上下巻ある長編だったけど、一気読み。
父の海外赴任でイランで生まれた歩と言う男の子が37歳に至るまでの物語。
マイノリティを貫くゆえに周りから(学校など)孤立する姉。
まき起こす事件。
その娘との関りが掴めずとにかく自分を貫く母。
その二人を反面教師として生きていく歩(父は穏やか)。
イケメンで女性にもそこそこ持て・・・・
波風を立てずに生きていたはずの歩にある変化が・・・えっ、そう来る?
これ笑っちゃった、いや笑えない深刻だわ・・・笑笑笑~
このあたりから被害者的な歩君の性格悪くなっていくんだよね。
気分悪くなる殺人などないし(推理ものではないから当たり前だけど)、
それぞれどうなっていくのかの気になってやめられなかった。
イランやカイロの街で暮らすので、それも楽しめた。