今日からTPPが参加6カ国で発効しました。2018年の12月30日です。2011年から足掛け7年の時間をかけて
いよいよ貿易協定を発動します。当初この協定のイニシアティブを握っていた米国は抜けましたが、協定
そのものは残っておりしっかりと前へ進むべき道へ走り出しました。参加国は日本、メキシコ、シンガポール
カナダ、ニュージーランド、オーストラリアです。 面白いもので米国は抜けてもその後から着いてきた
隣国のカナダとメキシコはTPP協定に残っています。米国はTPP参加国に挟まれている形になり将来的には
米国への輸出への足掛かりとしての役割を期待されています。メキシコへの日本企業の工場移設が大きな意味
を持つ時が来るのでしょう。これこそ正しく戦略的なパートナーシップな感じがする。
TPPは今後も参加国を増やして自由貿易協定を拡大していく見込みです。少し気になる点としてEU離脱を表明
している英国がTPPへの加盟を仄めかしており、世界経済の観点からも実に興味深い自由化協定となりそうです。
米国が参加協議にいた頃のTPPと今のTPPでは何が一番違うかと言えば、やはり米国モンサント社が独バイエルン
社に買収されたことにあります。それに伴い日本の三菱化学もモンサント入りして親会社のバイエル社の子会社
化が進んでいます。日本の消費者が脅威に感じた米国モンサント社がなくなるとTPPの意味も変わってきます。
食の安全性の高さをアピールして国内生産者を守るプランが変化するかもしれない。安全性の面でも価格の面でも
輸入品は高水準になって消費者が抵抗なく製品を手にすることになれば、日本国内の農家は相当苦しむと思う。
国内の産地ブランドがどれだけの健闘をみせるか、もしくは国内製品の安全神話が崩れる時が来るかもしれない。
いよいよ貿易協定を発動します。当初この協定のイニシアティブを握っていた米国は抜けましたが、協定
そのものは残っておりしっかりと前へ進むべき道へ走り出しました。参加国は日本、メキシコ、シンガポール
カナダ、ニュージーランド、オーストラリアです。 面白いもので米国は抜けてもその後から着いてきた
隣国のカナダとメキシコはTPP協定に残っています。米国はTPP参加国に挟まれている形になり将来的には
米国への輸出への足掛かりとしての役割を期待されています。メキシコへの日本企業の工場移設が大きな意味
を持つ時が来るのでしょう。これこそ正しく戦略的なパートナーシップな感じがする。
TPPは今後も参加国を増やして自由貿易協定を拡大していく見込みです。少し気になる点としてEU離脱を表明
している英国がTPPへの加盟を仄めかしており、世界経済の観点からも実に興味深い自由化協定となりそうです。
米国が参加協議にいた頃のTPPと今のTPPでは何が一番違うかと言えば、やはり米国モンサント社が独バイエルン
社に買収されたことにあります。それに伴い日本の三菱化学もモンサント入りして親会社のバイエル社の子会社
化が進んでいます。日本の消費者が脅威に感じた米国モンサント社がなくなるとTPPの意味も変わってきます。
食の安全性の高さをアピールして国内生産者を守るプランが変化するかもしれない。安全性の面でも価格の面でも
輸入品は高水準になって消費者が抵抗なく製品を手にすることになれば、日本国内の農家は相当苦しむと思う。
国内の産地ブランドがどれだけの健闘をみせるか、もしくは国内製品の安全神話が崩れる時が来るかもしれない。