鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

モエレのカンムリカイツブリ2017 交尾シーンの再検証

2017年12月06日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
前回の記事で いままで オスとメスが逆の個体であったことが判明したことを述べたのだが
ここでは その大元である 交尾シーンを再検証してみたい
ここしか オスとメスを判断する材料は他にないのであるから

2017/6/9 ここモエレで2羽のカンムリカイツブリを見たのは初めてのことであった
それまでは 2度ほど単騎で居るところを見たことがあるだけであった
5/30 に最初に見たのであるが 沼の何処かにもう1羽いた可能性が高いが それは不明だ

それでは 始めます
中の橋の東側に カンムリカイツブリが泳いでいます



この鳥を 個体A とします(まだ名前も無いので)
個体A は この辺りで潜ったり泳いだりを繰り返していますが 遠い所で近くはない

大きさは分からないが 背中の色と首の色を見てほしい
背中は翼の部分ですが 薄い黒 首も 後ろの部分は濃くないです


そうしていると 今度は橋の西側に 新たなカンムリカイツブリが現れます
どうも 個体A を捜しているようです





だんだん橋に近づいてきます
こちらを 個体B とします







背中の色は 黒が濃いですね 髪も硬そうで ピンと後ろに伸びているのがわかりますね
大きさ 首の太さはわかりませんね







ここで 首の右側の少し下の方に注目です
ここは 後ろから黒い毛が出て マダラ状になっているのが分るでしょうか
見る時によっては 穴が開いているようにも見えます 渦巻状とでもいうのでしょうか
くせ毛みたいです


ここが この個体の大きな特徴であると言えます 個人ID の様な物です

さらに

この顔のほっぺの下の方に りんごのほっぺの様な 赤丸が見えます ここもこの個体の特徴です
反対側もあるようです





そうして おっさんに気付いて 遠ざかって行きます


  
CD-海峡を通って S-中州へ行くようです


もう一つ 大事な特徴は

首の後ろの毛も かなり黒いです 個体A とは 現時点でここが違う様です


さて 個体B が遠ざかる時 低い大きな声で ガァー ガァー と啼いていました
おそらく 個体A を呼んでいるのだと思います


すると
橋の下を潜って来て
個体A が現れました!





行く先は S-中州です 個体B がいると思われます


これは着いたところですが
泳いでいる時の 首の後ろの毛は 黒が薄いです 個体B とは かなり違う様です


少し時間を置いたのち いよいよ 求愛ダンス がはじまります

中州の前の方 2羽が向き合っています
隣に伸びている枯草は 愛の褥 となります

この段階では どっちがどれなのか 全くわからなくなっていますが・・・
パッと見 奥のが 首が白く 大きく見えたのです

ここが 食わせ物で このトリックに引っかかってしまったようです・・・
最初見た時点では 個体の考察は 全く進んでいなく 見切り発車をしてしまったようです(ーー;)


さて それでは 今の時点での考察を









交互に気分を高めて行くのが分かりますね
前の個体が 背中が黒いです 首もかなり黒い
そして 左と右を向いたときの りんごのほっぺが見えます
という事は この時点で 手前が 個体B という事になりますか・・・

奥のが 前ばかり向いているので まだ比較が出来ませんが・・・
奥のが 首が太く見えます 大きくも見えますが・・・(ここがトラップ)



全体的に 前のが色が黒いですね しかし 首が細く見えますね(ここがトラップ)



左が個体B 右が個体A ですね 一応



入れ替わっていますが
手前が個体B です りんごのほっぺもついてます
奥が 個体A 背中の黒が薄いです



奥のが首の色も薄いです
手前のは水に顔を突っ込んでいますが 背中は黒いです



そして これが 手前が個体B であることを裏付けます


これは拡大ですが 首の右下の方の渦巻状の毛を見てください
はっきり 個体B の特徴が出ています


ところが 問題はさらに続きます
少し間が開きます
それは

一旦双方が ベッドのそばから離れるからです
でも 手前のが個体B であるのが分かりますね
ベッドは右にあります


そして
いよいよ

どちらかがベッドに登りました!
パッと見 個体A が登ったように見えますが・・・
はたして
でも 下の個体の 首の色の濃さ りんごのほっぺを見ると
やはり 下にいるのは 個体B だと分かります


そして

横たわる 個体A
背中の黒は薄いですし 髪の毛はこの時はペタッとしてますね


遂に この時が!

