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ハリル監督電撃解任の道筋。

2018-04-16 23:03:05 | スポーツ
サッカーロシアW杯を2ヶ月後にしてハリル監督が電撃解任された、それと同時に西野朗技術委員長が引き上げで

代表監督に就任となった。日本サッカー協会会長の田嶋氏は「選手達とのコミュニケーションや信頼が薄れていた」

と解任理由を述べているが、例えそれが事実だとしても会長の意見に納得する訳には行かない理由がある。


まず外国人であれ日本人であれ日本代表を指導した監督は多く無い、日本人でW杯経験者となると非常に稀である。

これまでのW杯で日本代表チームを率いた日本人監督はフランス98、南アフリカ2010で活躍した岡田武史監督のみです。

岡田武史氏1人しかいないのが現状で日本サッカー協会としては新たに指導者に経験を積ませて日本人監督でW杯を

闘える2人目の人物を輩出する事が急務だった。そんな中で新しい有望な指導者を見出すどころか、貴重な貴重な唯一

のW杯代表監督経験者でS級ライセンス保持者の岡田武史氏をサッカー協会から退会する形で失っていた。

そもそも協会としては岡田武史に98,2010と二度もW杯をけん引させたことが間違いだった。オシム監督の後釜には

他の誰かを選出するべきだった。と言っても後の祭りですけどね。 因みにオシム監督の代行として過去のW杯0勝

3敗の岡田武史氏を選んだのは岡田と同じ早稲田勢の川淵会長だった。そして今回のハリル監督の後任に選ばれた

西野朗氏も早稲田勢。



ハリル監督はロシアW杯の切符は手に入れたが、その後の強化試合での成績が思わしく無くハリル体制の綻びはその

ままハリル監督自身の解任に繋がった。しかしその前に技術委員長がハリル監督と親交の深かった霜田氏から西野朗

に代わり、事前にハリル監督を追い出す格好が出来ていた。そのことに対してハリル氏も不信感と不満を述べている

ように協会は都合さえ合えば日本人監督でW杯を出場とする下心があったと疑われる。ハリル氏にとっては2010年コ

ートジボアールを率いてW杯に挑む4か月前にネーションズカップの成績不振を理由に解任された経験があるだけに

こうした協会側の態度にはシビアだった。本来ならばロシアW杯前にモチベーションを高めるためサポートを充実

させるべきはずが、サッカー協会が利害関係により立場上求められる努力を放棄したのは如何とし難いばかりでなく

目指すべき目的が日本代表がW杯で好成績を残すことではなく日本人監督をW杯に出場させるでは如何ともし難い

サポーターを裏切る行為だ。



監督と選手の亀裂がここまでに至る過程には数多くの課題や問題が山積していたはずだ。 サポーターからも

お馴染みの顔ぶれの本田、香川、岡崎の3人の名が代表メンバーに無かった事に対して異を唱える者が少なく

協会からのクレームや意見も妙に静かだった。ハリルの手腕に全任したようにみえて、実は協会はバックアップを

惰りハリル監督の1人歩きにさせて信頼が揺らいだところを狙ったとしか思えない。少なくともロシアW杯が決まった

後から協会、監督、選手はバラバラでトータルで闘えて無かったことは間違いなく、日本代表全体の不協和音は協会が

意図的にサポートを外れてお互いの意識を共有させずに選手と監督の関係だけを理由に解任が決まるのは逆に協会が

ハリル監督と距離を置いて連帯を計れないような計画的な態度を証明している。 選手と監督の不仲は協会が霜田技術

委員長をクビにしてハリル体制に西野朗を入れて現場にギャップを作りだした為でそれは紛れも無く日本人監督に

W杯を経験させたいが為の謀略とも見える。 そしてハリル監督の発言する場を日本国内で持たせない為に態々田淵

会長がフランスまで飛んで解任を知らせるとは随分と手の込んだことをしている。解任の前に一度協会と監督と選手で

話合う場を設ける必要があったはずが、これでは日本サッカー協会が日本代表を自らの手で空中分解にしてしまっている。



ロシアW杯まで国内で開催される日本代表の試合は5月30日の日産スタジアム・キリンチャレンジ杯のガーナ戦

ただ一試合のみです。これで新生・西野ジャパンが日本サポーターからの信任を得たと大義名分を得ようとする考えは

余りにも甘過ぎる。例えガーナ戦で良い戦い方をしてもW杯で成績が出るかどうかは未知数だ。 もうここまで来たら腹を

括ってピッチの上にいる選手で試合を作るしかないぞ。これまで日本代表を支えてきた選手が一丸となるしかない。

背水の陣だ。いまさら新しい監督の新しい戦術がどうのこうのは聞きたくないものだ。


5/30 キリンチャレンジ杯 ガーナ戦   ≪日産スタジアム≫

6/08 国際親善試合    スイス戦   ≪スタジオ・コルナレド(スイス)≫ 

6/12 国際親善試合    パラグアイ戦  ≪チボリ・シュタディオン(オーストリア)≫



6/19 ロシア・ワールド杯 コロンビア戦
6/24 ロシア・ワールド杯 セネガル戦
6/28 ロシア・ワールド杯 ポーランド戦





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