「 白梅が咲いた 」(高砂緑地)
高田 みおりさん(簗瀬さんのお嬢さん)撮影
茅ヶ崎市ではワクチンの接種券の発送を、65才以上には3月中~下旬に
するという。すると接種が出来るのは早くて4月だろうか。
世界のワクチン情報をみると、これもどうなるか分からない。
私はこのことでは、大きな誤解をしていたのを気付かされた。
それは日本の医学は世界の最先端をいっており、日本人として
その恩恵を受けられるのは(もう今までに大分受けているけれど)、
この国に生まれて来て良かったと思っていたことだ。
立派な建物の大病院も多く、町中にも医院はやたらと目に付く位に多い。
健康保険制度も完備している、製薬会社も大小幾つもあり、医療機器メーカー
も技術を競っている。
それがこのコロナ禍では日本の医療体制の脆弱さを暴露してしまった。
そして何より、この優秀な水準にあると言われる医学と科学と工業技術を有しながら
(これも錯覚だったのか)、何故日本でワクチンが作れないのだろうかという素朴な
疑問と心配である。
正直、日本は素早くワクチンを作り出し、国内はいち早く満たし、海外にも供給する
位の総合力が有るものとばかり思っていた。
行政の動きが遅い、認可に慎重で時間が掛かる、研究費不足、研究人材不足などの
エキスキューズは有るのだろうが、どうしてこの日本で出来ないのだろうかと残念でならない。