この歳になってくると、死ぬまで大事に思えるひとは、そう多くはないのだということがわかってくる。
苦境に陥った時に、慰めの言葉をかけてくれる人はあるけれど、実際に行動してくれる人は、わずかだということも。
みんなまずは自分のことを大切にするべきだとも思うから、それが悪いというわけではなく、友だちではない、ということでもない。
ただ、心の底から心配し気遣ってくれる人の優しさは、身に染みるし、自分にとっては宝と同じ価値をもつ。
大学時代からの付き合いのTさんもその一人。今こんなにもマスクは手に入らない時なのに、少ないけれど手に入ったから半分こにしよう、と、消毒用のジェルと一緒に送ってくれた。
平気で人が人を傷つける世の中だけれど、この人はいつも、誰かのために何かをしようと思う利他の人。
歳を重ねてどんどん人間味あふれる素敵な人になっていて、私が生き方のお手本にしている数少ないひとりだ。
おまけに猫たちにまでたくさんのプレゼントを。
花は大興奮。
ほんとにありがとうね。
マスクに、そしてあなたのこころに深く感謝します。