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松永史談会2月例会のご案内

2023年01月30日 | 松永史談会関係 告知板
松永史談会2月例会のご案内

日時:2月24日 金曜日 午前10-12時
場所:喫茶「蔵」2階
話題「法人類学視点から見たオランダ領インドネシアの中国銭についてーインドネシアの慣習法典(Buku awig awig subak)を読むー」

Wicsのいう「初期東南アジア」とは14世紀段階のそれを指す

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なお、ここでいう「法人類学視点」とは法観念へのアプローチを指す。たとえば渡辺修二郎「阿部正弘事蹟」では敗戦時にいち早く、将軍が入寺する。同様のプロットは会津戦争での敗戦時に藩主が同様の行動を執る(。こういう法慣習/folkloreを佐藤孝之『駆込寺と村社会』、吉川弘文館、2006が扱っている、但し、佐藤の場合は個別具体例の収集と分類次元に留まりそこから先の話は不在)。つまり「入寺」とか出家というユニークな行動の背後にあるものは日本社会に流布していた当時の倫理観/法観念(広義のfolklore)であると理解し、この種のもの(ここでは「入寺」ではなく市場経済の外部で展開される「中国銭」の流通)について探っていく。
岩橋勝『近世貨幣と経済発展』、名古屋大学出版、2019
東洋史家黒田明伸『貨幣システムの世界史』、岩波現代文庫、2020

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