WIND BENEATH MY WINGS

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エコ活動を伝える

2010-05-30 10:37:30 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
ここ数年、企業が行う社会貢献や、
エコ活動を「伝える」ことについて、
考えさせられてきました。

私ごときが言うまでもなく、
企業にしても、個人にしても、
『伝えたい』のであれば、
『活動』『行動』そのものを
きちんとすることが大切だと思います。

志があり、活動や行動きちんとしていれば、
評価、評判はあとから必ずついてきます。

最近、きちんと活動しているNPOなどの団体に
広告や広報のプロが、無料で『伝える技術』
を提供するボランティアがあると聞きました。
これは良いことだと思います。

ただ、ここで間違えてはいけないのは、
『伝えるべき内容』あっての『伝える技術』
だということです。
『伝える』ことは大事ですが、
『内容あっての情報発信』だと思うのです。
『伝えるために無理矢理体裁を取り繕う』
のは具の骨頂です。

外部の活動や勉強会などで、名刺交換をしたり、
放送局に勤めていることを伝えると、
「放送局への苦言」を聴かされることが多いです。

放送局の人がこうした集まりにこないのか
いち平社員で番組もつくっていない私に対して、
企業やNPO、自治体など、外部の人たちは、
放送局に言いたいことを、かなりはっきりと、
伝えてくれます。
(嫌ではありません。
むしろ勉強になるので大歓迎です)

例えば、あるNPOの話。
放送局のある番組のスタッフから電話がかかってきて、
「放送してあげるから●●の映像が欲しい、
無理矢理でも撮らせてください。
なければ扱えません。』
(テレビに出たいでしょうと言わんばかり)
と、高飛車に言われたことがあるそうです。

環境についてテレビで情報発信をすることは、
ある意味チャンスですし、
その効果は大きいですが、
傲慢な態度に言葉もなかったそうです。
本当に恥ずかしく、残念です。

それに、無理矢理誰かに何かを強要し、
それをやらせ、情報番組などで事実として放送したら、
それは『ヤラセ』ではないでしょうか?

また『テレビに出してやる』と高飛車な姿勢で
命令された人は、その放送局を
大嫌いになるでしょう。

会社や番組の名前にも傷がつくのです。

残念ながら、外の勉強会にいくたびに、
そうしたら経験を外部から聞きます。

今の若い人たちは、そういう礼儀について、
まだ慣れていないのかもしれません。
自分が伝えようとしているものを理解せずして、
自分のイメージを押し付けようとしてしまう。

一方で、ここ数日いっしょに仕事をした、
新聞記者、報道の記者、番組ディレクターの
真摯な勉強ぶりと『きちんと伝えよう』とする
姿勢からは、多くを学びました。

こういう人たちからは、
私自身も学んでいきたいと思うと同時に、
業界全体がこうしたノウハウを共有する時期
かなと思いました。

また、第三者の「環境のプロ」「環境を伝えるプロ」
に話をしてもらい、業界全体で学んでいく時期だと
強く思いました。