「 箱根の双子山に日は沈む 」
河津 米子さん 撮影
昨夕には正式に延長宣言がなされたが、政治へのいろいろな不満や批判は
あるだろうが、今はより高い緊張感を持って自粛する事が大切なのだろう。
正月には折角一旦スタート出来たのに、又この延長によって二ヶ月も休止に
なってしまうと思うといろいろと心配になる。
その第一は、運動不足だろう。
若い人ならいざ知らず我々の年代は、特にその影響は大きいと言う。
散歩だ、ウオーキングだ、室内でストレッチだと言っても、毎日のことと
なるとかなり意識的な努力と苦痛を要するだろう。
その第二は、引き篭もるわけで、人との会話も付き合いも笑いも忘れてしまう
ことである。せいぜい家人かお店の店員さんとだけの会話になってしまうこと
である。これは脳への刺激と言う点で問題があるという。
自分は全く気など使っていないと思っても、他人との会話とか遣り取りは、
例え慣れた人が相手でも、本能的にと言うか、知らずに或いは無意識にでも、
気を遣い、配慮、遠慮、礼儀、挨拶、考えたりしているわけで、こうした日常生活
の何気ない所作が、そしてそれに伴った喜怒哀楽の感情というものが、人間の本態的
な所で活性化や維持に大切だとは、医学的にも心理学的にも証明されるそうだ。
この二ヶ月のブランクが心配なのである。この空白を契機にめっきり心身共に萎えたり
老化したり、前向きにやろうという人間として最低限度の必要な意欲というものの喪失
という問題がある。
後になってあの時のコロナの勢でとか、あれを契機にとかで、結局は「コロナに負けた」
と言うことにならなければ良いのだがと案ずるのである。
何か良い対応策とか防止法はないものだろうか。