サムエル記下4章 イシュ・ボシェトの死
1節 アブネルの死はイスラエルに大きな衝撃を与え、王は舵取りを失う危機的な状況になる。「力を落とす」新改訳「気力を失った」。
4節に何故ヨナタンの息子メフィボシェトが出てくるか判らないが、16章で再度登場する。
掠奪隊長のバアナとレカブは結託して邸内に忍び込み、昼寝中のイシュ・ボシェトを殺害する。そして首を持ってダビデの許を訪ねた(5~8節)。
彼らの魂胆は、これによって王から殊勲として、取り立てて貰うことであった。その決定的な誤りが8節にある。
まず「主は、主君、王のために…報復されました」と告げた。自分たちの殺人行為を正当化し、主の聖意に置き換えた。
次に「お命を狙った、王の敵…」と誤解した。
ダビデは主の聖意に反する彼らの行為を「流血の罪」として糾弾し、処刑した(9~12節)。1章にあるサウルの死を告げたアマレク人とは異なり、謀反で寝込みを襲った二人の処刑は厳しかった。
ダビデの反対勢力であった、サウル、アブネル、イシュ・ボシェトはそれぞれ非業の死を遂げたのであった。しかしその暗面が物語られる中で、ダビデは自らの手ではなく、「あらゆる苦難から命を救われた主」(8節)の導きを感じ取ったのかも知れない。
キリスト者もまた、あらゆる苦難から命を救われる主を信頼して生きたいものである(フィリピ1章20~21節)。
1節 アブネルの死はイスラエルに大きな衝撃を与え、王は舵取りを失う危機的な状況になる。「力を落とす」新改訳「気力を失った」。
4節に何故ヨナタンの息子メフィボシェトが出てくるか判らないが、16章で再度登場する。
掠奪隊長のバアナとレカブは結託して邸内に忍び込み、昼寝中のイシュ・ボシェトを殺害する。そして首を持ってダビデの許を訪ねた(5~8節)。
彼らの魂胆は、これによって王から殊勲として、取り立てて貰うことであった。その決定的な誤りが8節にある。
まず「主は、主君、王のために…報復されました」と告げた。自分たちの殺人行為を正当化し、主の聖意に置き換えた。
次に「お命を狙った、王の敵…」と誤解した。
ダビデは主の聖意に反する彼らの行為を「流血の罪」として糾弾し、処刑した(9~12節)。1章にあるサウルの死を告げたアマレク人とは異なり、謀反で寝込みを襲った二人の処刑は厳しかった。
ダビデの反対勢力であった、サウル、アブネル、イシュ・ボシェトはそれぞれ非業の死を遂げたのであった。しかしその暗面が物語られる中で、ダビデは自らの手ではなく、「あらゆる苦難から命を救われた主」(8節)の導きを感じ取ったのかも知れない。
キリスト者もまた、あらゆる苦難から命を救われる主を信頼して生きたいものである(フィリピ1章20~21節)。