

秋鮭ときのこの純米酒粕味噌ホイル焼き　。

これは今村さんが、厨房から自ら出してくれる。
「これ、鮭のちゃんちゃん焼きみたいに、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べると旨いぞ！」って。
おおーなるほど、ぐりぐり混ぜてみると、確かに。
その方が味噌粕がうまく絡んで美味しい♪　っていうかお燗がすすむー！


お店全体のボルテージも最高潮！くらいに、熱く盛り上がっている最中、
いつの間にか紙が配られて…

ええ！！ビンゴ大会ですかー！

それも初めて（笑）。
いやいや、もちろん、ちゃんと参加してたけど、
なんかもう周囲のみんなと一緒に飲んでるだけで楽しくて充実してるから、
景品とかよりも飲んでいたい～ってな気分。

（とか思ってる自分に、この後とんでもない事がおこるワケですが、それはおいといて）


お料理は、いよいよ終盤に。
カムジャタン　だー！

骨付きの肉から出汁がめいっぱい出ていて、これは本当にヤバい。旨い。
今村さんの料理の枠はどんどん広がるなぁ…

具材を食べた後は、また酒米の 夢一献 を投入して、ごま油仕立ての雑炊に。

はぁ…これも、もうタマリマセン...
というか、もうこんな最後の最後まで、気合い入り過ぎですっ、料理長っ(>_<)！！


もちろん、場を盛り上げてくれるのは料理を出してくれるお店だけじゃなく、
蔵人さん6人も一緒になって、大盛り上がり。
その中でも、やっぱり、いっちばん元気なのは溝口さん？！

60人もいるお客さんの席を、常に動いて歩いて回って、
どんなに場がごちゃごちゃになって盛り上がっていても、ちょこちょこ声をかけにきてくれる。
その気配りは、なかなか普通はできないことなんじゃないかなぁ。
（同じくらい、青梅チームも行き来が激しかったけど（笑））


そんな蔵元さんの心配り、
おいしい料理、
そしてこの日集った、杜の蔵が好きで集まった人たちの ”熱さ” が、
ここで一体になって渦巻いてるような、あついあっつ～い会でありました。



---　おまけ　---
わたくしごとではありますがジャンケンって弱いんです。
気張ると必ず負ける。
そもそもジャンケンとかクジとかビンゴとか苦手。

なのに…

最後のジャンケン大会？！で………


あんびりばぼーーー(>_<)！！！

［ 落日酒楽 ］★10/17から、京浜東北線・中央線・京王線のトレインチャンネルに出てるそうです。
東京都武蔵野市境南町2-1-6 ライザ武蔵境　B1F
0422-32-2185
17:00～翌1:00
無休

［ 以前行った時の日記］
・2011/6/4 会いたかった～！
・2011/6/8 社長が狙ってたものイタダキ♪
・2011/8/9 特別コースということで