年金に頼ってはダメ。自助努力で老後を生きる。

GPIFで年金積立金を運用して増やそうとしているのは知っているけど、公的年金に期待してはいけないそうで

年金加入者自らも貯蓄や財テクをして老後に備えるように指導するとは日本のお役所も変わったものだ。まさか

こんな世の中になるなんて夢にも思わなかった訳では無い。何時かは国民年金による老後の安心が失われる日が

来るだろうなとは思ってはいたが、その日が意外と早く訪れた。しかし目の前の現実となるとなかなか身が引き

締まる思いだ。2018年10月から12月までのGPIFの運用が思うように伸びず－14兆円だったそうで、過去20年の

実績で累積56兆円の運用高はあるものの大きく先行きが不安視される世の中。場合によっては20年の積み立てが

僅か数年で溶けてしまう事になるかもしれない年金ガチャは本気で笑えないけど、それを今度は被保険者各々が

自力でやる事になるとはリスクが絶対に高過ぎる。 きっと誰かがGPIFの出来が悪いとギャーギャー文句を言って、

この先不安で仕方が無いとかGPIFは無責任とか言っちゃうと向こうも怒って、お前ら自分で年金運用やってみろ

的なことだと思う。尚、貯蓄の出来ない人は確実に不均等を被るそうです。

完全なとばっちりのような長谷川豊。

完全にとばっちりを受けたような話だ。北方四島訪問団に参加して暴言を吐いた維新の丸山穂高衆議員の騒動は

未だに収まらずに増々ふしだらな言動が明らかになってきた為に議員辞職はおろか維新の会の今後の政治活動に

も致命傷を与えかねない障害になっている。丸山議員ばかりでなく参議選挙に比例区から立候補予定だった元フ

ジテレビアナウンサー長谷川豊氏に至っては今年2月に講演会で語った差別を容認助長する発言まで掘り起

こされて維新の会から公認を保留となった。長谷川豊氏はかつての透析患者に対して攻撃的な論舌戦を展開し

た時とは違い早急に謝罪をして差別とされた発言を完全撤回させた。　丸山議員とは殆んど関係なく、ましてや

まだ国会議員でもなく維新の会から次期選挙で公認予定であるだけでこの仕打ちとは余程長谷川豊氏は嫌われて

いるのだなと再確認をしてしまった。


今の国政で繰り広げられる政党政治の枠組みを自民党内の派閥レベルにまで敷居を下げるような議員の出入りの

激しい傾向にあった維新の会は、かつては元東京都知事の石原慎太郎も所属していた。つまりは内容が無くても

知名度と数の原理による政治に手を染めており西側が維新ならば東側は小池百合子の希望の党で東西どちらも政

党政治の根幹が無い数集めの政党でしかなかった。

こうした多党制による分裂工作の弊害を被ったのが与党の自民党以外の野党で、維新や希望の党の注目度と人気

に踊らされた人も少なくない。これは定番の選挙対策で与党対野党の一元的な対立構図を嫌った為だと思う。や

はり候補者を一本化させて政策を明確にしなくては政党も議員職も続かない典型的な例を見せられているようだ。

既に用が無くなった維新の会は党内の核を持てないまま縮小していくと思う。後は都構想で役立てば某所からは

願ったり適ったりです。どちらにせよ次の選挙では維新の会の存続がかかっている。