鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その11 唯一無二の塩ラーメン 玄咲 龍舟麺

2018年08月31日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018年 8/31

おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その11 となります
今回は 2000年頃に この札幌地区において一世を風靡した 月寒は 福住の
玄咲さんの 塩ラーメンである 龍舟麺(リゅうしゅうめん) についてのお話しとなります。

地下鉄福住駅の2番出口を出て 少しだけ戻ったところにそのお店はあります。

今は 回りに大きな建物が沢山建っていますが
この 2000年前後には 何もなかった記憶があります。
ラーメン屋さん というよりも ファミレスのような中華レストランという感じで
家族連れや お年寄りの方の客が多い店でした。


店内も

入口を入ると すぐ左にテーブル席 そして カウンターを挟んで この小上がりがある
大きな店でしたね。


創業は 1985年だそうで

これが当時のお店だったようです
ここが 本店で 当時 2000年頃は 発寒と 藻岩山の頂上にもありました
その後 宮の沢にも店を出したようですが
いまはそこをたたんで 大谷地の店と ここだけのようです。


ここが

大谷地の キャポの中にあるお店だそうです。


このおっさんは この本店で食べた 
龍舟麺

この 野菜たっぷりの塩ラーメンの味が たいそう気に入りまして
その後 何度もここへ足を運んだものでした。


当時のこの 龍舟麺 というのは 北海道地区において 唯一無二 の存在で
ここでしか食べられない それは美味いラーメンで 何度食べても飽きのこない 
毎日でもまた食べたくなるように思えたものです。

藻岩山の山頂でも 山に登った時に何度か食べたのですが この本店の方が
美味かったようです。

この店のポリシーは 体にやさしい健康的なラーメン というのが創業者の思いで
玄咲 とは ラーメン作りに置いて シロウトが クロウトになって花を咲かせよう
という 創業者の気持ちがこめられているそうです。


体にやさしいラーメンということで ラードは使わずに 植物油を使っているようです。



さて この龍舟麺ですが この塩ラーメンが この店では美味かったようです
それ以外のも食べたことがありますが これといって特徴のない普通のラーメン

だったようです。
この龍舟麺が この店の というか 札幌の塩ラーメンのなかにおいて
独創的であり 唯一の味であったようです。
函館の塩ラーメンとも全く違う 実にここでしか味わう事の出来ないラーメンでした。


豚骨を沸騰させずに20時間かけてとったスープを 氷温で熟成させるのですが
それに合わせる麺もまた この店独自の 氷温熟成麺 だそうです。
麺を氷温で長時間かけ熟成させることで 麺に コクと旨みと腰が出るそうです。

これが この店自慢の 氷温熟成麺



透明感がでるようです。
このおっさんも この麺が美味いと思いましたね 甘味と旨みがあったようですね。
そう思いました。
しかし やはり この麺は 札幌麺の 加水性の多い中太の縮れ麺なので もう少し細くても
いいかもしれません。
しかし この麺に命を懸けている創業者さんは これ位の太い麺を食べてもらいたかったのかもしれません・・・そうは思います。


こちらは 同じ様に 氷温で熟成させた

前に出て来た しなそばマルキンの冷蔵庫で熟成させた麺 ですが
確かに これはこれで 氷温で熟成させると 旨みと甘みが出ますが その他にも
別な風味がでるようです。
それと同時に明らかに小麦の香は飛んでしまうようでもあります。
これがいいのかどうかは 好みが別れるかもしれません
このおっさんは甘みが出て美味いと思ったのですがね・・・。

ラーメンは スープで 麺を食べる食べ物ですが
麺が美味くても スープがまずくては 美味いラーメンとは言い難いものです

ここの店は あまりに この 氷温熟成麺を強調しすぎるが為
肝心の その他のラーメンの味に対しては 今一つのようです。


しかしながら ここの この 龍舟麺 だけは トビきりの美味さでしたね。
豚臭さがない ほぼ透明のスープに この氷温熟成麺

その上に盛りつけられた 野菜が実に美味かった!
白菜 たまねぎ シイタケ ピーマン キクラゲ 白髪ねぎ
さらにその中に 刻んだつぶ貝 と チャーシューではなく 炒めた豚ばら肉のスライスが
3~4枚(小さいけどね)クコの実と食用の花が乗っていましたね


接客の 男性の社員の方が最初に教えてくれたものです
この花は食べられるんですよ とね。

このたくさんの野菜は 火が通っているのですが そのいため具合というか茹で具合が
絶妙!
野菜はシャキッとしているのに 野菜の生くささはなく さりとて ヘタっとした感じも無く
野菜の中に すでに旨みがたっぷり含まれているように思えましたね。

この野菜やつぶや豚ばら肉が
この透明感のあるあっさりした中にも旨みのたっぷり含まれたスープと良く合うんですね。
麺も力強くうまみがあり 堪らんかったです。
もちろんスープは一滴残らずに飲み干すのですが。
またすぐに食べたくなるんですね この龍舟麺は・・・。
まさに 唯一無二の味だったのですね、この頃は・・・。




しかるに 数年前に まッこと久しぶりに再訪した時に
愕然としました。
店の雰囲気が全然違います 活気がない・・・
そして 肝心の龍舟麺の味は・・・
以前のような 生き生きとした野菜のキレがありません スープも どこか
豚肉の匂いがきつく感じられます。
野菜は あんかけ風になってしまったような感じです・・・。

これは以前の龍舟麺とは違いますね 時間の経過が ただの塩ラーメンに変えてしまった
ようです。
人が変わってしまったのかとも思います厨房には 以前の方もいないし
接客の男の人もいなくなってしまったようです。

あの 20年前にうけた 鮮烈な美味さは もうそこにはありません・・・残念ですが。
時の流れでしょうね。

そう思うと 思い当るフシがあります
このお店 麺の大盛りをやっていないのですね!
 
  うちは大盛り やって無いんですよ・・・

こう言われましたね

ラーメン好きの特に男にとって 麺の大盛りは 必須です
このおっさんも ラーメンにライスは食べない! 断固麺の大盛りなんですね。
それくらい たくさん食べたい という事ですよ。
しかるに この店は それをやらない!
こんな店 他に見たことがありません。

  アイスキャンディーをいただくくらいなら 大盛りを作れ! と言いたいです。


簡単にできるサービスだと思うのですが それをしない・・・
創業者の 氷温熟成麺に対するこだわりか? 奢りか!

美味い麺ならば たくさん食べて欲しい と思うのがこだわりかと思うのですがね。
どこか考えが違う様ですね。
もう遅いけどね・・・。



しかしながら ここの この龍舟麺は すこぶる美味いと思いましたね
若い人にはウケないんだけどね


そんなお話しでした。
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その10 狸小路編 その②

2018年08月26日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018/8/26 日曜日

おっさんのB級グルメ哲学 もとうとう その10 となります
前回は おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その9 狸小路編 その①
だったのですが
今回はその続きの その② となります

前回の2000年あたりの ラーメンブームの頃のお店で 記憶に残っている店の事を少し・・・

前回後回しにしたお店は
 初代一国堂
 しなそば屋
 博多一風堂札幌店
となりますが 現在もなお営業しているのは 一風堂のみとなります。

一風堂は 少し後でできたのですが
当時 開店と同時に客がたくさん入っていたのはこの3店とも同じです
その中でいちばん客が多かったのは

このおっさんの記憶では この中の
 初代一国堂 だったのではないでしょうか。

このお店は 2006年に閉店していますが 親会社の倒産が原因のようです。

当時の様子を見る資料があまりないのですが

これは醤油ラーメンですが さがみ製麺の透明感のある麺で
所謂札幌ラーメンの系統でした
具材もボリューム感があり スープもコッテリとられていて 満足感のある
ラーメンだったようです。
スープは少し塩味が濃い目だったようですが
店内も広く テーブル席もたくさんあったので 家族連れで賑わっていましたね
このおっさんも並んで食べました。 一度だけね

