旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

キリコ展

2005年09月19日 17時02分22秒 | アート
大丸ミュージアムで開催中の「キリコ展」を見てきた。
シュルレアリスムの先駆者で巨匠のキリコ。彼の絵を語るのはひじょーーーっに難しい・・・
マネキン化された人物たち、その人物に張り付くように描かれたコンパスや定規のように見える物体。背景にはがらんとした空間と、誰も人が住んでいないような建物・・・

彼のような画法を「形而上絵画」と呼ぶ。簡単に言えば、具象的なモチーフを描いて、そこから具象を超えたイメージを表す。
まあそんな感じ(苦笑)。
確かに、マネキンだったり建物だったりと、描くものは具象なんだけど、それらを組み合わせて不思議な空間を作り出している。

無機質なものを描きながらも、そこにはパッと見て共感できる何かがあふれている。
2体ののっぺらぼうのマネキンが抱き合っているだけで、そこから悲しみや愛情と言った人間らしい感情を読み取れる。
さらに、殺風景な舞台が逆に、余計なものをそぎ落としたギリギリの感情を際立たせている。

キリコはイタリアで生まれた。それを聞いて絵を見ると、なるほどな・・・と思う。それは、窓のたくさんついた白い壁の建物がイタリアを連想させるのかもしれない。あと色使い。オレンジや黄色や赤、緑をはっきりした色彩で描いているあたりにイタリアっぽさがありそうだ。
さらには拳闘士や古代ローマ人のような衣装にも現れている。


そ~るこねくしょん!

2005年09月18日 19時07分46秒 | GOS(文・絵)
昨日だけど、村上さんによるソウルコネクションを聴いた感想なんかを・・・

今日は生放送っていうことで、かなり期待して録音準備もしてからラジオの前へ。
はっきり言って期待以上だった~~!生で3曲も歌ってくれた~
やばい、惚れそう(え?)

最初に歌ったのは「Oh Girl」という曲。最初は普通に曲紹介から原曲が流れてきた。いい曲だなーとまったり聴いていると、だんだん音量が下がってくる。ん?と思った途端、いきなり村上さんの声に切り替わった!

番組の後半にも洋楽を2曲歌ってくれたんだけど、実はこの「Oh Girl」が一番感動したなー。
途中で「ひとり」が混ざったりした特別バージョン(笑)で、色っぽいファルセットが聴けてドキドキしたー・・・

やっぱこの人の声好きやー・・・というわけで、10月1日に万博公園で行われるイベントのチケット申し込んじゃった!タイムリーに、ソウルコネクションが始まるちょっと前に、このイベントに村上さんが参加するって聞いたところだったので!(^^*

他にもコブクロとかスタレビ、Skoop On Somebodyとか結構好き系なミュージシャンが出るので、ちょうどいいやってことで。
「風に吹かれて」っていうイベントで、大阪出身のアーティストが集まってライブするんだって。

ところで今日はゴスのライブの先行予約がある。電話つながりにくいだろうから、深夜にかけるつもりだけど、ドキドキするー♪当たりますように!


チョコレートは幸せな気持ちをくれる

2005年09月17日 19時06分40秒 | 映画
ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督という魅力的な組み合わせに惹かれて、「チャーリーとチョコレート工場」を見に行った。

原作はロアルド・ダール著作の「チョコレート工場の秘密」とても有名な童話なので、私も題名くらいは知っていた。
本当いうと、映画を見る前に原作を読んでおこうかと思ってたのに、そのまま忘れてたんでまったく真っ白のままで見た。
たぶん、内容はかなり現代的にアレンジしてると思うので、下手に予習していかなくてもいいかも?って感じ(^^)

内容に関しては、間違えると変に説教臭さが漂いそうな雰囲気なんだけど、そこはさすがにティム・バートンが監督をしているだけあって、彼らしいブラックな笑いがちりばめられていて、単純にめちゃくちゃおもしろかった!

