風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

さらば冬のかもめ

2014-01-04 23:28:29 | 映画・演劇等
40年も前の作品だけど色あせてない。
監督はハル・アシュビー。
以前観た「ハロルドとモリー」という作品がよかったので、さらに彼の作品を観たくなった。期待通りで満足。
(今年は、昔の映画からよいものを選んでみたい)

基地の募金箱から40ドルぽっちを盗もうとした罪で8年の実刑が決まったダメ新兵を荒くれた2人のベテラン海軍下士官2人が休暇気分で刑務所まで護送することになる。3人はやがて奇妙な連帯感で結ばれていく。

たったの40ドルで8年・・・。
かわいそう過ぎるが、それは、どうすることもできない現実。
だが、減刑以外でできることはあるんじゃないか?
ならば、人生のいろいろを教えてやろうではないか。
本当においしいハンバーガーや、ハイネケンや女を!
そして自分の要求や、気持ちは口にすることを!
怒るときは怒ることを!
刑務所での過酷な8年が過ぎた時、新兵は全く違った様相になっているかもしれない。
けれど彼の心の底には、荒くれた下士官二人との1週間の旅が、決して消えることなくあると思う。
甘すぎない描き方が、とてもよい。
下士官の一人が、若きジャックニコルソン。
びっくり、彼ってかっこよかったんだね。
コメント
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