二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

先勝と時間

2009-11-25 22:30:25 | オーダー家具
先日のブログで紹介させていただいた、長さ2400ミリの小判型の
ダイニングテーブルを長さ1800ミリにカットさせていただきました。



元々は天板の裏に反り止め用として、鉄のフレームがビス止めしてあったのですが
そのフレームは長さの関係上使えなくなったので、新規に楢を黒色に染色後
ウレタン塗装で仕上げました。(木口も同様に仕上げています。)

別注で作らせてもらってますと様々な考えをお持ちの方とお話が出来きます。
うちの近所のスーパーに買い物に来られていて、通り掛かったという方から
大黒様を置く台を作ってほしいと依頼を受けたのですが、
納品日は大安もしくは、先勝で時間は午前9時台以外の午前中
にしてほしいというこだわりのある御客様でした。




材料も厳選してほしいとの事でしたので、天板はスプルース無垢材無節二枚接ぎ
脚もスプルース無垢材を80Φ仕上げなんですが、無節で積層材でなく90角の材料
を使用し、白木の日焼け防止の「白木美人」を塗っています。
手前の空いているスペースには、三箇日に御餅と干支の飾りを置かれるそうです。


輪島塗りの座卓をお使いの日本料理屋さんから、ダイニングテーブル用の
交換用の脚を二台分作ってほしいとのご依頼があり製作させていただきました。



座卓の脚は幕板に差込んで取り外しが可能になっておりましたが、ダイニング
テーブルの脚はその方法ですとぐらつく恐れがあるので、色々試行錯誤の結果
コインボルトと鬼目を使わせてもらう事にしました。
本漆ですとコスト的な事もありますので、うちの近所にあるロックペイントの
調色センターで現状の色合いに近い色(ウレタン)を作ってもらい塗りました。
塗りつぶしですので、77ミリ厚み×160ミリ巾×2.4M長さのイエローポプラを
使用しています。


別注家具製造・家具の修理・改造の丸一木工所のホームページ

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