驚きがいっぱいなので、見てない人は誰かに内容を聞かないほうがいいと思う。新鮮な感動を味わって下さい(笑)

それにしてもチャーリーは本当にいい子だよ。この映画の中で一番大人。私も彼に見習わなければ・・・と思ってしまった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チョコレートを題材にした映画に、「ショコラ」という名作がある。
なんとこれにもジョニーが出演してるんだけど(チャーリー~とは180度違う超2枚目役で(笑))、この映画もチョコを上手く使った内容になっていて、私にとってとても大切な映画だ。
今まで見た(といってもかなり少ないけど)大好きな映画の5本の指には入る。

こちらはフランスの閉鎖的な村を舞台にしている。主人公の女性がこの村に引越してきて、村で禁止されているチョコレートのお店を開くところから騒動が始まる。
頑なな大人達の、ユーモラスで悲しくて最後にあったかくなる映画だ。

この映画でチョコレートは大切な役割を演じている。
チョコをほおばる人々の幸せそうな顔が、次第に難問を解決していくのだ。
チョコが人々に幸せを運んでくるのだ。

機会があればぜひこちらも見てほしいなー

 時々 

正夢

2005年09月15日 23時31分41秒 | 音楽
どうか正夢 君と会えたら 何から話そう 笑ってほしい

小さな幸せ つなぎあわせよう 浅いプールで じゃれるような

ずっと まともじゃないって わかってる

(スピッツ「正夢」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は、e+でスピッツの先行予約にエントリーした!
あー、当たるといいなぁ~~!
スピッツは一度生で聴いてみたかったんだよね。
彼らは曲もすごくいいけれど、独特の歌詞が印象的だ。
あんな詞が書けるのって、きっととても強みになるよね。

曲も、すこーんと空に突き抜けていくような爽快感がある。


また届いた!

2005年09月14日 23時33分34秒 | アート
月曜日は会報、火曜日は通販で買った服、そして水曜日の今日は、DVDが届いた!
とても良くして下さっている、年配のご夫婦の知り合いがいる。お二人ともとてもパワフルな活動家で、仕事をバリバリこなして休みを取っては海外旅行に出かけている。しかも遊びだけじゃなくて、社会活動もさかんにされている。
とても明るい性格でさばさばしてて年齢を超えてお付き合いができる。私も将来はこんな素敵なおば様になりたいなぁと、尊敬と憧れでお付き合いさせて頂いている。

この前久しぶりに再会した際に、テレビで連続して放送していた「世界美術館紀行」を全部録画しているから、DVDに焼いてくれるという。
そして今日、待ちに待ったDVDが届いたのだ!

この番組があることは知ってたんだけど、なんせ中途半端な放送時間で、いっつも見逃していた。それがまとめて見られるなんてすごい!

目次を見ると、オルセー美術館、ゴッホ美術館、ベルギー王立美術館などなど、全11箇所の美術館を紹介している。
世界の名画を部屋のパソコンで好きな時に見られるなんて、ドキドキする♪

ちなみに、全11箇所のうち、私は8箇所の美術館を訪れていた。
オルセー美術館、アムステルダム国立美術館、マルモッタン美術館、テート・ギャラリー、オスロ国立美術館、ベルギー王立美術館、クレラー=ミュラー美術館。
私にとってどこも思い出深い美術館だ。

どこも同じくらい素晴しいけど、特に印象深かったのが、開館から閉館まで丸一日かけて見たベルギー王立美術館(ほんっと見ごたえあった!)と、静かな森の中にたたずむ贅沢なクレラー=ミュラー美術館。

またあの数々の名画と解説付きで再会できるのね・・・

ありがとうございましたSさん!このお礼はいつかきっと・・・(^^)

 のち 

やっと届いた・・・

2005年09月12日 23時29分32秒 | GOS(文・絵)
やっと会報が届いたよ・・・今回はライブのエントリーのお知らせが入ってるから、なかなか到着しなくてやきもきしたよー
エントリー方法の紙を読んでると、毎度毎度ドキドキするねー♪
一足早く、e+で黒沢さんのソロライブの先行はエントリーした。当たってほしいなー。この秋はまだ全然ライブの予定が入ってないから、どっか行きたい!
あと、スピッツのも申し込むんだvこれはさすがに取れる自信ないけどv(^^;

村上さんもソロライブやるらしいですね。村上さんの声が一番好きな者としてはぜひ行きたいところだけども!東京なのでパス・・・(涙)というか多分チケット取れない。ものすごく収容人数少ない会場なんだもん(笑)
ああでもせめて、こっちの地方でもやってくれたらダメもとで挑戦するんだろうな、私。

以下、会報の印象深いところー
(会報着くのがめちゃめちゃ遅かったので、ねたばれにはならないでしょう)




安岡さんのある一日。
「朝食に魚介と野菜の冷製カッペリーニを作って、ワインと一緒にお庭でいただく」
カッペリーニってなんすか?写真を見る限りはパスタですね?お庭で食べるなんて優雅だね・・・しかもワイン付き。昼間っから。足元ではワンちゃん達がたわむれてるんでしょうね。
それになに?ひまわりを植えてみたり、家庭菜園を作ったり。すごく主夫してるね!・・・やっぱり理想的な旦那様・・・(笑)
(え?家事をしてくれる人がほしいのかって?うーんそうかも)