間違いなく 上に居るのがオス という事です 下のがメス
つまり 個体A ⇒ メス ⇒ 幸子
    個体B ⇒ オス ⇒ 二郎
 という事になります


が それを裏付けるものとして
くどいですが

上のオスが 終わった後 下に降ります
メスは 草のベッドの上で 寝たままです

ここは 背中 首 髪の毛の特徴で わかりますね





一仕事終えた後の二人です

このあと オスは 消えますが




体を横たえる 個体A の 幸子です


ここで 交尾シーンの検証は終わりますが
これで どちらがオスで どちらがメスであるかは分かりました

しかし まだ問題があります
それは これ以降 登場するこの2羽の特徴が
ここで判断した特徴と一致するか という問題です

それは幸いなことに 今までの記事で
幸子を二郎 次郎を幸子
オスをメス メスをオス
と入れ替えることによって解決するのですが

ただ一つ 大きさと首の太さ という点が気になる部分です
(個体B は大きく首が太い   個体A がやや小さく首は細め)
という事になっていたのが定説
しかし この交尾の時は 体の毛であるとか 首の長さとか
普段と違って見えそうです(興奮するので)
その他の特徴は全くそれ以降の考察と同じなので
これで良し かと思います

なので 今までの記事の 
 幸子・メス・個体B ⇒ 二郎・オス・個体A
の様に置き換えることによって 問題は解決する様です

長々と 検証にお付き合いいただき 有難うございます
酷い間違いをしたことをお詫びいたします

それでは また
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめ特別編 重大なお詫びと訂正

2017年12月05日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ2017 の まとめと記事のリストを作成したのですが
それも 一応 終了しました

次に 写真集を作ろうと思い 写真をいろいろ見返していると
ある とてつもなく重大な間違いに気がつきました

いままで 記事にしてきたことが 根底から覆ってしまう様な重大なことであります・・・

それは 交尾シーンを見ていてわかったことですが
今まで オスを 二郎   メスを 幸子 と命名してきたのですが
そこは良いのですが そう命名した 個体が 実はオスとメスが逆だったことに気がついたのです
何という事でしょうか

そこのところが 間違っていては 根底から仮説が崩れるので
何度も見返したものですが・・・納得していた筈なのですが
どうも 見るところが間違っていた様です・・・

この時期 夏羽で 交尾の興奮状態にあり 区別が付きにくかった ということもあるのですが
首の太さと 大きさで判断したものです・・・ でも そこが間違いの原因だったようです

大きさとか 首の太さとかは ちょっとしたことで ちがってみえるものではありますし
首の太さというのも あてになりません
今回 間違いであると気がついた根拠は
1 翼の色の濃さ(背中の色の濃さ)
2 首の後ろのたてがみの黒さと 首の右側の傷の様に見える 渦巻型の特徴
3 顔と目の印象

この辺りが 今ようく見かえしてみると
1 に関しては
  オス ⇒ 翼の色が黒く濃い  背中の黒みが強い 胴体は茶より灰色が強い感じ 
  メス ⇒ 翼の色が薄い  背中が灰色がかった黒 胴体は薄茶色に見えます

2 に関しては
  オス ⇒ たてがみが濃い 首の右側に渦巻状の傷のような毛が生えている
  メス ⇒ 首は白っぽくたてがみは薄い色 胴体は薄茶色で 首の下の方が茶っぽい

3 に関しては
  オス ⇒ 髪の毛が固そうでやや長い印象で黒く濃い感じがする 目の色がやや黒味が強い
  メス ⇒ 髪の毛が寝ている感じでオスより柔そうな毛 顔は柔和で 目が丸くルビー色が強

これらの特徴を総合すると
 オス ⇒ 二郎 ⇒ 大きい 背中が黒い 首の右側に渦巻状の痕 目の色が黒っぽい 髪の毛が濃い
      ➔ 今まで 幸子と呼んできた個体

 メス ⇒ 幸子 ⇒ 小さい 背中が灰色がかった黒(薄い) 髪の毛たてがみが薄い 目の色がルビー
      ➔ 今まで 二郎と呼んできた個体

ということになります

それから何度も見返したのですが
下になっていた鳥は 今まで二郎と呼んでいた 小さい方の鳥
上になっていた鳥は 今まで幸子と呼んでいた 大きくて黒味の強く 首に傷の様な渦巻状の痕のある鳥
で 間違いない事が判明しました



そこで 間違いを正すなら
  幸子 ➔ 二郎
  二郎 ➔ 幸子
さらに
  メス ⇒ オス
  オス ⇒ メス

この様に直さなければなりません

ただ 名前と雌雄を逆にするだけの事で済めばよいのですが
それぞれの個体と オスとメスの印象が変わることになるところが
残念な所です そこが一番の問題点です
お母さんと お父さんの印象も変わることになります・・・