どちらかといえば 純連とかそっち系の 味で 好きな人はたくさんいたようです
すすきの とか 札幌駅前とか 色んなところに次々と店を出店していたようです。

しかしながら このおっさんには 味が濃すぎて これといって食べたくなるラーメン
ではなかったようです。



次に書かなくてはならないのは
ご存知 博多一風堂 でしょうか


1985年に河原成美(かわはら しげみ)が創業 とありますが
この河原さん 凄い人で 2012年には 売り上げが 100億円を突破したようです。
とんねるずの番組で 俳優のデビット伊藤さんが この人の所に弟子入りして
ラーメン店を開く というドラマ? を見ましたが
なにかと商才のある方で 凄い人の様ですね
なので 店舗運営もしっかりしているし 現在札幌には 3店舗あるようですが
(狸小路 麻布 平岡)皆ちゃんと営業しているようです
日本全国および 海外にも相当数の店舗をかかえ ちゃんとやっているところが
凄いものです。
だいたい そうなってくると みんなおかしくなってゆくのですが
この人は違うようですね。


狸小路の 6丁目の角を南に少し下がったところに店があり 店内は広いです
店内にはジャズが流れていて この辺のラーメン屋さんとは少し趣きが違います。

ラーメンの方は

白丸元味 790円 で自家製の極細麺 と



赤丸新味 850円 の白丸よりも少しだけ太い麺 の2種類がメインとなります

チャーシューは 肩と バラの2種類を入れてあるようです
トッピングのニンニクと生姜は お好みで入れられるようになっています。

スープは 真っ白なクリィミイなとんこつで 臭みのない深くて あっさりとした
もので 美味いです。赤丸の方は 少し油分も多く 香味油が効いていて
こちらの方が味に特徴があります。

麺は自家製の細麺で この麺はうまいですね 真っ白なストレートの麺で
旭川の粉っぽい麺とも少し違う様です さりとて 札幌のような弾力のある麺とも違い
やはり旭川麺に近い様です。しかし 細い麺です
このおっさんは この麺が素晴らしいと思いました。

しかしながら スープがね・・・豚骨自体のスープは実に美味いのですが
やはり 魚出汁が入って無いと 味が単調で どうも満足出来ないんですね・・・
喉の奥の 食道部分の粘膜が 何かが足りないよ・・・と言っているんですね。
これでは やはり満足出来ないのですね。

それともう一つ大事なことですが
ここのラーメン 麺の量が とっても少ない・・・・・・
替え玉(150円)はあるのですが 初めに替え玉ありきの 麺の量としか思えないのですね
レギュラーの麺はすぐになくなってしまい 全然足りない・・・なので 替え玉を注文
というわけです。
それにしては もともとの値段が高すぎますね!
790円 と 850円 ですよ!
こんな高いラーメンは あまり見たことがないですね 
相当原価率が低いのではないのでしょうか・・・ だから儲かっているんでしょう。

これでは 客足が遠のくのは分かるような気がします
この量では女性しか 満足できないでしょう・・・。

そんなことを最初に感じましたね 麺が少ない! ってね。
美味い味ですが それ以上の何度も食べたくなるようなラーメンではないですよ。
だから 小樽の運河食堂で すみれに 負けたのですね。

札幌では この価格では受け入れられないと思います。



さて もう一軒 札幌で受け入れられなかった店があるのですが
こちらは すでに閉店しています
5丁目の 狸小路市場の入り口の脇にありましたね
それが あの
 しなそば屋 なんですね

上のリンクは 現在営業している 新横浜ラーメン博物館の中の しなそば屋のHP
なのですが
このおっさんが この狸小路のラーメン屋さんの中で というか 札幌で
こんな美味いラーメン食べたことないな
と思ったラーメンなんですね・・・。

何度足を運んだことか・・・。
最終的に 醬油より 塩の方が 美味いと思いましたが
7丁目の炭や でホルモンを腹いっぱい食べた後でも 
ここのラーメンは食べましたね。マジで・・・

それ程美味かったんですね しかし 札幌では 値段も高いし 
純連みたいに味もどぎつくはなく 大きな特徴が分かりにくいということもあり
あまり評価は高く無かったようです。
札幌の味噌ラーメンには勝てない という事の様です。



このしなそば屋も 先ほどの一風堂と同じく
その創業者は テレビでお馴染みでした
こちらの創業者は 2014年に 糖尿病から来る 多臓器不全でお亡くなりになった
あの 佐野実 さんなのですね


この人 よくテレビで見ましたが 異様に目つきの鋭い 凶器のような人で
ガチンコラーメン道という 人気シリーズがお馴染みですが
もちろんやらせの部分が多々あるのですが この人のラーメンに対する情熱は
半端なものではなかったようです。

あの レンゲで クンクンとスープの匂いを嗅ぐしぐさを見て 妙に凄いな・・・と思ったものです。

同じく テレビによく登場した 河原さんの方は 
ラーメンの凄腕実業家 という感じですが
こちらの佐野実さんは ラーメンの鬼 と呼ばれたように 
自分の体と家庭を擬制にしても 味を追求する 求道者のようなイメージがあります。

この人 商売が下手なんですね でも 美味いラーメンでした



こちらは しなそば屋の 醤油ラーメンですが
750円だったでしょうか当時は(いつも大盛で 100円増しでしたね)
こんなレポートがありました

ここのラーメン 何が美味いって 
無化調なのですが
スープがとにかく美味い 鶏ガラベースで 
名古屋コーチンを使っています
チャーシューもメンマもうまいのですが
麺がまた美味かったな
ソーメンのような ほっそい麺でストレート なのですが
旭川麺とも全然違い
もっちもちで だんりょくがあり 甘いんですね
さりとて 札幌麺のように ゴムの様な麺とは違います

道産小麦のハルユタカ を使った自家製緬で 別な所に製麺所があったようです
この麺がスープをよく絡めるんですね(表面張力かね)

魚出汁は使っていませんが 旨みがたっぷりで やみつきになりましたね
塩の方が スープの旨みがよくわかりました。
何度食べたか忘れましたが 最後塩ばかり食べてました。

しかしながら 2007年頃に 突然閉店したそうです
それなりに客は入っていたそうですが
こんな理由があったようです

あのラーメンが二度と食べられないのは とても残念なことです
おっさんだけかもしれませんが いまだに記憶の中に残っているラーメンだったようです。

一風堂のように やや高いイメージでありながら 成功しているラーメンもあれば
この しなそば屋の 佐野さんのように 美味い事この上なしの味のラーメンをつくりながら
原価率が高すぎて 閉店せざるを得ない店もあります。

当然 後者の店がなくなるのは 悲しい限りですが この経済社会のなかでは
仕方がありません。 がしかし このおっさんの中には 忘れられない記憶として
残っています。 
この札幌でやっていたお弟子さんは 新横浜ラーメン博物館の店で働いているそうです
よかったですね。
こんな話もあります



これで おっさんの記憶の中の 狸小路のラーメンの話はおしまいです
あれから随分時間が経ちましたが 今は新しいお店が札幌にはたくさんでき
美味しいラーメン屋さんもあるようですね。
食べる機会があれば 食したいものです

それでは また
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その9 狸小路編 その①

2018年08月25日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018年 8月

おっさんのラーメンをめぐる旅も 今回は狸小路となります
今回は その① となります

1970年代に 前述した 狸小路6丁目を北へ出た辺りの 大公 には 何度か足を運びましたが
当時はまだ ラーメンに対しての興味もあまりなく 狸小路の中にあるラーメン屋さんなどは
入ったことがなかったようです それよりも しっかりと飯を食べたかった時代だったようです。
ですから 当時の というか ブームが来るまでの 繁盛店などは 全く知らなかった
のですね。
2000年を過ぎてから すでに斜陽になっていた 狸小路にも 町おこしの一環でしょうか
手軽なラーメン屋さんがたくさんでき始め テレビのワイドショーでも取り上げられるように
なり 一つのブームが来たようです。

狸小路のラーメン屋さんが熱い時期があったようです
しかしながら そのブームもあっという間に去ってしまい
いまはまた 見たこともない様なラーメン屋さんが出来ています。
というか 入れ替わっているようです。

今は行きませんが 当時 2000年辺りには よく出かけて食べたものです。
そんか記憶を振り返ります。

今の狸小路は
狸小路のラーメン屋さん

1丁目から アーケードの切れた西の方まで たくさんのラーメン屋さんがあります。

その中で 今もなお残っている店は
山岡家南2条店
喜来人(きらいと)
一風堂
しなそばマルキン(7丁目から南2西8に移転)
三角山五右衛門

こんな所でしょうか まだあるようですが 食べていないのでよくわかりません

しかしながら この他に 当時食べた事があったお店は

初代一国堂 と

このおっさんが 何度も繰り返し食べた
あの 今は亡き ラーメンの鬼 佐野実さんののれん分けの
しなそば屋 なんですね


残念ながら この2店舗は すでに閉店したようですが
今でも しなそば屋の味は思い出せますね。
それ程このおっさんの舌には 美味さを感じさせてくれたラーメンだったようです。