FULL OF LOVE

2005年09月11日 23時03分10秒 | GOS(文・絵)
ひとつ恋をして生まれ変わる

過ぎた日々に彩られて

ひとは何度でも綺麗になる

咲き誇れ君を

(「FULL OF LOVE」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いや、ちょっと今BGMがフルオブだったもので、急に描きたくなって。
大好きなのよこの曲。
あんまり励まし系の曲って今まで好きじゃなかったんだけど、
この歌は特別だー!初めて聴いた時、素直に感動した。
(別に失恋してたわけでもないんだけど)

おえかきツール、なかなか使いこなせません!
マスクの使い方がわかんない~

そ~るこねくしょん!

2005年09月11日 19時03分56秒 | GOS(文・絵)
昨日のことだけど、村上さんメインパーソナリティのソウルコネクション、第2回目を聞いた。
相変わらず、番組内でかけてくれる音楽もミュージシャンも全然知らないけど(笑)なんか好きだなーと思って、結構真剣に聞いている。
ただねー、覚えられないんだよね!外国のミュージシャンんの名前・・・(苦笑)

昨日はゲストが来られていた。JAYE & SILKYというユニットのお一人で、ジェイ公山さんとおっしゃる方だった(要するに全然知らなかった・・・)。
村上さんが尊敬する大先輩らしいけど、いやー村上さん、すっごいうれしそうな声だったよ!なんか、ずーっと笑ってたみたいだった。その笑い声が心底楽しそうで、聞いててなんかこっちまで楽しくなってきたよ。(^^)

番組内でJAYE & SILKYの曲を1曲かけたんだけど、綺麗なファルセットだね!びっくりした~。風貌が結構いかつい感じで、パッと見ミュージシャンというより柔道家?って感じなんだけど(笑)
あんなにクリアな高音が出てくるなんてすげー!かっこいい~!

んで、来週は生!なんか思い出に残ることをするって宣言してたけど、何してくれるんだろう。
できれば歌ってください!生で!録音の用意して待ってます!(笑)



ルオー展

2005年09月10日 19時06分24秒 | アート
これはどの画家にも言えることだけど、ルオーは生で見るに限る・・・
ルオーの独特な黒い縁取りは、テレビで見るとちょっと印象がきつくて、そればかり目立ってしまうので、あまり良いイメージがなかった。

ところが今回、ルオーの作品をまとめて生で見ると、彼の黒はとてもひかえめでやさしいのだということが、よくわかった。

私は自分の作品には黒は使わない。
これはまあ主義というか、下手に使うと黒ってすごく浮いてしまうのだ。
それに、この自然の中に黒って実はないんだよね。一口に黒髪と言っても、実際に絵に描くと赤や青や緑が見え隠れする。
だから私は黒色のチューブを絞ったことがない。

だけど、ルオーのように黒を扱えたらとても素敵だと思う。
一般的なルオーのイメージは、ステンドグラスのように鮮やかな色を黒で縁取りした絵だろう。
けれども間近で見ると、鮮やかな単色ではなく色を塗り重ねて、にぶい色を作っているのがわかる。それが、黒で縁取られると不思議と鮮やかで美しい色彩を放つ。

黒も単なる縁取りではない。人物の陰影になったり、心の動きを表現したりと実に多弁だ。

もうひとつ、ルオーと言えばキリストの絵に代表されるように、宗教画家というイメージが強いかもしれない。
確かにキリストの受難を題材にした連作を描いているし、それが一番有名な作品だろう。

だけど、ルオーは女性や働く人やサーカスの団員といった、地道に生活している人達も暖かい目で描いている。
「小さな女曲馬師」や「正面を向いた道化師」は、その題名の通りサーカスの団員を描いているが、彼らに対する視線がとても優しい。その優しさが画面からあふれ出ているから、いつのまにか見ているこちらも、ルオーの視点で見ている。

そしてここでも、黒が暖かくモデル達を包んでいる・・・

もちろんルオーだけではなく、印象的に黒を使う画家はたくさんいる。マチスやクレーもその仲間だ。彼らの絵も私は大好きだし、本当に色が上手いと思う。
逆にビュッフェの使う黒は、画面を遮断しているようであまり好きじゃない。
私もいつか、黒を扱えるようになるんだろうか・・・