昨日はNHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡
第3回 2001~2009 小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防
を観ました。
小泉政権のときのフィーバー(死語?)をふりかえり、あらためて、
あのとき、小泉さんを褒め称えていた人たちが、自分自身へのへの
反省などなく、平気で小泉さんへの批判をする無責任を感じ、無常観。
そして、不遇の時代に小沢さんに冷たかった人が小沢さんを褒め称え、
すり寄る姿にも無常観を感じる。
郵政選挙のときの熱狂ぶりと、2009年8月30日の総選挙のときの熱狂は
内容は違うけれど、少し似ている気がしました。
郵政選挙のときも、世の中が「閉塞感」が満ちていて、それを打ち破るように
自民党の異端児 小泉純一郎氏が登場しました。
そして、ほとんど国民の熱狂的支持だけを後ろ盾に、古い自民党を破壊。
熱狂に支えられた小泉が真に壊したものとは何だったのでしょう。
小泉さんは未だマスコミの前には出ません。
今が時期ではないということは、「機をみる」「世の中の風をみる」ことに
長けた小泉さんのことですから十分に承知しているのでしょう。
ただ、回顧録が出たら読みたいです。
小泉さんがやりたかったこと、できなかったこと、当時考えていたことを
ものにしたら、活字ならばピューリツアー賞ものなのではないかしら。
一方で、瀬戸際から政権交代の実現にまで持ち込んだ小沢さん。
当然ながら、今最も注目され、マークされている政治家。
「優しくて義理固い人」との評判ですが、その著書やこれまでの道のりを
みると「怪物」だと思います。
こちらも、本当にものにした記者はピューリツアー賞ものでしょう。
それにしても、55年体制終焉(えん)後の16年とは何だったのか。
今回の政権交代とは何だったのか。これから日本はどうなるのか。
いろんなことを考えずにはいられない良い番組でした。
内容も証言を積み重ねた、厚みのあるもので見事でしたが、
編集、音楽などの良さに唸りました。
特に、最後、歴代総理の「国民のために」という発言部分を
ニューシネマパラダイス風にひたすら連続してつないだところは、
やりすぎかなと思いながら「さすが」と思いました。
この手法を使うことで、ちょっとシニカルさが加わり、
私たちが考えるのりしろが生まれたように思います。
第3回 2001~2009 小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防
を観ました。
小泉政権のときのフィーバー(死語?)をふりかえり、あらためて、
あのとき、小泉さんを褒め称えていた人たちが、自分自身へのへの
反省などなく、平気で小泉さんへの批判をする無責任を感じ、無常観。
そして、不遇の時代に小沢さんに冷たかった人が小沢さんを褒め称え、
すり寄る姿にも無常観を感じる。
郵政選挙のときの熱狂ぶりと、2009年8月30日の総選挙のときの熱狂は
内容は違うけれど、少し似ている気がしました。
郵政選挙のときも、世の中が「閉塞感」が満ちていて、それを打ち破るように
自民党の異端児 小泉純一郎氏が登場しました。
そして、ほとんど国民の熱狂的支持だけを後ろ盾に、古い自民党を破壊。
熱狂に支えられた小泉が真に壊したものとは何だったのでしょう。
小泉さんは未だマスコミの前には出ません。
今が時期ではないということは、「機をみる」「世の中の風をみる」ことに
長けた小泉さんのことですから十分に承知しているのでしょう。
ただ、回顧録が出たら読みたいです。
小泉さんがやりたかったこと、できなかったこと、当時考えていたことを
ものにしたら、活字ならばピューリツアー賞ものなのではないかしら。
一方で、瀬戸際から政権交代の実現にまで持ち込んだ小沢さん。
当然ながら、今最も注目され、マークされている政治家。
「優しくて義理固い人」との評判ですが、その著書やこれまでの道のりを
みると「怪物」だと思います。
こちらも、本当にものにした記者はピューリツアー賞ものでしょう。
それにしても、55年体制終焉(えん)後の16年とは何だったのか。
今回の政権交代とは何だったのか。これから日本はどうなるのか。
いろんなことを考えずにはいられない良い番組でした。
内容も証言を積み重ねた、厚みのあるもので見事でしたが、
編集、音楽などの良さに唸りました。
特に、最後、歴代総理の「国民のために」という発言部分を
ニューシネマパラダイス風にひたすら連続してつないだところは、
やりすぎかなと思いながら「さすが」と思いました。
この手法を使うことで、ちょっとシニカルさが加わり、
私たちが考えるのりしろが生まれたように思います。