このしなそば屋と 博多一風堂札幌店は 次回にまわし 今回は
それ以外のラーメン屋さんの味の記憶をたどります。


なんといっても そのラーメンブームの来る前に 札幌で頭角を現し
一大ブームを巻き起こしたのは 


この山岡家 南2条店でしょうね
西1丁目にありましたから 昔の金市館の通りを挟んで東側になります
まだ80年代だったのかもしれませんが 驚きましたね。


店内には券売機があり

ウナギの寝床のような 狭く細長いカウンターがあるのみの店なんですが


当時は見ることのなかった 白濁した豚骨ラーメンなんですね
それも店内の大きなズンドウで ぐつぐつと沸騰させているんですね。







一番下のが醤油の大盛りだっけな・・・
チャーシューはボリュームがあり ホロホロで うまい
海苔が印象的だったな
そしてスープが これまた圧倒的存在感です
しかしながら 粗い・・・こってり まったりと 旨みは凄いのですが
透明感はなし というか ズンドウの中の 浮き上がってきている灰汁をすくって
敢えてどんぶりに入れているではありませんか!

隠し味に納豆が入っているような味かと・・・言った人がいましたね・・・。
満足感はありますが このおっさんには どうも合わない様でした。
しかしながら いまだに人気のあるここのラーメンは あるいみ
癖になる味なんでしょうね。
それほど 個性的なラーメンだったようです。


ブームの頃(2000年前後)
本に載っていたのが しなそばマルキン なんですね
狸小路の7丁目の角から2件目だったかな?
向かい側には ホルモンの炭やがありましたね
炭やには良く行きましたが この店の方はカウンターが5席くらいの小さな店なんですね
今はここから移転して 南2西8の 狸小路の1本北側の道路に面したところに店がある
ようです。





何の変哲もない 普通のしょゆラーメンですが 無化調で 素朴な味なんですね
そして この麺に特徴があります 冷蔵庫で 氷温熟成しており 一週間後に
使います。 カウンターの後ろに 7つのドアのある冷蔵庫があってその中に
使う順番の日ごとに 保存してありましたね。
もっちりと透明感のある甘みのある麺だったようです。


この店 焼肉も別室でやっていて 多角経営なんですね
でも 店舗も小さく 席も少ないので 片手間にやっている感じでしたね
その辺が残念ですが まあ美味しいラーメンでした。
これもやさしいラーメンだったようです。
今でもやっているのには感心しますね 頑張って欲しいものです。



マニアックな店ばかりですが
次に訪れたのが 狸小路のアーケードを突っ切って行くことしばし
南2西9 にある
三角山五右衛門ラーメン なんですね

カウンターのみのやはり小さな店で 
大泉洋さんの映画 探偵はBARにいる 3 のロケに使われたようです
屋台風の店が良い感じなのでしょうかね。


醤油と



鶏塩があるようで
醤油が 751円 鶏塩が 851円(税込) となっているようです

このおっさんは一度しか行ったことはないのですが 醬油を食べました。
鶏ガラをベースに 鮭節で出汁をとっているのが特徴の様です
素朴であっさりとした毎日でも食べられる様なラーメンでしたね
美味しいと思いますね 麺は中太だったような気がします。
札幌の屋台のラーメンのような感じでしょうか。
タクシーの運ちゃんがよく来るようなので 美味しいんでしょうね。



今回の最後は 今は6丁目にある
喜来人 さんです

このお店 この狸小路の人気店のようで
以前は5丁目の所にあったような気がしますが 何度か移転しているようです
しかし 客はいつもそこそこ入っていて リピーターが多いお店でしょうか。

それには訳があるようです。
以前は行った時には 醬油を頼んだ気がしますが
この店は 味噌が売りのようです
なぜなら

こちらは 塩ラーメンなのですが



味噌を注文すると

こんな もやしの上にネギがやまのようにのっかった
ラーメンが出てくるのですね。
これが普通サイズなんですから 驚きです。


で値段も同じなんですね(800円)みそ・しょうゆ・しお
大盛り 野菜まし はともに 100円まし

となるようです。
この山盛りのネギがおいしくて人気の様です。
味は正統派の札幌ラーメン というところです。


このおっさん 味噌はあまり食べないので 一度しか食べたことはありませんが
今食べるといいかもしれませんね。


今回は ブームの頃の狸小路の ラーメン屋さんを振り返ったのですが
それなりにみな美味しいのですが 皆一度切しか食べていないんですね
まあ そういう好みの問題という事でしょうかね・・・。
次回は もう少し深く味を探ってみようかと思います

それでは また 
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その8 琴似地区-②

2018年08月24日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018年 8月

おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン も その8 となります

今回は ラーメン激戦区 琴似地区の その②となります
今は もう勢力地図が変わっているようですが なにせもう20年近く前の話なので
今の方には馴染みのないお店かもしれませんが このおっさんにとっては 当時の
頗る有名な店だったのですね・・・。

そんなお話になるのですが
その 琴似地区の店の前に 同じ頃 もう1軒 関連性のある店がありました。

その店は すすきのと石山通の間 東本願寺北側の通りを 西へ250m 程向かった
ところの
南7条西8丁目 にある 五丈原 ですね


このお店 当時の超繁盛店だったんですね
いつも行列が出来ていたのですが・・・今は・・・
それでも やはり 人気があるようです。
近くに えびそば一幻 という今や札幌の超人気店が出来たので今は少し忘れ去られた存在ですが、
それでも 今なおそこそこの人気があるようです。




当時そのままの店舗ですね

店内には

券売機があります

一番人気は

とんしお(700円)

サイドメニューの



チャーシューおにぎり が今なお人気の様です
このおにぎり凄いボリュームで 170円だそうです
この私は その存在は知っていたのですが 食べたことはありません
ラーメンしか食べないのでね・・・、でも これを目当てで来る人もいるようです。

そんな五丈原のラーメンなのですが このラーメン 旭川ラーメンなんですね
佐藤製麺さんの 低加水中細縮れ麺を使用しています ぼそぼその麺なんですね。
そこがいいところなのですが スープが豚骨と魚出汁のよくきいた 実にクリーミィ
なスープで やさしい味なんですね。
チャーシューもトロトロでうまいです。

実は このラーメンと 琴似の次に出てくる 山桜桃 のラーメン
どこか似ているんですね まるで 山頭火のラーメンがルーツのような感じがします。

なので ここで五丈原なのですが これは後で聞いた話ですが
この店の奥さんと 山桜桃の奥さんは 山頭火がらみの 繋がりがあるようです
本当かどうかは定かではありませんが それならばと 納得が行きますね・・・。


当時は 札幌で こんな美味い旭川ラーメンが食えるのかと 驚きがありましたね。
今でこそ当たり前ですが 当時はね

しかしながら その後しばらくして再訪した時に 少し味が変わったような気がして
それと同時に 少しずつ客足が遠のいていったような気がします・・・。
スープの味が少し雑になったように思いましたねその時は ナンバンの味も気になりましたし

美味しい事は美味しいのですが そこそこになった感じでした・・・
口が慣れたのかもしれません。



さて お次が 琴似地区 駅前通りを まっすぐ琴似神社のすぐ隣にあった
山桜桃です(この漢字はなかなか読めませんが ゆすら といいます)
丁度 桑名の反対側 駅前通りに面したところにあった小さな カウンターのみの
店でしたが やはり行列が出来ていたんですね。

しかしながら この店は もうここにはありません 
手狭なこの店から 宮の沢に大きな店を建てたんですね。
それと同時にこの店をたたんだのですが この店があった頃が 一番いい頃だったようです。
テレビにも出たり 札幌駅のラーメン共和国にも出店したりと手広くやっていたようですが
あっという間の凋落 でした・・・。

最初に 琴似駅前の店で食べたときは そのずっしりとしたスープのうまさとボリューム感に
感動したものでしたが そこでは 一度しか食べていません
なので 幸い よく食べる機会があった
山桜桃 宮の沢本店 の方が 今回のお話しとなります




駐車場もしっかりしている ラーメン屋さんとしては 大きな店です

ここの店の売りは
 


豚骨?



