祖母と久しぶりに会い
大館市を見晴らすレストランで食事をしました。
世の中や人間を見る目の確かさと、
相手の思惑を見透かしてもなお、
糾弾しないで静かに距離を置く聡明さは変わらず。
また、90代になっても、地元の福祉に
地道に貢献しようという姿勢は、
祖母らしく見習いたいと思いました。
昨年から今年にかけて政治がまた、
祖母の静かな暮らしに入って来ました。
賑やかで、嬉しいことであるけれども、
亡き祖父の名前をあきらかに利用しようという人も
ごく僅かだけれどもいたり、
祖父の遺品に群がる輩も少しだけいたようでした。
以前、私が「龍となれ」の書についてblogに書いたあと、
そのいわれ(政治的に重要な時期にいただいた)を知り、
欲しがった方がいたようでした。
あきらかに金目のものを、以前もって行った人たちです。
私自身はいわれを詳しく知ってから「龍となれ」は
祖父の政治家人生を遺す場所に展示されるべきだと考えていました。
こうしたものは、政治家の事務所や個人の家に
「箔」をつけるために利用するものでは断じてない。
私自身も肝に銘じたいと思います。
そして、90代になっても「人から利用される」ことを
心配しなければならない祖母の気持ちは
どんなものだろうと思わずにはいられませんでした。
それでも、祖母の暖かさ、ユーモア、明るさは、
決して、変わることはなく、
穏やかに流れる母なる川や樹齢を重ねた樹木のような人なのでした。
そして、「仕切り癖」と「気合い」は変わりません(^-^;
(長生きの秘訣ね)