最近ちょっと忘れっぽくなった習字の先生が忘れずに約束の本を持って来てくれた(藤沢周平)。
「猫鳴り」を読み終えたので、その本にかかる。
台風で籠るしかなかったので、丁度よい読書日となった。
山本周五郎に似ているかと思ったらそうでもなかった。
甘くない。
立花登を書いた人だものね。
削ぐところはそぐ潔さがある。
だから辛すぎるところも。
辛すぎるから深みを増す。
「沢山の本を処分したけど、藤沢周平は、捨てられなかった」と、言う先生。
読むに連れ先生の内面を覗き込んでいるような感覚に。
先生、次回本の話をしましょう!