醤油 なのですが


おっさんの好みは

このネギラーメンとなります。


やはり こちらも中細の旭川麺の 旭川ラーメンなんですね
しかし 以前より美味しくなくなりましたね・・・
何処が違うかと言えば スープが違いますね 以前より仕事が雑になったようですし
脂分も多くて スープに雑味が感じられます 濁りがあるんですね。
残念ですね ここも好きなラーメンだったのですが・・・
やはり一番のスープにキレがなくなると 味がボケて来ますね。

そう思っていて 最後に食べたのが ネギラーメンなんですが
ネギが多いのはそうなんですが このラーメン
煮干しを特に強調した豚骨ラーメンなんですね
このラーメンが実に美味かったんですね
実にキレがある 旨みたっぷりのラーメンで かなり美味かったんですね
これならば もう一度食べたくなりますね 今でもその味は覚えています。

愛想の良いおかみさんも元気そうなので
また頑張って欲しいものです。



最後に 当時の有名店で 他の店はみなこの場所からきえてしまったのですが
今なお 頑張っている このおっさんのお気に入りのお店である
ななし さんの登場となります


この店はずいぶん行きました
しかし いつ行っても その期待は裏切られません。
味のぶれない 実に仕事の丁寧なお店 ということです。




暖簾には 旭川ラーメン という字が大きく書かれていますね
まさに その通りの味ですね
このお店 旭川の蜂屋 さんと同じく 加藤製麺の流れをくむようで
その関係者さんがやっているお店の様です。

しかしながら 今の蜂屋さんの味とは違って もっとマイルドで自然で柔らかい味の
スープまで完全に呑みほしてしまう 実に美味いラーメンなんですね



醤油








何時も食べる 大盛りですね


塩も醤油も どちらもすこぶる美味いですね
肩ロースのチャーシューを スライサーで薄く大きくスライスして2枚載せてあります
シナチクもうまいし ストレートの旭川麺です
やや硬めがいいかも。

スープににごりなし 脂っ気も無いほうですね
煮干しと豚骨の スープの透き通った旨みが 胃にやんわりと染み渡ります
いくら食べても 食べ飽きしない 素晴らしいラーメンでしょうか

これ以上も これ以下も 何も必要としない 心のふるさとのラーメンかもしれません
このおっさんにとってはね。


こたび登場した 五丈原も 山桜桃も 旭川ラーメンですが
やはり この ななしも 旭川ラーメンとなります。
しかし その流れと 味は まったく違うようです。

山頭火の流れをくむ 旭川ラーメンは その豚骨の甘味が強い様です
それに反して こちらの蜂屋系の 旭川ラーメンは その甘みよりも
魚の旨みの方をうまく出しているように思えます どちらも同じように豚骨と煮干し
という組み合わせですが そのスープの取り方は違う様です。

蜂屋系 だからという訳ではなく むしろ蜂屋よりもずっと美味い このななしのラーメンは
このおっさんの特に好きなラーメンですね。

真面目そうな店主と その息子さんと奥さんがやってます
ずっと 頑張って欲しいものです。


次回は 狸小路へでも行ってみようかと思います
それでは また
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その7 琴似地区-①

2018年07月15日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018年 7月

おっさんのラーメンをめぐる記憶の中で 琴似地区のラーメンの記憶ははずせません
今回は 当時のラーメンの激戦区 琴似地区の記憶をたどります。

当時から 札幌では ラーメンといえば すみれ 純連 が有名でしたが
この琴似地区のラーメンも ブームになっていたものです
そこで 何度か足を運んだものです

当時琴似地区で有名だったお店としては
JR 琴似駅から南側に伸びる駅前通りを中心にいろいろな店がありました。
ふくべ ななし 山桜桃 桑名 その他にものちの有名店で 縁や(海老出汁の店)
平和方面に向かう途中の 桜島 とか いずれも個性豊かな店があったものです。
今は 無くなってしまった店とか 移転した店もありますが
当時の店を振り返ってみます。


まず最初におとずれたのが 豚骨ラーメンで有名な桑名でした
豚骨ラーメン といっても 今の九州のそれとは違いましたね
なんといっても 麺が違いました やや太めの札幌の麺に 豚骨の効いたスープで
紅ショウガが印象的でした。

当時は あまりこのようなラーメンはなかったようで しっかりと豚骨でとったスープは
丁寧に仕事がなされていて こってりと重厚な味がしていました。
チャーシューはもも肉の厚めのチャーシューで 今ならバラか肩ロースを使うところが
多いようですが それはそれでリッチな感じがしたものです。
しかし 魚介系の出汁は入って無く 少し このおっさんには大味に感じましたね。

なので それ以降はそこでは食べていません・・・。
価格も高めの設定だったようです。

その後 札幌の駅前に移転して 道庁の所にも店を出したようですが
いまは 駅前の店 だけが残っているようです。
さっぽろラーメン 桑名 時計台通本店


こちらが店構えで


醤油と



豚骨ですが

値段が高いので あまり評判は良く無いようですね
このおっさんも 一度此処で食べたことがありますが
今となっては 特に魅力を感じませんでした。 残念ですが
20年も経てば 飽きられてしまうのでしょうね・・・。



琴似地区で 強烈な印象を持ったお店があります
そのお店は 桜島本店 なのですが
このお店は 発寒南 の地下鉄駅から 平和方面に向かう 道路沿いににあります。


そのお店に向かう途中に もう1店 懐かしい店があります
まずは そのお店から

その店とは 発寒南駅の北側の通りに面して居るのですが

ラーメン爐 といいます


実はこのラーメン屋さんも かつての有名店 なんですね
元祖 焦がしラードのお店で スープの表面に浮いた 焦がしたラードが
香ばしさとコクを与えるラーメンです。

旭川の蜂屋のラーメンも この焦がしラードがのっているようです。
最初は知らなかったんだけどね・・・。

西山製麺さんで 札幌有名店のラーメンということで このラーメン製品化されていました。

ところがこの爐さん その当時は 札幌駅の右向かい側の 5条の6丁目のビルの中にあったんですが 諸事情により 今の発寒南に移転したそうです。

当時は知ってはいたのですが 食べた事がなかったので 4~5年前に 用事で この辺りに
訪れたおりに 食べてみたものですが 美味しかったたですね。
典型的な札幌ラーメンですが 仕事も丁寧で 焦がしラードも健在です
それなりに美味しくいただけました。値段も安いし(720円)
店も仕事もきれいで 好感が持てる店ですね。
おっさん的には満足のお店でしたね。




やっと 桜島ラーメン ですが このお店 当時は凄い評判だったんですね
店の前に行列が出来ていたんですね。
今は色々な所にお店を出している様ですが
当時はこの本店だけの営業でしたね
野武士風の店主と 奥さんと 使用人さんでやっていた気がするのですが



この前に 20人ほど人が並んでいましたね


店内は

大きな小上がりと テーブル席 そしてカウンターが びっしり人で埋まってましたね。


これがメニューですが

味は塩だけの様です



一番人気の

桜島ラーメン です(880円)
スープもチャーシューも これでもかと言わんばかりに 入っていますね
これを食べたんですが
チャーシューが凄い・・・・・・
食べ切れんほど入っていました。コスパは最高です
行列が出来るのも納得しましたね。


麺は中細のストレート麺 旭川系の麺でしょうかね
スープは やや白濁した 豚骨スープで 野菜と昆布の出汁が合わさっているようです。
意外にあっさりしていますねスープ自体は 美味いスープですね
煮卵ものっています
シナチクの代わりに 高菜がのっているのですが こっちの方が安そうです原価は・・・
この辺りが賛否を呼びそうですが 自分的にはやはりシナチクがいいですが
これはこれで アリだと思います。

しかしやはり ここのラーメンの特徴は がっぱりのっかっているチャーシューです
これでもかといわんばかりに バラのチャーシューが乗っかっているんですね・・・。
チャーシューは柔らかくて 口の中でほぐれるのですが
あまりにたくさんのっているのと 大量につくるせいか
油抜きが 不十分な気がします
なので あっさりなスープなのですが 最終的には ややギトギトに感じてしまいますね
そこが ここのラーメンの 魅力と欠点なように思えます。
肉好きには堪らないボリュームですが このおっさんには 少しくどい様です。

