WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

NHKスペシャル 永田町・権力の興亡

2009-11-03 20:04:33 | 時事問題
昨日はNHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡
第3回 2001~2009 小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防

を観ました。

小泉政権のときのフィーバー(死語?)をふりかえり、あらためて、
あのとき、小泉さんを褒め称えていた人たちが、自分自身へのへの
反省などなく、平気で小泉さんへの批判をする無責任を感じ、無常観。

そして、不遇の時代に小沢さんに冷たかった人が小沢さんを褒め称え、
すり寄る姿にも無常観を感じる。

郵政選挙のときの熱狂ぶりと、2009年8月30日の総選挙のときの熱狂は
内容は違うけれど、少し似ている気がしました。

郵政選挙のときも、世の中が「閉塞感」が満ちていて、それを打ち破るように
自民党の異端児 小泉純一郎氏が登場しました。
そして、ほとんど国民の熱狂的支持だけを後ろ盾に、古い自民党を破壊。

熱狂に支えられた小泉が真に壊したものとは何だったのでしょう。
小泉さんは未だマスコミの前には出ません。
今が時期ではないということは、「機をみる」「世の中の風をみる」ことに
長けた小泉さんのことですから十分に承知しているのでしょう。
ただ、回顧録が出たら読みたいです。
小泉さんがやりたかったこと、できなかったこと、当時考えていたことを
ものにしたら、活字ならばピューリツアー賞ものなのではないかしら。

一方で、瀬戸際から政権交代の実現にまで持ち込んだ小沢さん。
当然ながら、今最も注目され、マークされている政治家。

「優しくて義理固い人」との評判ですが、その著書やこれまでの道のりを
みると「怪物」だと思います。
こちらも、本当にものにした記者はピューリツアー賞ものでしょう。

それにしても、55年体制終焉(えん)後の16年とは何だったのか。
今回の政権交代とは何だったのか。これから日本はどうなるのか。
いろんなことを考えずにはいられない良い番組でした。

内容も証言を積み重ねた、厚みのあるもので見事でしたが、
編集、音楽などの良さに唸りました。
特に、最後、歴代総理の「国民のために」という発言部分を
ニューシネマパラダイス風にひたすら連続してつないだところは、
やりすぎかなと思いながら「さすが」と思いました。
この手法を使うことで、ちょっとシニカルさが加わり、
私たちが考えるのりしろが生まれたように思います。





艱難辛苦に挑む、気迫あふれる

2009-11-03 15:55:58 | 私らしく生きる。気づきと学び
品川区の施設一体型の一貫校として、
唯一小中両方に特別支援学級を持つ長男の転校予定先まで、
(あくまでも予定)長男と足を伸ばしました。

初代総理大臣墓園からいただいたという門には、

「艱難辛苦に挑む、気迫あふれる少年少女だけが、この門を
くぐることができる」

と刻まれています。
この門は入学式と卒業式だけあくということです。

この学校へ行くんだよ!と言ったら、とりあえず、
「はい!」
と気迫あふれた(?)返事がかえってきました。

「艱難辛苦」という言葉に、びびりながらも、記念撮影。
ちょっと寒かったわ、私たちの今日の服装。

転校生である長男がこの門をくぐるかどうかは不明ですが、
息子たちには「艱難辛苦に挑む、気迫あふれる少年」
として、育ってほしいものです。勿論、それぞれのペースで。

これから転校までの3ヶ月、こうやって少しずつ、
心の準備をしていこうと思います。

長男は何をするにも心の準備が必要です。
自閉症児のほどんどは、環境の変化に、とても弱いです。
長男は障害の割には適応力がありますが、「転校」というのは、
意外に子供にはストレスになるものだと私は思います。

また普通学級から特別支援学級へ移ることは、
我が家にとっては、前向きな決断ではあるけれど、
おそらく、本人には、戸惑いがあるでしょう。

家から学校までの道のりは、後日通学路を確認ですが、
とりあえず、わかりやすく安全そうな道を発見。

私の大井町駅までの近道も発見。(徒歩13分~14分)
公共の自転車置き場を発見、「駅までは自転車にしよう」
と根性なしの私は思いました。
ご存知の通り大井町から新橋はあっという間なので、
歩く距離はともかく、目茶目茶忙しくなっても対応できそう。
(ホッ!)

「艱難辛苦に挑む、気迫あふれる働く母」には、ほど遠いけれど、
その精神は忘れないでいたいです。

上司が「孟母三遷」(さんせん)とからかってくれ、
ちょっと恥ずかしいながらも、応援してくれているようで、
嬉しかったです。
余談ですが、個人的に、そのときに教えていただいた、
孟母断機の教え」も大切にしたい。

寒気

2009-11-03 13:06:09 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
昨晩、寒気(さむけ)がしたので、
「風邪かな?」と思って焦っていたら
寒気(かんき)がきていただけでした。

木枯らしとテレビで言っていたのを聴いて、
きょんきょんの歌声が頭の中に響き、
「出会いは風の中♪」と歌いながら、
「またこれで寒冷化論争が始まるのかしらん」
と別の意味で寒気がしました。

「喉元すぎれば暑さ忘れる」
=「喉元すぎれば温暖化忘れる」!?

そんなに暑くなかったこの夏。
それでも東京のヒートアイランド現象は酷かった。

自由時間、風の通る水辺や緑化されたところにばかりにいるせいか、
仕事でアスファルトばかりのところへ行くと蒸し焼きになっている
気がしました。

それにしても、この冬、もし凄く寒かったら、また、みんなが、
どんどん暖房し、CO2排出量が増えるかもしれない。さぶっ。

寒い中「温暖化」を考えるのは、結構、難しいと思います。
でも、私の本業でもそうなんだけど、寒い間に準備をして
問題の芽を摘まないと、夏にとんでもない目にあうのよ。

これは、本業も温暖化にも、共通することだと思います。

さて、おもいっきりそれた話をもとに戻すと、
今年の冬がもし寒かったとしても、「温暖化なんて嘘っぱちだ」
ってことじゃないんですからね~。
喉元すぎても、温暖化忘れないようにしたいです。

写真は囲炉裏にあたっている気分の長男。