今までの記事をすべて直すのは大変なことなので
そこは ご理解の程をお願いいたします
誠に申し訳ございませんでした


まとめに関しては 至急 原稿を訂正したいと思います

それでは また





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その6(訂正あり)

2017年12月02日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その6


その5 では 小次郎の巣立ちから 幸子が旅立って行くまでをまとめました
小次郎および 長一郎がいなくなってからの 幸子の様子と
二郎たちとのかかわりなどを中心に まとめてみました

子育てから解放された幸子ですが つがいであるところの 二郎との関係 
あるいは 二郎と三男との立ち位置が気になりました・・・
しかし まだ三男がいるうちに 幸子は旅立ってしまい その結論は
分らぬままとなってしまいました・・・

この後 再度幸子がこの沼に現れるかもしれないと思う事もありました
そうすれば その時に 幸子と二郎の関係がよく分かると思っていたのですが・・・


15 三男の親離れと 二郎の子離れ  そして巣立ち

 10/18  二郎と三男を確認 中州岬の先の辺りがメイン
    この日最初に発見したのは CD-海峡の辺りで 三男
    この三男すぐに見えなくなったので 公園側からまた捜します
    すると 中州岬の先で くつろぐ二郎を発見します
    その二郎は 下の橋の方の見えない所へ消えて行き それと入れ替わるように
    三男が現れます! 随分と行動範囲が広いですね 驚きます・・・

    その三男は 昔よく待機していた A-中州の公園側の裏手に来て 一休みします
    なにか 懐かしがるようにそこで少し佇み その後中州に沿って右の方へ消えて行きます・・・

    その後 対岸から 中州岬のずっと先の 下の橋に近いところで三男を発見します
    二郎も 離れてはいますが その左側中州岬の方に 発見します

    この日は ここらあたりが活動範囲のようでした
    幸子は 発見できず もういないかもしれないと思いました

 10/19  三男の親離れ 二郎の子離れ  ここに完結!  

       この日を最後に三男は巣立って行きます
       なので この日を 三男の 巣立ちの日 とします



    この日の出来事は すべて 中の橋の東側すぐのところで起きたお話です
    C-水門の前で 魚を獲っている三男がいます その後沼の中程で休んでいると
    二郎が現れます 
    二郎は 三男を呼びます! すると三男は寄ってきますが 離れて見ています
    二郎は 雷魚を取って三男に与えようとしますが・・・
    なんと その雷魚を 三男が いらない と断るのです!

    こんな光景 初めて見ました!
    当惑する二郎が其処にいます・・・

そんな二郎を置いて 三男は一人で 離れて行きます・・・
    
    それでも 気持ちの整理がつかない二郎は 違う魚を獲ってくるのですが
    三男に寄ってくる気配はありません・・・
    そこで 初めて二郎は この子がもう自分を必要としていないことを知ります

    ひとり たたずむ二郎 いったいその心の中は・・・・・・

    嬉しいような悲しいような 複雑な感情が顔に見て取れるように思ったのは
    おっさんの感傷でしょうか・・・


 思えば 雛が孵ってからもう既に3か月が過ぎました
 こうなることは分かっていたはずなんですが 二郎にしてみればまだまだ子供
 だという認識はあったのかもしれません
 あれほど迄 泣き虫で 甘えん坊で 気難しい子供であったのだから猶更
 可愛かったと思われます そんな子供のわがままを大きな心で包み込んで
 育て上げたのが二郎であると言えるのではないでしょうか

   幸子と二郎では 子供に対するスタンスが 少し違う様に思えます
   やさしい中に しっかりと 生きることの厳しさを教えたのが幸子ですね

   二郎の場合は 三男一人を育てるという事もあったのでしょうし
   三男の性格もあったと思うのですが
   そのスタンスは どっぷりと構えて 急がずあせらず 
   その子が その気になるまで待つことだったように思えます
   それをやり遂げたのは やはり 親ならではの 深い愛情かと・・・

 そこが 幸子と二郎の 子育ての違いかと思うのですが・・・
 母親と父親の違いなのですかね・・・
 その辺りが面白いところですね



    さて ここで 三男君にも 恒例のエールを送ります

     大きくなったな ちびたんの三男
      君が一番器用なのは おっさん知ってるぜ
       君なら何処ででも生きていける 頑張れよ!
    
     また帰って来いよ  恋人を連れてな! じゃあな!!
 

