高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

人生の先輩に学ぶもの

2010年03月31日 | ブログ

先日の須崎駅「運のつくトイレ」落成イベント

私どもマルキョーのある須崎市の

史跡を巡るツアーがありました

80歳4人と60歳代が1人

50歳後半が2人と私34歳の組み合わせ

行程は一時間半ほどなのですが

受付で「大丈夫でしょうか?」と声を掛けられた80歳の女性が

「戦時中はこんなもんじゃない!若いもんに負けやせん!」と

言われたのが印象的(笑)

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さて昭和21年に南海大地震が起こりましたが

その時ここ須崎を大津波が襲いました

このお堂の屋根がすっぽり海水で覆われ

屋根のいちばん上だけ

水面から出ていたそうです!

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その当時ここに井戸があったそうですが

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地震で水道が使い物にならず

その井戸水でみんなが生きながらえたそうです

と、案内役の方が説明すると

「私も飲んだ!あの時はほんま助かったわえ」

人に歴史あり

そして全員

1時間半の行程を誰ひとり疲れたとは言わず

おおいに笑いながら

驚くほど尽きることのない知識欲をもって

無事に終了したのです

(案内役の人に質問攻めでした)

う~む

アメリカの詩人サミュエル・ウルマンを思い出します(笑)

「青春とは人生の一時期のことではなく

 心のありようをいうのだ。

  ~中略~

 感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時

 人間は真に老いるのである。」

色んなものを頂いたツアーです