よく「どぶ何レンジャー?」って聞かれるので、改めまして。
どぶ 猩々緋 レンジャーまき子 でございます。
んで「なんじゃーその色はよーわからん!」と返されることが多いワケで(笑)。
すんません、難しい名前つけちゃって。
猩々(しょうじょう) というのは、
酒が大好きな、見た目は赤い毛をまとった猿という、中国伝説上の生き物。
(ショウジョウバエも酒に集まってくるから、そんな名前がついたとか)
もともと、紅とか緋色みたいな深い赤が好きな自分、酒友達に教えてくれた時に、これだ!!と。
だってワタシ、
申年生まれだし。
大の酒好きだし。
というワケで。(どんなワケだか)
生まれ故郷の名古屋で行われる どぶ会議 に、いちレンジャーとして行って参りました!
ちなみに、今更かもしれないけど、どぶ会議って何?レンジャーって何?
という方のために・・・
どぶ会議っていうのは
「久保本家酒造 さんが醸している 生もとのどぶ というお酒を
好きな人は楽しく飲んで、知らない人にはその美味しさを知ってもらって、
みんなで末永く元気で飲みましょうーー!」みたいな会。
・・・って、私が書くと、なんだか長くなっちゃう。
要するに、生もとのどぶを飲む会。(それは端折り過ぎ?(笑))
んでもって、どぶをこよなく愛して、どぶの良さを少しでも色んな人に知ってもらいたいと
飲んでる面々が、加藤杜氏が総帥となって率いるレンジャーなのであります。
って書くと仰々しいけど、
要するに、生もとのどぶのファン会員「ナンバー」が「色」…みたいな感じ。(ですよね?!)
今回のなごやどぶ会議は、酒屋さんが全てやってくれて、もうありがたい限り。
お店は、本格的な京料理が食べられる 京加茂 さん。
名古屋駅からたった10分も地下鉄に乗れば、普通の住宅街になるのだけど、
その一角に突如現れる、本格的な一軒家の料亭。
庭がとっても広くて、手入れもしっかりしてある。
もちろん、名古屋にだって庭もある景色の良い日本料理のお店はいくつかあるのだけど、
そういう料亭って、残念なことに日本酒がイマイチな事が多い。
(まぁ、それは名古屋に限らず東京も、だけど)
でも、京加茂さんでは通常メニューでも「おすすめは、純米のお燗」と謳っていて、
そんなお燗にピッタリな銘柄がいっぱい揃えられてるのだ。
広々とした玄関で靴を脱いで上がる一軒家のお店で、奥の座敷にいくと…
すごい!
最初15人くらいと聞いていたけど、30人くらいになってる!!
そのお燗の準備をしているのは、、、、
加藤杜氏!! お久しぶりですっっ(>_<)!!
念願が叶いました・・・名古屋でお会いできるなんて(涙)。
そして、この日の貴重なラインナップを揃えてくれたのは、
わざわざ広島から駆けつけてきてくれた酒屋さん。
杜氏と一緒にお燗番をやってくれるので、とってもありがたい~。
もうワタシがお燗番やって、すっかり忘れてあっちんちんにされちゃうことも無い(笑)。
そんな酒屋さんが持ってきてくださったのは
19BY 仕込13,14,15,16,17,18号
20BY 仕込20号
21BY 仕込17号(+2)
22BY 仕込14(おこぜのどぶ)、16&17号(義援金ラベル)
そして、どぶではない澄み酒だけど、18BY 仕込16号 睡龍 生もと 瓶燗原酒 もある♪
加藤杜氏の、"お心” ありがたいです。。。
その奥にある おこぜ は、なんと 17BY !!
これは、自分と同じく東京から駆けつけてくれた飲み友達が持参してくれたもの。
それも、とってもありがたい”お心” (>_<)!
ウェルカムドリンクは 20BY 仕込み20号 を ウィルキンソン で割ったもの。
くぅぅ・・・やっぱ、これは美味しい~~~(>_<)!
甘い炭酸じゃダメなのだ。どぶの自然なお米の甘さで、十分にうまうま。
なんてナイスなウェルカムドリンクなんでしょう。
加藤杜氏のご挨拶。
「ええ酒飲んで、いつまでも元気でいるのが一番でショ!」
はい!!