あと スープは美味いのですが やはり 魚介系の出汁が欲しいところです
少し物足りなく感じてしまうところが あります。

食べ終えると (もちろんスープも飲み干すのですが)
しばらく 食べなくていいな という気持ちになったラーメンでしょうか

おっさんの求めているラーメンとは少し違う様ですが
あのボリューム感は 魅力です 今の二郎系とは違う仕事の確かさがありますね。

もうかなり食べていませんが また食べてみたくなりますね。

札幌ではかなり異質なラーメンですね

とりあえず 琴似地区 その①を終わります
次はその② です

それでは また


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おっさんのB級グルメ哲学 その6 山頭火のラーメンについて・・・

2018年01月17日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018 1月

おっさんの ラーメンをめぐるお話も とうとう その6 となります
今は 懐かしいラーメンの味の 記憶をたぐりよせながら そのお店とラーメンを思い出しているのですが

その中で 外すことのできないラーメン屋さんがあります
それが 旭川ラーメンの雄 山頭火 のラーメンなんですね

この店 俳人の種田山頭火 から名前をいただいたそうですが 全国どころか 海外にも進出している
世界的チェーン店 なんですね
今は国内の店舗は 縮小したようですが 海外が凄い勢いらしいです


その前に 同じチェーン店で 札幌ラーメンを代表する
味の時計台ラーメン について触れておかなくてはなりませんね

もう30年以上前でしょうか このおっさん ここのラーメンを食べたことがあります
その時は 時計台の横の南北の通りを挟んだ対面のところに あった店舗だったのですが
醤油ラーメンを頼んだところ これが・・・真っ黒で しょっぱくて スープの旨みが全く感じられない
ラーメンだったんですね 
今思うと たぶんアルバイトが作っていたのだと思うのですが
何かを入れ忘れたかのかもしれません とにかくまずかったんですよ
茎わかめは 入っていたんだけどね・・・


それで 味の時計台=まずい店 という風に思っていたんですね
ところが 2000年辺りに もう一度北2条の店で 食べたことがありまして
その時は 普通においしい札幌ラーメンでしたね
醤油はやはり味は濃いめですが まあ万人受けする札幌ラーメンと言うところでしょうか
味噌の方が やはり ここでは人気がある様ですがね

これは

札幌駅の 北口の西側にある 味の時計台の店です



一番人気の味噌と



味の濃い醤油です


この味の時計台ラーメンも 全国展開をしていて 海外にも進出しているそうです
山頭火と 味の時計台 目指す味の方向は全く違いますが
広く海外まで進出している所は同じですね 海外では どちらが生き残るのか非常に興味が
あるところですね



さて 肝心の山頭火ですが 初めて食べたのは やはり 2000年くらいの頃です
よく食べたのが 北14条東7 にあるお店ですね
山頭火の創業は 1988年 この店が出来たのが 1996年 だそうですから 結構古いです



このお店 環状線の南に面して オートバックスの隣りにチョコンと建っています


お決まりのラーメンは

塩の大盛りですね
この山頭火は 塩ラーメンが美味いんですね 豚骨で時間を懸けてとった乳化した
クリーミィなスープに アジやカツオでとった魚の出汁を合わせてあるんですね
このスープが 美味いんですね
あっさりとしていながら 濃厚な深みがあるスープでしょうか
何度食べても 美味いですね 飲み干してしまいます

上にかかっている ゴマが香ばしさを与えていて 小梅もいいアクセントになります
そして チャーシューが 厚いバラのが2~3枚乗っているんですね
小さい丼なので 少なく見えますが そんなことはありません

麺は中細のややウェーブのかかった旭川麺 やや硬めに茹でるのがいいです
茹ですぎは NG
この麺はおいしいですね 

行きやすいのもあり 何度食べたか判りませんが まあ 何時食べても同じ味を維持しています
そこがこの店の良いところでしょうか

ただし 少し スープが甘く感じてしまうところでしょうか・・・
食べ終える頃に 少しくどく感じることがあります そこが残念な所ですか・・・
もう少し煮干しの味が濃い方が このおっさんには良さそうですが
これはこれで 一つの完成系なのかもしれません
バラのチャーシューの脂がきつい時があるので それはいただけませんね


塩ばかり食べているので 

醤油も食べることがありますが 醬油のほうは 少し雑味が出てくるようです
美味しいけどね でも やはり ここは塩ですね

九州の豚骨ラーメンにはない 魚出汁の良く出た豚骨ラーメンですね
おっさんが好きなのは言うまでもない事ですね




この山頭火 12年ぶりに 札幌に新しい店を出したそうです
札幌駅と大通りを結ぶ チカホの北1条の所に


周りのオフィスの会社員さんをターゲットにしているそうです
当然山頭火ですから 塩がメインですが

これは 塩の肉盛りですが



味噌と(810円)


この

醤油が (760円)
他の店と味が違う様です
とくに この醤油は 煮干しの味が濃いみたいです
おっさん好みかもしれません
ちかじか これを 麺かためで いただいてみようかと思いますね
行きやすいのでね・・・

この店 夕方5:00~ 酒も飲めるそうで別メニューがあるそうです
まあ そっちは どうでもいいけどね



山頭火というと すすきのの 南3西3 の所にあった店と
電車通りに面した 山鼻の南19条の店で食べたことがあるのですが

どうも この2店は 営業方針で 本店ともめて 裁判沙汰になったことがあり
結果 今は名前を変えて
有限会社山頭火らーめん 札幌南3条店 と 山鼻店 という名前になったようです




こちらはすすきののお店ですね
味は基本おなじですが 少し違うかもしれません
以前食べたときは 少し脂っこかったかもしれませんね



そんなわけで 長々と 山頭火 について述べて来ましたが
おっさんの中では 何時も味が変わらない 美味しいお店として
位置づけていることはいうまでもありません
特に 塩ラーメンね

それでは また
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その5

2018年01月13日 | おっさんのB級グルメ哲学
2018/1/13 土曜日

今回は おっさんが 2000年 辺りの ラーメンブームの頃に行ったお店で 記憶にのこっている
お店を2店 まず最初に・・・

特別に美味しくて 印象に残っているという訳ではありませんが 
如何にも札幌のラーメン という位置づけと
やはり 嫌みのない 実に食べやすいラーメンであることが印象に残っています
1度しか食べたことはないんだけどね・・・

まずは だるま軒 です
札幌を代表する 老舗のラーメン店であることは 多くの人が周知のことと思います
創成側沿いの 南3東1の所に 創成側の道路沿いに入口のある
今も元気に営業しているお店です

店構えが

こちら側が創成側の方です


店内のカウンターは

創業が 昭和22年 ということで 西山製麺の創業者が つくったお店だそうです
あの 味の三平よりも さらに古く まさしく 現存する札幌のラーメン屋さんのなかでは
一番古いお店でしょう
麺は自家製緬で 西山の麺ではありません
小麦粉とカンスイだけで作った麺で ふっくらとした美味しい麺ですね
加水性のつよい 弾力のある今の札幌の麺とも違ってやさしい甘味のある麺でしょうか





上が醤油 下のが塩です
ガラベースの あっさりしているが旨みがたっぷりのラーメンでしょうか
味も薄めで スープも最後の一滴まで飲み干してしまうラーメンです

おっさんは 一度だけ この醤油ラーメンをいただきましたが 体にやさしい
何度でもいただけるラーメンだったような気がしました
これが 今でも続いている理由でしょうか

いつだったかな 道産子ワイドかなんかで あの てつや で有名な創業者の
内海哲也さんが 思い出に残るラーメンということで このだるま軒をあげていたのを
思い出します

てつやのラーメンは

これは 北32条店の醤油ラーメンですが
このだるま軒さんとは 似ても似つかぬほど 味が濃くて 脂分も多く あま~い ラーメン
なんだけどね・・・
そこが印象に残りました


店内は古いですが 掃除も行き届いていて 清潔です 良いラーメン屋さんと思いますね
長く続けていただきたいものですね



もう1件 このだるま軒さんと 同じようなラーメン屋さんがありました
こちらは 石山通沿いの 南19条にあった
王香 と書いて オオシヤン と読みます

このお店も 藻岩山に登った帰りに 一度だけ行ったことがあります
似ているな・・・と思ったら ここの創業者の 大森さんは なんと あのだるま軒で修業をして
このお店を開いたんですね 知らなかったな
昭和43年の開業だそうです

