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北朝鮮の木造船と松前小島の盗難。

2017-12-17 23:06:37 | 国内国際情勢
北朝鮮の木造船が北海道松前町の無人島に避難した際に島のソーラーパネルや50ccバイクなどを無断で持ち出したとされる

事件で、私は数年前の尖閣諸島衝突事故で尖閣諸島に難破船などの船溜まり場を作ると提案した当時の都知事石原慎太郎を

思い出した。確か募金によって東京都が民間レベルで尖閣諸島を買い取り難破船などが一時的に立ち寄れる船溜り場を作ると

話していた。以前には日本青年社たる右翼団体と身勝手に灯台を建設したことが汚点となっていた。今回事件の有った松前小

島の漁港や灯台など非常に似ている内容にのモノだった。 しかしこの事件が災いして石原は領土問題で恥の上塗りになるだろう。



今一度尖閣問題を考えてみると尖閣諸島は最寄りの行政区の石垣市からは140キロ離れている。沖縄県那覇市からは400キロ以上

離れている。数年来この島に上陸する人は居らず、手付かずの島になっていた。地元の人でさえあまり近づかない無人島だった。

土地の所有者が居る私有地なので許可が無くては無断で立ち入れない場所でもある。アクセスには石垣島から船をチャーターして

8時間以上かかる。絶海の孤島と言ったところ。

今回被害にあった北海道の渡島小島通称(松前小島)は北海道の最南端の島に当たり松前町役場から約26㎞離れた位置にある。

近くの松前町の漁師が年間で約50日は滞在する場所でありアクセスには船で90分だ。wikiより



もしも石原慎太郎がこの松前小島の例を安易に転用し尖閣諸島にも適応させようとしたのならば、上記の内容を比較しただけ

でもそれは思考の欠如した浅はかな内容であると解る。松前小島を知る人にとっても島の管理体制を例に挙げられて非常に

迷惑であっただろう。最も違うのは松前小島が行政行為による灯台建設であるのに対して尖閣諸島は石原と右翼団体による不法

行為による建設である。法的施政権が崩れてしまった尖閣諸島においては外国船の取り締まりなどの不法行為が発生した場合の

対応が難しくなっていた。まさしく石原のしたことは「生兵法はケガのもと」になってしまった。


また以前からこの松前小島は領有権の次の段階としての自由権により島の財産権を守らなくてはならない状況にあり今回の様に

被害が出た場合にはバイクなどの個人的な財産に関しては行政側が保障出来ない可能性も指摘されていた。つまり盗まれても

そこまでは対応出来ないので島には私財をあまり持ち込まないように金目の物があると盗難目的で狙われるので質素にすることが

望ましいとされる。そして何よりも今回の様に海外籍の船が来た場合に拗れて外交問題を産まないのが行政の努力。


そこで石原慎太郎がこの北朝鮮の木造船が松前小島に来た事に対して何かコメントしているかと思えば、彼のツィッターではモン

ゴル出身力士の暴力事件に対する非難ばかりで肝心の北朝鮮の松前小島は無しだった。詭弁と指摘されるのを嫌って面前逃避だ。







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