どうせお金を使うなら、病気の治療費よりも、ず~~っと末永く元気でどぶを飲んでいたいものデス♪
さて。
お料理がスタート。
生うにと焼きまいたけの茶碗蒸し 加減酢
これと合わせて出してくれたのは 19BY 仕込13号 。
舞茸の焼いた香りがなんとも良い~~! それに出汁!出汁が美味しいです。
出汁とどぶと合わせて口に入れると、もうタマリマセン。
写真を撮り忘れてしまったけど、愛知県江南産の里芋の唐揚げ には
19BY 仕込17号
八寸は
いくら出し漬け・水菜お浸し・さば寿司・きぬかつぎ・銀杏
見た目にも秋らしさがあって良い一皿だなぁ。
これと一緒に出してくれるどぶは 19BY 仕込16号 。
松茸の土瓶蒸し
蓋を開けると・・・
湯気と一緒に、ふわわ~~~んと、松茸の良い香りが。。。
はぁ…うっとり。
だけではない。
ここで合わせて出してくれたのは、例の飲み先輩が持参してくれた 17BY おこぜ 。
うひゃ~~~、すんごい良い飲み頃!!!
松茸の出汁がと一緒に、染み渡る~~。
加藤杜氏に言わせると、
「うちの蔵には古い酒はないんですわ!蔵人とで飲んぢまいますんで、わはは!」
ってなもんである。
なので、酒屋さんや先輩みたいな自家熟成させてるお酒が、いかに貴重か……!
お刺身は
大間産 本マグロ、金目鯛焼き霜、鯛、甘エビ
この時に、ちょうどお燗がついたチロリを加藤杜氏が自ら持って来て注いでくれるのだけど、
「猪口じゃなくて、ほれ、そっちのデカい方がええやろ。」
と、最初のウェルカムドリンクで飲んだ器に並々と注いでくれる(笑)
いえーい! ありがとうございます♪
ここでは 22BY 仕込17号 復興支援ラベル
ここまで19BY,17BY を飲んできたので、やっぱり「お?若い?」と分かる味わいなのだけど、
それでもお刺身と合わせるにはイイ感じ。
なんというんだろう…刺身みたいな生ものは、あまり熟成感たっぷりなお酒を一緒に飲むと、
お酒に食べ物が負けちゃうのかな。。。?!
次のお料理は、
サワラ味噌漬け焼き・焼き栗
おおー、この味噌感たっぷりなサワラには、やっぱり再び 19BY に戻って 仕込13号 。
一番最初に出してくれたお燗の温度を、またぐっっと上げて、、、うま~。
21BY もこの間に出してくれるのだけど、
やっぱり、これだけ19BYを飲んでいると、明らかに「若いな!」っていうのが分かる。
それが悪いわけじゃなく、もちろん美味しく飲めるのだけど、
改めて、ちゃんと熟成させると、あーいう味わいになるんだなぁ…
させなくても、こーいう味わいで飲めるんだなぁ…と。
二つ目の小鍋。
今度は 甘鯛、蕪、湯葉、菊菜 が。
この出汁が、また…合わせて出してくれた 19BY 仕込16号 の 上澄み とばっちし。
上澄みっていうのは、にごり成分が瓶の下に沈殿した時に、上の方の澄んでいる部分のこと。
やっぱりお出汁には、にごりじゃなく澄み酒が合うのかなぁ?!
〆のご飯は 鯛梅雑炊・しそ刻み
しそを、雑炊の中で、ぐるぐる混ぜて、これもどぶのアテに。
で、この時に出してくれたどぶが、これ。
うひゃ~~!どぶの色が、もはや茶色っすよ~~。
さっき澄み酒として出してくれた 19BY 仕込16号 の、もっと”にごり”の密度が濃くなった部分。
お米(雑炊)に、お米(どぶ)・・・ってどうなの?って思いそうだけど、愚問です。
どぶだからこそ、こんなに良い相性になるのかもしれない。
ちなみに、今回すんごい「いいな!」って思ったのは、お燗を出すスタイル。
お酒の会って、普通はお燗につけた徳利を各テーブルに出して、
あとはそのテーブルのみんなで、さしつさされつ手酌もありよ、っていう感じ。
だけど、そうしないで、
お燗がついた順に、加藤杜氏や広島の酒屋さんがチロリを手に、
みんなに注いで回ってくれるのだ。
当然その分、加藤杜氏も広島の酒屋さんも動きっぱなし。
なのに、
「その方が、ちょうど良い温度を飲んでもらえるから。」というありがたい心遣い(涙)。
しかも、飲むペースが早い自分…杯のお酒がすぐに無くなり「なんだか、口さみしいな~。」
って思って、ふ・・・っと顔を上げると、
いつも、ちょうど加藤杜氏と目がバッチリ合う。
そのたんびに、
目配せしつつ空のグラスを持ち上げるジェスチャーをすると、すぐに注ぎにきてくれるという(>_<)。
もーもーもー、加藤杜氏に酒屋さんには、とっても感謝でございます!
それにしても。
名古屋でも、30人近くが集まるくらいになったんだなぁ!