おっさんがいった時は 店の外に人が並んでいたな・・・
当時はブームが来てたんですね

石山通沿いの店構えです


これが おっさんも食べた

醤油ラーメンです キクラゲが入っていたかな・・・
やはり ここも自家製緬で 毎日大森さんが製麺機で麺を作っている様子が
テレビで流れていたのを見たことがあります 
その日の湿度で 色々作り方が変わるそうです
そのせいか ここの麺は美味かった気がします やはりふっくらとした小麦の味の良く出た
やさしい麺だったような気がします麺は中太だったかな

スープもやはりガラベースの 旨みのあるあっさりのスープで 毎日でも食べられるラーメンでしょうか
或る意味洗練された 完成系のラーメンであるともいえるかもしれません
だるま軒さんよりも 印象に残っているのは テレビで 大森さんとその奥さんを見たからかな・・・
いや 味がもう少し主張があったような気がします
夏の暑い時に このラーメンを汗だくで最後の一滴まで食べた記憶があります

しかし 残念ながら このお店 大森さんの御高齢により 2007年に 一旦閉店し
その後 二代目 三代目が 営業を続けたようですが
ブームも去り ラーメン自体が今風でないこともあり 2012年に閉店したそうです

また一店 札幌ラーメンを支えてきたお店が無くなったことは 残念なことです…



とまあ おっさんが これらのお店を訪れたのは 2000年辺りの事でありますが
同じく 古くから札幌のラーメンを引っ張ってきたお店があります

おっさんが まだ 学生の頃ですから かなり古い話になるのですが
当時の学生というもの かなり貧乏でありました
当然 毎日の食事も ちゃんとしたものは食べられない・・・というか 食べなかったんですね
酒はのんでもね・・・
だから インスタントラーメン(袋入りのね)とかは 毎日の様に夜中に食べていたな・・・
で そんなものを毎日食べるものだから ラーメンの匂いをかぐと 嫌悪感が走ったものです・・・

コメの食事が最高のご馳走だったんですね
お腹が空いたときに ラーメンの選択 というものは 無かったんですね・・・
だから その頃(と言っても 1970年代ですが・・・)さあ飯を食べよう という時に
ラーメンは食べたくなかったんですね

しかし その頃は ラーメン屋さんの数は多かった気がします
同じような ○○龍 とか ○○軒 とかいう ゴマ油の匂いのぷんぷんする ラーメン屋さんが
いたるところにありました その前を通ると 酒を呑みすぎた時の二日酔いを思い出し
吐きそうな気分になったものです

後に 旭川の蜂屋さんで ラーメンを食べた時 ああ ラーメンってこんなに美味いものだったのか・・・
と思うことになるのですが それは まだあとのお話

それでも 何かの折に 友達と 美味いラーメンを食べよう! と思い立ち
訪れたのが この 
味の三平 さんでありました
言わずと知れた 札幌ラーメンの名店です
味噌ラーメンの発祥の店としてもよく知られている所であります
西山ラーメンの加水性の高い麺を使用していて 中太の固めんです
まるで ゴムの様な弾力があり 歯ごたえがあります
特に味噌ラーメンが有名で ひき肉ともやしをよく炒めた 少し辛みの効いたラーメンです辛み
当時 これが人気だったんですね
店の前には行列が出来ていましたね

最初に訪れたのは 大丸藤井セントラルの 2階だったな
ウナギの寝床のようなカウンターだけの店で 右側のドアから 階段で外に降りて行けたな・・・
多分間違いないと思います・・・(おっさんの記憶では)

その後 7階になって 少しして 今の4階になったような気がします・・・
(7階の方は 記憶に自信が無いですが・・・)
おっさん二人が 調理していて 眼鏡をかけた大きい人が 客を仕切っていたな・・・
カウンター席しかないのですが 客が横入りなんぞしようものなら こっぴどく叱られていたな・・・

いや 中々素晴らしい店です けっして 慣れあいにならず 手抜きをしないという姿勢
高く評価したものです やはり こういう店が生き残る様ですね
で肝心のラーメンは

味噌ラーメンですね
もやしとひき肉を強火で炒めて 上にかけます メンマもありますね
ただね チャーシューが無いんですよね
このスタイルが 札幌の味噌ラーメンの流れを作ったんですね

でも このひき肉ラーメン おっさんは 気に入らないんですね
やはり 厚いチャーシューが食べたいんですね・・・
麺はばりばりの 噛みごたえがある麺です お腹にずんと来ますね
味もナンバンが効いているような気がしました 
食べたきになる ラーメンでしょうか 満足度が高そうですね
人気があるのも分かる気がしますね 札幌ラーメンの代表ではないでしょうか

しかし このおっさんは このラーメン それほど 食べたくならないんですね・・・
全てが 素晴らしいレベルなんですがね

やはり 麺とスープですかね あの加水性の高い麺はね・・・
スープも やはり 魚出汁が入って無いとね・・・

まあ しかし 美味いラーメン屋さんであることに違いはないですね




この界隈で もう1件 おっさんが学生の頃行った店があります
何度か行ったのですが この店も創業が古いですね
その頃のよくあるラーメン屋さんの中で やはり中華風のお店なんですが
体にやさしい あまり癖の強くない 札幌ラーメンだった記憶があります


札幌オリンピックの時に 今の地下鉄南北線が出来ました
その頃は 真駒内から 北24条まで その後 麻生まで延長になったのですが
まだその頃は 市電が走っていたんですね
北は新琴似から 麻生 北34条 北24条 を下り
札幌駅の西側を通って 駅前を五番館から 大通りを渡りすすきのまで行きます
その後 西へ曲がって 札幌の中央区を回り 逓信病院の所から引き返して来て
4プラの辺りでまた合流します
そしてまた 新琴似まで行くわけですね

いまは 市電も無くなりました まだ中心部は残っているようですが
その市電のせいもあったのか 狸小路の辺りの 中心部は 人出が多かったですね

そのころ パチンコ屋さんも狸小路の中にはたくさんありましたし
ジャズ喫茶や クラッシックの名曲喫茶も 数件あったようです
で よくその帰りに 訪れたラーメン屋さんがありました

狸小路の 4丁目と5丁目の間の通りを 狸小路から北へ上ると すぐのところにありました
それが

この 大公 というラーメン屋さんなんですね
昭和43年創業ですから おっさんが食べた頃は 間もなく・・・という感じになりますね
今もやっているのが驚きですね
根強い人気があるんですね・・・
やはり ここも 昔からの札幌ラーメン屋さんです
ガラベースの スープにうまみのあるラーメンでしょうか
当時のラーメン屋さんにしては あまり脂のギトギトしていない 味も薄めの
食べやすいラーメンだったようです だから良く行ったんですね

これは

味噌ラーメンですが
おっさんはいつも 醤油ラーメンを食べましたね
同じ様なトッピングだったと思いますで

チャーシューはもも肉のあぶらのないところで
もやしとメンマがのっかっていますね
トウキビの粒がたくさん載っていたのが印象的です
もやしが多くてね やや青臭く感じたものですが
スープも全部飲み干した記憶があります

壁に 張り紙があって こんなような事が書いてあったな・・・ 

『当店のスープは 変なものは一切使ってなく 栄養も高いので
 残さず飲みきることをお勧めします・・・』

なんのこっちゃい 大きなお世話でんがな

どういうつもりで こんなこと書いたのか知りませんが
当時はそう思ったものです
ここのラーメンが随分と好きな友達がいたのですが 
おっさんは それほどではなかったようです が 食べやすかったようです

いずれにせよ 古い話ですが
心当たりのある方もいるかと思います
そういう方に読んでいただいて あの頃の時代を感じて頂ければ幸いかと思います
このカテは ラーメンのうまい店を捜すのではなく 
ラーメンを食べるという事をめぐっての 過去の旅をテーマにしています

この旅はまだ続いて行きます

それでは また
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その④

2017年12月29日 | おっさんのB級グルメ哲学
前回は ラーメンの 味噌 塩 醤油 とかいう味は 本質的な問題ではない
という話をしました

今回から おっさんの古い記憶を辿って その味を思い出しながら話をすすめてゆきたいと
思います

札幌名所 ススキのラーメン横丁

何といっても 札幌を代表するラーメンの名所というと
このラーメン横丁であるのだが

南5西3 の南側の方が元祖ラーメン横丁で
北側の 南4西3の すすきの交番の横にあるのが 新ラーメン横丁という
こちらは後から出来たようで 人の入りも店舗の数も少ない様だ