16 その後の二郎と 二郎の旅立ち

 10/20  中州岬の辺りで 二郎を確認する

    中州岬のはずれの方で 一人活動する二郎を発見
    急ぐ様でも無く ただ 誰かを待っている様な感じだ
    それが誰を待っているのかはわからないが・・・
    三男は発見できず・・・
    子供たち3羽の行動を見ていて もういないような確信を持つ

 10/21  中州岬の父親 待っている二郎 かな
    中州岬の先の 広いところで ただじっとしている二郎を発見する
    時折辺りを見回し 何かを確認しているように見えるが ゆったりと時間をすごしている
    おっさんには 二郎が誰かが現れるのを待っているように見えた

    たぶん 三男を捜していたのだと思うのだが・・・

    一度 とんでもなく大きく口をあけて 喜ぶようなそぶりを見せたのだが そのことが
    間違っていたことを知り がっかりする二郎を目撃する
    やはり 三男を待っている様である

    もう三男は行ってしまったと思われるのだが 何日かは 親として 子供の帰って来るのを
    待つものなのかと思う 心配だからね・・・
    そんな二郎の様子です

 10/22  思い出の場所から 約束の場所へ向かう二郎
    C-水門辺り ここはよく三男が魚を獲っていた場所ですが そこで二郎を発見します
    その辺りで過ごしている二郎ですが 突如 橋を渡り西側へ向かいます!
    おそらく 中州岬の方へゆくのだろうと そちらへ向かうと そこで二郎を発見します

    ここが 彼らの 約束の場所  なのではないでしょうか そんな気がします
    ここは いわば このモエレ沼の エアポートのような気がします 
    南へ向かう鳥 南から帰ってくる鳥の発着所の様に見えるのです

    だから 今誰も居なくなって 二郎はここで過ごすことが多いように思えます
    そんな事を考えた次第です

 10/24 この日は 橋の東側で過ごす二郎を発見する 橋を渡りたがっているように見えたのだが
     観察者がいるので 渡らず・・・そのままそこで過ごしていた

 10/25  居所ははっきりしないが 二郎は元気だ

    この日は AB-海峡の公園側の所にいるのを 木の隙間から見ることが出来たのだが
    その後すぐに消えてしまう その後 中州岬辺りを捜すも分からなかったのだが
    後でよく写真を見て 公園側の岸のすぐ近くにいたことが分った それだけ
    どうも 公園側からでは 捜すのは難しいようである


  このカテの その1 を書き始めたのは この段階からであった
  この日を境に その後二郎の姿を発見することが出来なくなってしまったからである・・・
  つまり 二郎もとうとう このモエレから去って行った と思ったのである

    しかしながら その事は間違いであったことを 後で知ることになった
    25日以降 何日かは 沼をよく捜しては見たものの はなから もういないものだと
    決めつけていたため 捜しきれなかったようである・・・

  まとめの その1 の記載は 今ここで訂正させていただきます (^_^;)
  
  10/26~11/1 迄 7日間の間 二郎の姿を見ていないことになります
  このまとめの続きは その翌日からのことになります


    二郎はいまだ去らず

 11/2  偶然 二郎を確認する!
    橋の東側で ミコアイサが飛んで行くのを撮っていたところ
    その最後の写真の中に 橋のこちら側で 一人ポツンと浮かんでいる二郎が写っていた
    
    10/31 に 二郎が C-水門の前にいた という 読者の方からのコメントがあったこともあり
    期待はしていたのであるが 偶然とはいえ 良かった
    これ以降 また 二郎を追うことになる

 11/4  二郎の海 二郎はこの沼の顔だな

    前日は 二郎の姿を発見出来ず・・・ しかし この日は 中州岬のずっと奥の下の橋の手前
    辺りの 見晴らし台がある辺りで 一人のんびりと泳ぎ回る 二郎を発見する
    時折上空を見上げながら カモたちの中を 気ままに泳いでいる様は 
    まさに この沼の顔 の風格がある 
    確かに このカモたちの中に 二郎がいるだけで 花が咲いたように周りが明るくなる
    と感じてしまうのは このおっさんだけであろうか・・・

    5月に 最初にこの沼で見たのは二郎である それからずっと見続けて来たのである
    この沼は   二郎の海   と言ってもよい気がする

    二郎は急ぐ様子も無く ここで過ごしている様だ いつまでいるのだろうか?・・・

 11/5  意欲的に動き回る二郎 二郎の飛行も見れた

    この日は 中州岬の ずっと西側で 二郎を発見するが あまりこちらの方へは寄ってこない
    餌やりもないので その必要もない様だ
    やはり 時折上空を見上げるしぐさが見られる
    家族を待っているのか 外敵に注意しているのかわからないが おそらく前者だろう

