
【人間は嫉妬する生き物】5496
曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明(しゅんみょう)氏の心に響く言葉より…
人間は嫉妬する生き物です。
その感情の根っこに、どんな思いがあるのでしょうか。
たとえば恋人や好きな人が自分以外の人と親しくしているのを見ると、嫉妬しますよね?
それは、彼女・彼を「一人占めしたい」気持ちが強いからです。
あるいはライバルが大きな成果を出したとき、素直に「すごい!」と喜べないですよね?
それは、「自分のほうが上に立つ」優越感を持ちたいからです。
仕事に限らず、家柄、出身校、容姿、持ち物、物知り度、アクティブ度、モテ度など、あらゆる事柄で、自分より高い評判を得ている人を妬む場合も同じでしょう。
そういった嫉妬の感情が生じたら、自分にこういい聞かせましょう。
「なあ、自分。器が小さいね」と。
「すばらしいものはすばらしい」と素直に認めることのできる人は、器の大きな人。
公正な目と広い心を持つことを心がけましょう。
器の大きさは人間的な魅力につながる大事な要素です。
『放(ほう)っておく力』三笠書房
https://amzn.to/45qDyoA
キンコンの西野亮廣氏は「夢と金(幻冬舎)」の中で、「嫉妬」についてこう語る。
『2022年1月に、市川團十郎さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』 (新橋演舞場)にて、「SS席」を3万円で用意し たところ、「高すぎる!」という炎上騒ぎが起きた。
ちなみに、プペル歌舞伎の「SS席」はものすご〜い勢いで売れた。
つまり、クレームを入れたのは、「SS席を買わない人達」だ。
日本では、しばしば、「高価格帯商品を買わない人が高価格帯商品の値段にクレームを入れる」という奇妙な光景が見られる。
「もっと安くしろ!」と。
彼らは高価格帯の商品を潰すべく日夜活動を続けているが、これがいかにバカで残酷なアクションなのかを、説明する。
「飛行機の料金」を例に考えてみよう。
飛行機は、座席(サービス内容)によってゴッリゴリに値段が違ってくる。
ファーストクラスはエコノミーの約9倍で、ビジネスは3倍の値段だ。
さて、話はここから。
この「高価格帯の商品がある世界」から、クレーマーのお望み通り「高価格帯の商品(VIP席)」を取り除いたら、一体どうなるか?
広い席(ファーストクラス等の)を取り除いた分、エコノミーの席は増え、総客席数も増える。
それで、全部満席になったとして計算すると、たとえば東京→ニューヨーク間でいうと、一人当たり約5万円を負担しなければならない計算となってしまう。
つまり、エコノミークラスに座るときは、「約5万円」をVIPのお客さんが負担してくれていたわけだ。
新作歌舞伎でも3万円のSS席を用意したことによって、B席の値段を下げることができて、おかげで客席はファミリーで埋まった。
「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」だ。』
日本では往々にして、このようなことが起こる。
その感情の根底にあるのは嫉妬心だ。
イギリスのサッチャー首相はこう言った。
『お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちにはならない。』
また、経済評論家の長谷川慶太郎氏は、「日本の経済運営のまずさは、政治家や官僚の嫉妬心にある」と喝破(かっぱ)した。
つまり、儲ける企業や、多くの報酬をもらう経営者や、資産家等々に対する嫉妬だ。
多くの資産を持っている資産家に対しては相続税を強化し、儲かっている企業には様々な規制をかけてくる。
多くの人の心の底には、うまくいっている人や成功者に対して、嫉妬心がある。
だからこそ、政治にも、経済にも、経営にも、文化にも、芸術にも、そして、様々な人間関係にも嫉妬心が影響を及ぼす。
昨今、富裕層ビジネスということがよく言われるが、この嫉妬心がある限り、富裕層に対するビジネスは成功しない。
嫉妬心を捨て…
器の大きい、魅力ある人を目指したい。
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曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明(しゅんみょう)氏の心に響く言葉より…
人間は嫉妬する生き物です。
その感情の根っこに、どんな思いがあるのでしょうか。
たとえば恋人や好きな人が自分以外の人と親しくしているのを見ると、嫉妬しますよね?
それは、彼女・彼を「一人占めしたい」気持ちが強いからです。
あるいはライバルが大きな成果を出したとき、素直に「すごい!」と喜べないですよね?
それは、「自分のほうが上に立つ」優越感を持ちたいからです。
仕事に限らず、家柄、出身校、容姿、持ち物、物知り度、アクティブ度、モテ度など、あらゆる事柄で、自分より高い評判を得ている人を妬む場合も同じでしょう。
そういった嫉妬の感情が生じたら、自分にこういい聞かせましょう。
「なあ、自分。器が小さいね」と。
「すばらしいものはすばらしい」と素直に認めることのできる人は、器の大きな人。
公正な目と広い心を持つことを心がけましょう。
器の大きさは人間的な魅力につながる大事な要素です。
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キンコンの西野亮廣氏は「夢と金(幻冬舎)」の中で、「嫉妬」についてこう語る。
『2022年1月に、市川團十郎さんファミリーが総出演する新作歌舞伎『プペル 〜天明の護美人間〜』 (新橋演舞場)にて、「SS席」を3万円で用意し たところ、「高すぎる!」という炎上騒ぎが起きた。
ちなみに、プペル歌舞伎の「SS席」はものすご〜い勢いで売れた。
つまり、クレームを入れたのは、「SS席を買わない人達」だ。
日本では、しばしば、「高価格帯商品を買わない人が高価格帯商品の値段にクレームを入れる」という奇妙な光景が見られる。
「もっと安くしろ!」と。
彼らは高価格帯の商品を潰すべく日夜活動を続けているが、これがいかにバカで残酷なアクションなのかを、説明する。
「飛行機の料金」を例に考えてみよう。
飛行機は、座席(サービス内容)によってゴッリゴリに値段が違ってくる。
ファーストクラスはエコノミーの約9倍で、ビジネスは3倍の値段だ。
さて、話はここから。
この「高価格帯の商品がある世界」から、クレーマーのお望み通り「高価格帯の商品(VIP席)」を取り除いたら、一体どうなるか?
広い席(ファーストクラス等の)を取り除いた分、エコノミーの席は増え、総客席数も増える。
それで、全部満席になったとして計算すると、たとえば東京→ニューヨーク間でいうと、一人当たり約5万円を負担しなければならない計算となってしまう。
つまり、エコノミークラスに座るときは、「約5万円」をVIPのお客さんが負担してくれていたわけだ。
新作歌舞伎でも3万円のSS席を用意したことによって、B席の値段を下げることができて、おかげで客席はファミリーで埋まった。
「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」だ。』
日本では往々にして、このようなことが起こる。
その感情の根底にあるのは嫉妬心だ。
イギリスのサッチャー首相はこう言った。
『お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちにはならない。』
また、経済評論家の長谷川慶太郎氏は、「日本の経済運営のまずさは、政治家や官僚の嫉妬心にある」と喝破(かっぱ)した。
つまり、儲ける企業や、多くの報酬をもらう経営者や、資産家等々に対する嫉妬だ。
多くの資産を持っている資産家に対しては相続税を強化し、儲かっている企業には様々な規制をかけてくる。
多くの人の心の底には、うまくいっている人や成功者に対して、嫉妬心がある。
だからこそ、政治にも、経済にも、経営にも、文化にも、芸術にも、そして、様々な人間関係にも嫉妬心が影響を及ぼす。
昨今、富裕層ビジネスということがよく言われるが、この嫉妬心がある限り、富裕層に対するビジネスは成功しない。
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