こちらが

偽物の方


でこちらが

元祖ラーメン横丁となっていますが
この写真は 古い様で ここに写っている華龍という店はもうないようで


いまは



この白樺山荘という 以前南平岸にあった お店が入っていますね
味噌ラーメンが人気のお店で
今は本店の南平岸の店を 真駒内の奥に移し
札幌エスタの ラーメン共和国にも出店していますね
どうも 人気があるらしく 全国各地に今出店しているようです

参考までに

味噌ラーメン 780円



塩ラーメン 780円です

ラーメン共和国で食べたときは ゆで卵が無料で何個でも食べられます
太っ腹ですね
人気があるのもうなずけますが
どうも このおっさんは あまり味噌ラーメンは食べないので どうもね・・・
あまり上手いという印象はなかったです



ラーメン横丁といえば 

ひぐま というラーメン屋さんが超有名でした



これがヒグマの味噌ラーメンですが 今は 味噌だけで4種類あるそうです

おっさんが若い頃 ここのお店いつも行列が出来ていましたね
酒を呑んでからラーメンを食べるのですが こんなところで待つ気にもならず
当時は 食べたことがなかったです

かなり年数がたったのち 一度だけ食べたことがあるのですが
その頃はもう行列は無く 簡単に食べれたのですが 
ちょっとおいしい味噌ラーメンという感じでした
味が濃い印象ですね 脂も濃いかな

だいたい このおっさんラーメン横丁というもの 相性が悪いんですね
今まで 何度も食べたことはあるものの
美味いと思ったことは 一度も無いんですね・・・
みんなどぎつい味ばかりで 塩気が強かったり 脂が強かったりで
体が受け付けなかったようですね
ラーメンがあまり食べたいと思わない時期だったのかもしれません・・・
というか 酒を呑みすぎて 体が受け付けなかったのかもしれません
体に良くないよね・・・ほんと


そんなで
のちに ラーメンブームが 2000年前後に来た折に
初めて ラーメンを食べ歩くのですが
その時は このラーメン横丁を外しての食べ歩きとなったようです

しかし あまりにラーメン屋さんの数が多く 食べるところはいつもハズレだったのかもしれません
やっぱり 後で食べても納得できない ラーメン横丁 というところでしょうか

冒頭の白樺山荘は マシなんではないでしょうか 美味いとは思いますよ
行かないけどね


今はおっさんも 歳をとったので あまり食べ歩きには行きませんが
ラーメンは好きなんですね
そのラーメンブームの頃に食べ歩くきっかけとなったのは
テレビももちろんあるのですが
じゃらんか 何かで出していた小冊子があって
その本を参考にしました

次回から その記憶をたどりながら
過去の味の探訪をしてみたいと 思うのであります
けっして 今美味いラーメン屋さんの探訪ではありません
おっさんの過去の 美味いと思ったラーメン屋さんの 味の探訪となります

なんのこっちゃと言われそうですが
そういう店もあったし そんな味だった という 懐かしい思いで 見て頂ければ幸いです
コメント (1)
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その③

2017年07月15日 | おっさんのB級グルメ哲学
今回で この企画も 3回目です
なかなか 話が進まんのがおっさん流

前回は醤油に突入したところですが・・・

味噌か醤油か はたまた塩か?
なんていうもんですが 本当にそれなのか・・・
とおっさんは言いたいのであります

調味料の味が 味噌であるとか 醤油であるとか 塩であるとか
それを使えばそうなのか? と思うのであります
本当にそんなことなのか? と言いたいのです

おっさんは こう考えます

これらの調味料のベースになっているのは
ズバリ 塩分です 塩味というのでしょうか

味噌にしても醤油にしても塩にしても
ラーメンのスープに塩味を出すために使います
ただ それぞれの調味料は それぞれの香りと味を含んでいるため
目指しているベクトルが違います しかし 始まりは塩になります

たとえば 塩だけのスープに 醤油を1滴ずつ垂らして行き 味の変化を見るとします
もちろん 全体の塩分の量は調整するとしてですが

そうすると 醤油の量を増やして行けばスープの味も醤油に近づいて行きます
ならば醤油ラーメンが好きな人は 醤油の量が多いほどそのラーメンを美味いと思うのでしょうか?

答えは一般的には 否 ですね
ただし 一般的には と言ったのは
もし 醤油の塩分を思いっきり抑えることが出来 醤油の風味と味を
存分に楽しめるならばそれも面白いかもしれませんが・・・
でもやはり疑問です

味噌と同じように醤油も大豆の発酵食品です 大豆を発酵させることにより
独特の風味と味が出ます

しかし ラーメンという食べ物は 麺を食べるスープです
適度な味の濃さや風味でないと 麺の旨さが分らんようになり
スープの味付けの濃さだけが そのラーメンの味となってしまい
素朴な緬のおいしさが消えてしまいます

そうすると 何を食っているのか解らんようになるのではないでしょうか・・・

おっさんはそう思います

それに スープの中にはいろんな味の要素が溶けだしていて
別に醤油や味噌を入れなくとも 味は作れるものです
むろん醤油や味噌の味は作れませんが 美味い味は作れるはずです

もちろん醤油や味噌は 世界に誇る日本の調味料ですが
われわれ日本人が 幼いころから食べ慣れているという事から来る
ラーメンの調味料とも言えます

そう言うことからすると ラーメンは和風とも言えますね

しかし 話を元に戻しますが ラーメンの味の原点は塩味であり
味噌でも 醤油でも 塩でも その始まりは同じであるという事です

だから 極端な言い方をすれば
味は 他のものでも良いということになるのです

たとえば 
トマトケチャップとか ウスターソースとかデミグラスソースとか
牛乳豆乳 トマト チーズ 豆板醤テンメンジャン オイスターソース
ナンプラーとか

所謂 世界のそれぞれの調味料がその候補になります
ただし どの調味料を使うにせよ
塩分と 味のバランスが大切です
スープの味の濃さが 
麺の味を殺してしまっては意味がありません
ラーメンである必要がなくなります

焦がしラードではなく マジに醤油で真っ黒に色づけされた濃い醤油ラーメンとか
スープのほとんど入っていない ぶっとい麺と 山盛りの具材の載った二郎系ラーメンとか
背脂でびっしり覆われた 何とかラーメンとか
ラードで一面をおおわれた 熱くてスープの飲めない 何とかのラーメン
ゴマ油の匂いのプンプンする 昔の札幌の醤油ラーメンとか・・・・・・・・・

おっさんは 苦手です 食べる気がしません
年を取ったという事もあるのでしょうが 若いころからそうでした

如何に素材のうまみを引き出して
如何にスープの旨みで食べさせるか

その辺りが おっさんのラーメンに対する評価であり
美味いと感じるラーメンかと思うのであります

この事は 当世風では 多分 ないのでしょう
当り障りのない味 とも 今の人には思えるかもしれません

しかし おっさんの旨いと思うラーメンは みんなそんな感じです
これが おっさんのラーメンに対する哲学かと・・・・・・・


ラーメンの記憶から・・・




ということで 味噌か醤油か塩か? という話はお終いです
次に おっさんの過去の記憶の中から ラーメンに関する話をします
でもそれは この次に・・・

それでは また
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おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その2

2017年06月23日 | おっさんのB級グルメ哲学
おっさんのB級グルメ哲学 ラーメン その2

しばらく オジロワシが忙しくて この続きのことを忘れていました
続きは 塩か醤油か 味噌か? というところでしたね

ラーメンの味を追求するのは 味噌汁の記憶に通づる とは 美味しんぼうの 話ですが
それは 味噌ラーメンの話ではない・・・

ズバリ 煮干しのことを言っているんではないでしょうか・・・
そういっても過言ではないような気がします
この部分が 体の食堂と胃の上部に引っかかりを与えるんですね・・・

ならば と思う
よく かつおと昆布でだしをとった あるいは煮干しと昆布でだしを良くとった 味噌汁の様な
スープのラーメン すなわち 味噌ラーメンが この美味しんぼうの言うところの
味の懐かしい記憶にのこり 探し求めるラーメンなのではないのだろうか・・・?
ということは 味噌ラーメンなのか?
という話になる

しかし そんな単純なものではないのである
ラーメンは味噌汁ではないし 味噌汁が 無性に呑みたくなるもの という訳でもないのである
しかし 必ずその味の中には 懐かしい記憶が甦るのである
それは その味の中の 旨みの部分で 煮干しと昆布の旨み 味噌の旨みが
味の記憶として 深く残っているからにすぎないのである