日本全国で、どぶ会議が開催されているけど、
名古屋も、もっとがんばろまーい!(あれ?これは三河弁?(汗))
[ 京加茂 ]
中川区上高畑2-45
052-354-3930
11:30-14:00 / 17:30-22:00
定休日:月曜日
[ 以前の日記]
2011/3/15 本格的な京料理
2009/10/2 なごや純米燗 打ち上げ
さいとうさんも良いけど、あたしはお燗番なんで、ほとんど食べたこと無いっす。
いや、羨ましい。
お酒もお料理も贅沢に振舞われている・・・
「そっちのデカい方」を使っても,総帥と目が合う回数は,まき子さんがNo.1だったでしょう
相変わらずの元気な肝臓と軽いフットワークに拍手
でも…
そうですよね、いっつもお燗番をやっていただいて
ありがとうございます!
この日は、お開きになった後に、
杜氏と酒屋さんの夕飯がちゃんと準備されていました。
さいとうさんだと、そのままお開きになっちゃうから
(っていうかさいとうさんが再起不能になる?!(笑))
一緒には楽しめないですもんね…
やっぱ飲もうと思ったら
お客でいかないとダメっすかね~~。
そして料理もこんな本格的にご用意してくださって・・・
なんとも贅沢なひとときでした。
しかし・・・
「そっちのでかいグラス」を使い出してからの方が、
ぐびぐびっと、すぐにグラスが空になっちゃうんです~~(笑)。
それでも翌日は相変わらずスッキリ♪
さすが、どぶですね。
自宅どぶが切れちゃってしばらく飲んでなかったので本日立石に補給しにいきました(笑)
本当にありがたい「どぶ会議」でした。
顔は赤くならないですが、
今度は髪の毛を赤く染めて行ってみようかなぁ(笑)。
東京での会議にはなかなか出れなかったのですが、
生まれ故郷のなごやでようやく行く事ができました!
どぶ補給は立石に行ったのですね(笑)。
うちも、このまえどぶ切れしてしまいまして
どぶ会議で会うのにその直前に広島の酒屋さんにどぶ注文しちゃいました。
加藤杜氏が良いタイミングで、ちゃんとそばにいてくれるんですよ。
私もそれがスゴイって思った!
まさに「あ~なくなっちゃう・・・どうしよう」っていう感じのときに、スーパーマンみたいに(笑)
今回、参加できなくて本当に本当に残念だった。
しかも、研修で行けない予定だったのに・・
結果として体調不良で動けず。
でも、どぶ飲んでたら治ったかもしれないなぁ。
う・・・行けなかったのがつらい・・
次回は是非!!
奈良に着いてすぐにランチしたお店のメニューにあったから、さすが奈良!と
思って喜んでいたのに後はさっぱり。
まあ・・・東京で飲めるとこたくさんあるからいいんだけどね(笑
お料理おいしそうなものばかり。
そして久保本家のお酒が並ぶなんて贅沢だわー。
それは贅沢だ!・・・が酒飲み30人相手にそりゃ大変だった事でしょう!!
みんなの視線がお2人に注ぎっぱなしだったのでは? 笑
料理も美味しそうだし、お酒の会に酒持参って・・・熱い人がいますねぇ
メールに「名古屋ドブ会議も・・・」って書いてあったのはこの会かぁ。
どぶ大好きなのにまだ会議に参加した事ないんだよな。
東京でやって、マッキーも行く時にでも誘って!
器も秋らしくていいです。
下世話ですいません、会費はおいくらぐらいだったんでしょうか?
交通費のほうが、、、。(笑
「飲兵衛がお酒を欲しがってる光線のキャッチ力」
ってすごいよね!
遠くにいても、自分の殺気?!(笑)を感じてか、
くるりとこちらを向いた瞬間、目がばっちり合う、って感じだったよ~。
スーパーマン!ほんと、そんな表現もぴったり!
それにしても体調ダイジョウブ~~?!
ここんとこ、余りにも寒暖の差が激しいもんね。。
私も、先週寒かった時に出した羽毛布団・・・
すでに要らないんだけど・・・って感じ(汗)。
なにはともあれお大事に!
なんだかお忙しいみたいで・・・
次回こそ・・・ぜひ!
奈良では置いてあるお店が少ないんですね~(涙)。
>東京で飲めるとこたくさん
かくいうどぶ会議やどぶレンジャーも東京の飲み手発信だった!
でも、少しずつ、どぶが飲めるお店が増えているのは嬉しいですね♪
1人1人の盃に、杜氏と酒屋さんが手分けして
直接チロリからつけたての美味しい温度のどぶを飲ませてくれるんです。
これって、本当に手間かかるはず!
