WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

龍馬伝は閉塞感を打ち破るか?

2010-05-04 18:18:14 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
龍馬伝で、
「イゾウは現代のある種の人の気持ちを代弁しているのかな」
と思ってから、
龍馬伝の中にちりばめられた、
「問題提起」「世相を斬る」的な部分を
探すようになり、より面白く感じられます。

大河に限らず、小説だろうとドラマだろうと、
私たちは自分に引き寄せる傾向があります。

小説にしてもドラマにしてもいろんな種類があり、

すっきりするもの。
笑って楽しい気分になるもの。
怖いもの。

涙がぼろぼろ出るもの。
考えさせられるもの。

などなどがあると思います。

そして「感動」にも、いろいろな色があり、
性質があるように私は思います。

「感動」を「その場限りの感動」
だけで終わらせないで、
「感動してその後考える」
ことで、その作品は
「世の中を変える」可能性すら持つ。

ハゲタカ」ではさまざまな問題提起がされました。
それは比較的ストレートなものだったと思います。

大河ドラマで「ハゲタカ」と同じやり方は通用しない。
でも、見事に、お茶の間を

「すっきりさせ」(龍馬さんの剣術シーン)
「げらげら笑わせ」 (弥太郎とその一家!!)
「涙がぼろぼろ出て」(「かお~いくな~」)
「怖くて」
(もののけ東洋さんとか最近では怪物・容堂さん!!!)

ながらも、考えさせられる。
この「考えさせられる」ところは、
タケチさんの役割重要。
ハゲタカ」的な問題提起、鋭い指摘は健在です。

テレビは「初めての出会い」「最初の感動」に
適したメディアです。

短い時間で感動してもらい、興味を持って貰い、
「それをぐっと自分に引き寄せて貰う…。」
そこから先はご自身が考え、
ネットや書籍で深めていくのだと思いますが。

どんなメディアでも同じですが、
本当の主役は「受け手ひとりひとり」です。
(どこかで聴いたセリフですね)

話を大河に戻すと、たぶんなんですが、
わかりやすい感動をちりばめつつ、
世相を斬る、問題提起をするということが
これから益々あるように思います。

というか、あのスタッフでそれがなければ、
私はむしろがっかりです。
そしてその問題提起は決して後ろ向きではなく、
「閉塞感を打ち破る」ようなものではないか
と私は予想しています。

閉塞感を打ち破る」

これは志ある作り手がみんな考えていることです。

大河ドラマ「龍馬伝」ははたして時代の閉塞感に
一石を投じる、いや打ち破るような展開をみせるのでしょうか?

また、その他さまざまな、ドラマ、小説、映画などで、
そうした試みが試され、成功するのでしょうか?

そんなことを考えていたら、
「受け手としての自分自身の在り方が問われるなあ」
なんて思ったのでした。


大河に限らず、志ある作り手に敬意を表して。

苗木屋さんで葡萄の苗購入

2010-05-04 14:04:21 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
福島県のガーデンプラザ「花」にて
デラウェア、キャンベルなどを購入。

まだ契約も終わっていないとき
(家は勿論建っていない)
図面をみながら
「ここに葡萄を植えるんです~」
と言ったら、
担当の不動産屋さんのゆうじさんは、
「ブドウですか~?」
と大変、いぶかしげでした。

何もないところに、構想を練るのは
我々の得意技。

その後、ゆうじさんは、
「ホントですか~」
と言いながらも、
「我が家の葡萄」のために、
砂利やら土やら境界線やらの仕切りに
奔走することに。

今はかきいれどきのゴールデンウイーク、
ゆうじさん、生きているかしらん。

本当にふどうがなったら、是非、ゆうじさんに
食べて貰おう。

その場はなんとかする、でも応急処置のまま放置しない。

2010-05-04 11:10:18 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
「目先の解決方法に飛びつかない」
のが、システム思考の鉄則だということが、
改めてよ~く、わかったのです。

しかし・・・。
私が働く放送業界では
「とっさの対応力」
「とにかく、その場をなんとかする」
ことが極めて重要。

それが出来ない奴は
「使えない」
のレッテルを貼られてしまって
「より重要な仕事をまかされるチャンス」
を失いかねない。
(これは大問題です)
放送業界はそんな一面を持ちます。

「とにかく●時●分までに、なんとかしろ」
という指令を遂行する、
それが全ての時期が私にも、ありました。

「人」「モノ「カネ」「時間」の中で、
「時間とカネ(を生む視聴率)」
が突出して重要とされる構造が、
放送業界において、ときにマイナスの効果を
生んだこともあるように思います。

こうしたマイナスの連鎖は断ち切らなければなりません。

しかし、私たちは、その仕事の性質上
「時間に間に合わせる」「咄嗟になんとかする」
ことを重視せざるをえません。
それは変わらないでしょう。

ただ「応急処置」は、「応急処置」なのです。

「応急処置をそのまま放置しない」こと。

「咄嗟になんとかした」
「とにかく間に合わせた」

「その後」
が大切なんだと思っています

まずそれが問題解決の一歩だと思います。

自戒をこめて。