二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

書棚(桜材) 3 (納品)

2012-09-08 10:21:39 | オーダー家具
今週は、プチひきこもりの私にしては珍しく?納品などで工場にいない日が多い一週間でした。
(一週間ず~っと一歩も外に出ずに家にいてるってのも、昔は結構ありました

まず、桜材の書棚の納品に行ってきました。
(先週、塗装屋さんから戻ってきていたのですが、お客さんの都合で今週の納品になりました。)


(扉を外した状態です。)





前から向かって、右が既存の書棚で、左が新しく作らせていただいた分です。

扉は、普段あまりしない面腰だったのですが、問題なく加工が出来ましたので一安心でした。
既存の分と面の形状や取手などを合わせる為に、何度か伺わせていただいて試作を作って
合わさせていただいたので、仕上がり具合もバッチリでしたので、お客さんにも満足して
いただけたので、苦労した甲斐がありました。

次に、マホガニーの突板の婚礼家具の洋服箪笥の扉のアングル丁番が折れて、外れたままに
なっているので修理してほしいというご依頼があったので、スライド丁番に交換させていただきました。

今日は、かなり大きめのワゴン(シナ合板木地仕上げ)の納品に行ってきました。




サイズは3種類あるのですが、写真は一番小さなサイズの巾600×高さ2200×奥行き950という分です。
キャスターは耐荷重約50㎏のを6ケ付けています。



これは、一番大きなサイズの分で巾が1100ミリ(高さと奥行きはすべて同じです。)なんですが、
天板と地板には25Φの締付回転円盤(ムラコシ)を6か所+10Φの案内ダボを8か所とし、
背板はシナのランバーコア合板の18ミリという事もあり、エキセンティージョイント(ムラコシ)を
側板に対して6か所×2、天板と地板に対して4か所×2=20か所で組み立てるようになっています。

すべて手作業でなると穴の位置決めも大変でしょうが、こういう時の作業に力を発揮するのが
ボーリングマシンなので、前後からの錐のピッチとセンター決めさえすれば(同じ高さですので)
3種類とも穴の位置もずれることなく、問題なく仕上がりました。
サイズが大きいので、ボーリングマシンの上で振り回すのは少々大変でしたが


(これは、巾1000ミリの分です。)







ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp 
までお願いします。



別注家具製造、家具の修理・改造の丸一木工所のホームページ

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