サムエル記下8章 戦勝記録
ダビデが王国建設の地固めをした様子が伺える。前半14節までには、ペリシテ、モアブ、ツォバ、アラム、エドムなどを制圧したことが記される。6節、14節に「主は行く先々でダビデに勝利を与えられた」と繰り返される。
ハマトの王は戦勝祝いの贈物を届けている(9~10節)。
11~12節は神殿建設に備える為と考えられている。
後半15~18節は「ダビデの重臣」とあるとおり、王国体制が示される。
ヨアブは軍の司令官。ベナヤはクレタ人とベレティ人の監督官。彼らは傭兵部隊である。
行政にはヨシャファトが補佐官で王の命令を布告する地位。新改訳では「参議」となっている。セラヤは書記官。
アヒトブの子ツャドクとアビアタルのアヒメレクは祭司職を任じられる。
しかしダビデが国の権力を手中に収めたとしても、それだけで王国イスラエルを治めることが出来たのではない。それを示すのが15節である。
「ダビデは王として全イスラエルを支配し、その民すべてのために裁きと恵みの業を行った。」。
「裁きと恵みの業」は、口語訳「正義(tseda-qa-h)と公平(mishpa-t)」である。
預言者は常に語っている(イザヤ9章7節、11章4節、エレミヤ22章15節、エゼキエル33章16節、アモス5章24節etc)。
これは聖書が一貫して示して、神の政治に求められる普遍的真理である。
日本も世界も、近代国家としてこれを鑑としなければならない。
ダビデが王国建設の地固めをした様子が伺える。前半14節までには、ペリシテ、モアブ、ツォバ、アラム、エドムなどを制圧したことが記される。6節、14節に「主は行く先々でダビデに勝利を与えられた」と繰り返される。
ハマトの王は戦勝祝いの贈物を届けている(9~10節)。
11~12節は神殿建設に備える為と考えられている。
後半15~18節は「ダビデの重臣」とあるとおり、王国体制が示される。
ヨアブは軍の司令官。ベナヤはクレタ人とベレティ人の監督官。彼らは傭兵部隊である。
行政にはヨシャファトが補佐官で王の命令を布告する地位。新改訳では「参議」となっている。セラヤは書記官。
アヒトブの子ツャドクとアビアタルのアヒメレクは祭司職を任じられる。
しかしダビデが国の権力を手中に収めたとしても、それだけで王国イスラエルを治めることが出来たのではない。それを示すのが15節である。
「ダビデは王として全イスラエルを支配し、その民すべてのために裁きと恵みの業を行った。」。
「裁きと恵みの業」は、口語訳「正義(tseda-qa-h)と公平(mishpa-t)」である。
預言者は常に語っている(イザヤ9章7節、11章4節、エレミヤ22章15節、エゼキエル33章16節、アモス5章24節etc)。
これは聖書が一貫して示して、神の政治に求められる普遍的真理である。
日本も世界も、近代国家としてこれを鑑としなければならない。