おっさんにとって とくに この煮干しと昆布のアジの部分が
ラーメンを食べるときに 特に重要な引っかかりとなる
だから この部分が満たされないと そう 何か満たされない気持ちになるのである・・・

何度も言うが それは決して味噌汁云々 ということではなく 旨みの種類ということである

味覚の要素というのがあり
甘み 塩味 苦味 酸味 というのがあり
これに 旨み という要素が加わったのは 割と新しい
日本人の偉い人が グルタミン酸を発見したのがきっかけである

その後 それが 世界的に認められるようになったらしい

旨みの成分には 昆布 鳥ガラ 野菜などによる グルタミン酸
  煮干しや豚ガラ 等の動物性の由来による イノシン酸
  干しシイタケに多く含まれる   グアニル酸
がある

ここで 大事なことは その成分を単独で使うより 混ぜ合わせることにより
旨みの効果は 約10倍になるという事である…

だから とんこつ+昆布 とか 煮干し+昆布 のように
イノシン酸と グルタミン酸を組み合わせて使うと 旨みも深くなるのです

よく とんこつと 煮干しを混ぜてスープをとるラーメンがありますが
(実は おっさんが好きなのはこのタイプですが)
これって イノシン酸+イノシン酸 となりどちらも動物由来の出汁ですよね
       まあその他にも昆布などは使うのでしょうが・・・

それなのに この味の違いは いったい何なんだろうか?・・・・・・
 
どうも この旨みの3成分だけでは 説明がつかない様ですね・・・
味というもの そう単純なものではない という事なのですね

これを参考にしました

いろいろ 能書きをたれても 味というものは そんなことだけでは
説明がつかない部分がたくさんある  ということなのですね



話を元に戻します
味噌ラーメンは だいたい 何処のラーメン屋さんで食べても そこそこ美味いものです
それは 味噌という素晴らしい調味料の包容力 の為 と考えました
でも そのことが味噌ラーメンが 他の醤油や塩より 上等である という訳ではありません
というより 味噌の味が強すぎて 個性を消してしまっています
というか 微妙な旨みを分かりにくくしてしまう・・・ と考えるのであります
そこには 本当の満足はあるのか?    という話です

もし 味噌を使い スープの旨みと 麺の味を存分に楽しめるラーメンがあるなら
それは 満足のゆくラーメンなのでしょうね・・・
おっさんはまだ お目にかかってはいませんが・・・
だいたいが 味噌ラーメンを注文しないほうなので (ーー;)

大昔 札幌へ出て来たころ 下宿で 毎晩夜な夜な インスタントラーメンを食べたものです
その時に食べたのが 今は見ないですが(当時はカップラーメンもなかった時代です)
サッポロ一番 味噌ラーメン と言う物
藤岡琢也さんが コマーシャルをしていました・・・
これが 唐辛子が効いていて美味かったのですが
最後は毎日食べていたので 気持ち悪くなって仕舞い
もう 見るのも嫌になってしまったものです
それ以来 ずっと 食べなくなってしまいました・・・

でも それは インスタントラーメンの話
いまは マルちゃんの醤油ラーメンを たまに食べたりします これが一番好きです
インスタントを食べるならですが・・・

すみれ と 純連

昔 といっても 第1次のラーメンブームが来た頃?
実はいつが 第1次のラーメンブームかは知りませんが・・・
ここのラーメンを食べたことがあります
味噌が美味いらしい ということで 味噌ラーメンを食べました
最初はすみれ に行きました
幌平橋をおりて 少し歩き ガード下を通ると すぐにあります
いまは 立て直して 大きな建物になっているようですが
とても 繁盛している様でした

いまは ここの店のお弟子さんがやっている店が有名になっています
麺屋 彩未 とか 狼スープ とか 食べたことはありませんが・・・

ニンニクと生姜でしょうか 随分とパンチを利かせたスープと味で
好きな人には堪らない様です・・・が おっさんには 特に・・・
だいたい チャーシューが 細切れにしたのしか入っていませんね
そして 脂がギトギトという感じで野菜を炒めている感じか・・・

純連 の方は もっとストロングです
南平岸のえきをおりて 右へ下って行くと 平岸天神山の手前の方から 2丁くらい先まで
ニンニクと生姜のにおいがしてきます・・・
おっさんは このラーメンやで 2時間並んで食べました
ガツンと来る味です 味噌を食べたのですが スープは飲みませんでした・・・
飲む気がしないくらいストロングです
女の人が仕切っているのですが 店内に入ってからも1時間くらい待たされました

だいたい この店 急ぐ気が見られません 従業員もマイペースでやっているようです
丁寧と言えば そうなんでしょうが 客を舐めているようにも取れますね・・・
いや 過激な発言は慎みましょう・・・

この兄弟のラーメン屋さんの味は 中華料理を思い起こさせます
たっぷりの油で 肉と野菜を炒め 薬味をたっぷりと効かせて
めんと スープに合わせるあれです 

ラーメンは和食 と思っているおっさんには この中華風のラーメンは
向いているコンパスの方向が違う様です・・・

今は 札幌の味噌ラーメンで有名なのは 欅 だそうですが
おっさんは食べたことがありません

どうも つくる側の問題でしょうが
味噌ラーメンには チャーシューではなく ひき肉を使う店が殆どのような気がします
中華風ではなく 和風の味噌ラーメンを食べてみたいものです

この辺りが 味噌ラーメンに対する感想になります

次は 醤油に行きたいと思いますが
実はおっさんには 忘れられない 醤油ラーメンがあります

それは 学生の頃 もうすっかり ラーメンなど食べなくなっていたころに
旭川で 偶然食べた

蜂屋のラーメン です

ラーメンの美味さを教えてくれた 蜂屋のラーメン



https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/42557/150x150_square_42557926.jpg

旭川の買物公園 の奥まったところ 5条の7丁目の 細い横丁の一番奥に
その店はありました 田舎に行くと何処にでもありそうな ただの食堂のような店・・・
店内には 鉄パイプの足の四角いテーブルが並べられていて カウンターはなし
店のメニューには ラーメンしか無い・・・味噌も塩もない ただラーメンのみです
テーブルの前の椅子に座ると 白衣を着て頭に白い頭巾をつけたばあちゃんが
注文を撮りに来て ラーメンを頼むと 脂はどうしますが?
と聞いて来た・・・
何のことやらわからんので 普通で良いですというと 少しして出てきたのが
薄茶色の 白濁したスープに チャーシューとシナチクと 渦巻のある赤いなるとが1枚乗ったラーメン
ねぎがかかっていたかな・・・
なんか味噌みたいだな・・・
その頃 この白濁したスープのラーメンは 札幌では見なかったようです
みな 透明で 黒くしょうゆで色付けされた 脂ギトギトのラーメンばかりだったな

なので 驚きであった 今思うと スープの上には薄い焦がしラードが浮いていたのかもしれません
なにせ 大昔ですから記憶も曖昧です でも今の写真とは 違うと思いますし 味も違う様です

しかし ひとくち このラーメンをすすった時 の感動は忘れない・・・
体中に衝撃が走りました

ああ これだ この喉の奥に浸み渡る旨さと懐かしさ 何て美味いんだ!
とんこつ と 煮干しの旨みが 堪りません 体中がこの味を欲している様でした
全然脂っこくは無いんですね むしろ 脂は無い方です なのにコクがあるんです
緬も旭川麺の 中細の粉っぽい面で 歯に突き刺さる感じです カンスイの効いた甘みのある麺です
スープを全部飲み干したのは 言うまでもない

おっさんの中で この時の体験が 一つの基準になった気がします
全ては 記憶の中のこのラーメンの味 に対する比較により
どの様に違いどのように美味いかの 判断基準になっているような気がします

その後 この店には行った事は無いのですが
今は 味も変わっているようです 魚の味が強くなった様な気がします
食べてはいないのですが 人から聞いた話と ご当地ラーメンの生めんのインスタントラーメンは
以前食べたので・・・そうおもうのであります

ラーメン屋さんは 時間と伴に 味が変わってゆくようです
それとともに 人の人気も変わってゆきます
昔は美味かったけど…今は・・・
というラーメン屋さんはたくさんあります 無くなってしまった店もたくさんあります

ただ 自分の中で その旨かった時の味の記憶だけは
無くしたくないものであります 
味の評価をする時
それが大事なこと ぶれないことだと考えるのであります 

おっさんのラーメンに対する情熱は この時を境に
別の境地に立ったのです

長くなりました
それでは この続きは また  
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