なのに、その手間をいとわずやってくれるお2人の背中は、
とっても大きく見えました。
この夏も、さいとうさんとか関東各地で、どぶ会議をやっていたんですが、
なぜかその日に限っていけず(涙)。
でも、なごやでやるって聞いた時に、
どうしても行きたかった念願かなって、
ほんと、良かったです~。
ちょっと伏せさせていただいますね。
でも、自分の経費はバラしてもいいですので(笑)
交通費は、高速バスで片道4000円、
ホテルは名古屋駅前の激安ホテルで3200円。
いくら安い交通費とホテルをとろうとも、
もちろん会費よりも、そっちの方にお金がかかるのは百も承知でございます。
でも、そういうお金に替えられない価値がある・・・というか。
特に、自分の故郷のなごやなので、
頑張って行きたくなっちゃうのであります!
どぶを飲んで風邪が治っちゃうんですもん!!
(って、マジメに主張したら微妙~~?!(笑))
「おこぜのどぶ」は酒の会に出品してしまったので、自分では一杯しか呑んでないんですよね・・。
それにしても、広島の酒屋さんが誰なのか気になります。
携帯だと画像が小さいので誰なのかイマイチ分からなくて・・。
三原のOさん?
西条のKさん?
それとも、宇品のYさんでしょうか?
久保本家の蔵元とはよくお会いするのですが、加藤杜氏とは一度もお会いした事がないので、いつかそんな機会が持てたら良いなと思っています。
これもまた熟成させるとますます美味しくなりそうな味わいで。
我が家のもちびちび飲んでおります。
広島の酒屋さんはOさんです(笑)。
加藤杜氏とお話をしていると、
なんだか杜氏のエネルギッシュなパワーが伝達するのか
こちらも元気をもらえます!
ぜひぜひ。
コース料理を頼んでいくと良いですよ~。
杜氏・社長・お手伝いな酒屋、飲む(味を温度をみる)はしますが、料理はハナから用意されてませんが、最初に、あとでご飯等の料理は要求しておく。あとで何が出てくるかはそこのお店の采配です。京加茂さんは、お客さんが食べたものと同じものを出してくれました、また、大阪の蔵朱でのどぶ会議も同じようの蔵朱の店主はすべて同じじゃないけれど、メインな料理は会が終わったあと、料理と打ち上げを用意していただけました。何も食べずに黙々とお燗番をやるのが趣味ならしかたないけど、そこまでお店は考えるべきだと思います。
今、地元でやってる会は、まだまだひよこなんで、そこまではしてません。料理食べながら飲み、感想を聞き、言う、話すです。
飲まず食わずでやってくれる方たちにも申し訳ないですし、
自分も「これじゃあ帰るタイミングがわからないよ~。今帰ったら失礼?それとも?」となることもしばしば。。。
>あとで何が出てくるかはそこのお店の采配
なるほど!それも確かに!
(ってまた納得しちゃう)
一緒に飲んで食べて・・・っていう会は良いですが、
やっぱりお燗番に徹してくれてる場合は、
打ち上げのようなのがあるだけで、その日一日の印象は変わりますもんね。
地元でやってらっしゃる小さい会は、
それはそれで、少人数でお話が聞けて話せて、、ってイイですね。
私も大人数よりも実は少人数で蔵元といっぱいお話を、
そして一緒に飲んでる人たちとも一緒にお話をする方が
好きだったりします。
わいわい飲むなら12人くらいまでで円卓が一番だと思います。
実は、最後の〆の挨拶、廊下の方で聞いてたのです。
というのも、「そろそろ終わりかな~」ってトイレに向かったとき、
まさに、林さんに「そろそろおわりましょかっ!」って加藤杜氏が指示してまして。
「あちゃー変なタイミングでトイレに立っちゃったな。」と。
でも、ほんと、わいわい飲むのは15人くらいがMAXかなぁと思います。
それ以上でだらだらやると、収集がつかなくなるんですもん~。
飲んでる人たちは、そりゃ誰も仕切ってくれないと、
いつまでもダラダラ飲んじゃうと思うので、
そこで「すぱ!」っと終わりを告げてくれると、気持ちよく帰れます♪
レンジャー名覚えてなくてすみません(ペコリ)
最初は15人くらいの想定で、林さんや京加茂さんが広報したら当初の想定以上に集まってしまった・・・みたいです。
覚えにくいですもんー。
でもチョコレートはばっちり覚えられます(笑)!
人数は多かったけど、
お店の雰囲気に加藤杜氏のリーダーシップのもと、
始終穏やかでしたね♪
でも名古屋でも集まるんだなぁ!って、なんか嬉しかったです。