    一所にじっとしている訳ではなく 沼の中を移動する カモたちの中を通り
    中州岬の方まで行く そこで カモたちの中でじっとしているのだが
    何か気になるものが見えるのか 首を長くして西の方を見ている やはり家族を待っているのか
    と思われた

    そのすぐ後で 二郎の飛行を目撃する 久しぶりです T-ゾーンでの 雛分けの時以来です
    その飛行の先は 先ほど首を長くしてみていた辺りで
    おそらく 確認するために飛んで行ったのかと思うが
    この様な 二郎の飛行を目の当たりにすると 飛んで行ってしまうのも間近か?
    と思ってしまう・・・ もう何時いなくなっても全くおかしくはないのだから

    その後 公園側を帰って来るときに 中州岬辺りで くつろいでいる二郎を見る
       二郎は待っている  という感じだ

 11/6  A-中州の周りを漂う二郎 二郎のストレッチは 実に人間的だな
    この日は A-中州の後ろ側で二郎を発見するも すぐに中州の陰に隠れる
    その後 公園側から中州岬を捜すと くつろいでいる二郎を発見する
    体の色もかなり白くなってきて 二郎がいると その周りも明るくなる様だ
    ただ のんびりと過ごしている二郎であるが 
    珍しい ストレッチをする二郎が見られた
    体を水の上でまっすぐに伸ばすその顔は 実に気持ちが良さそうだ
    まるで 人の様に思えてしまいそうだ そんな光景を見るに
    やはり カンムリカイツブリは ワンランク上の鳥である という感を強めてしまう

    二郎はこの沼が好きそうである 来たのも最初なら いなくなるのも最後になる
    来年も また帰って来るであろう事は 疑いの余地はない と思うのであるが・・・

 11/7  二郎遠映 A-水門付近 存在確認だけ
    この日は A-水門の前辺りで 泳いでいる二郎を 公園側から見つける
    あまりにも遠いので その存在の確認だけになった

    この日は オジロワシの一郎が 中沼幼稚園の横の木の上にカラスを引き連れ
    とまっているのを目撃する
    
    半年ぶりの 一郎の登場と ほぼ半年ぶりの 二郎の退場が重なるのは
    何かの偶然であろうか

    ともに 半年の間 この沼の賑わいを引っ張って来た主役である
    退場する者と帰って来たもの どちらも惜しみない拍手を贈りたい


   実は この日を最後に 二郎はこの沼から姿を消してしまいます
   いつかこの日が来ることは分かっていた筈なのですが いざその日が来ると
   いっぺんに 火が消えたようになります・・・

     しかし 後ろを振り向くわけには行きません
     この日を二郎の旅立ちの日とします

      カンムリ二郎くん 君は素晴らしい父さんだったね
    幸子と二人で  よく3羽の雛を育て上げたね
      大変な時もあったろうけど よくやりました
    来年も またこのモエレに帰って来るんだぜ 約束な!
       またその顔を見せろよ 




      おっさんのあとがき と ひとり言・・・
  二郎の退場とともに この沼のカンムリカイツブリの物語は 終わりを告げました
  およそ160日の間 随分と楽しませてくれた このファミリー

  今 振り返ってみると その一つ一つの記憶が昨日の事のように思い出されます

     どっしりと構えて 落ち着いている二郎
     ルビー色の眼が印象的な やさしい活動的な幸子  
     その君たちが 3羽の雛を育て上げたんだ

     おとなしく物分かりの良い お兄さんの長一郎
     活発で ストレスも無く伸び伸びと育った小次郎
     そして 一番小さくて 甘えん坊で気難しい 三男

  おっさんは知っている
     幸子が 長一郎ヲ独り立ちさせるために 敢えて冷たい態度をとったことを
     またそれが分かる長一郎であったことも・・・

     小次郎には 飴と鞭を使い分けて 上手く独り立ちさせたことを・・・

     二郎が 問題の多い三男を しっかりと可愛がり 三男がその気になるまで
     どっしり構えてじっと待っていたことを・・・

  決して最後まで 愛情の手を抜かず育て上げたんだな

  君たちは素晴らしい鳥たちだ その雛に合わせて それに合った育て方をするんだ
  そこが 他の鳥とは違うところだな

  そんな君たちに会えて おっさん感動したよ
  良いものを見せて貰ったな


   また来年 あえるといいな
   でも 来年は状況が変わりそうだな
   今年の様に 浮巣はわからないだろうね 
   でも 君たちの顔をみるだけでいいよ
       また来るんだぜ!


そんな事を 考えるおっさんでした
今回で カンムリカイツブリ2017 のまとめを終了します
長い間 閲覧していただき 有難うございます


時間があれば カンムリカイツブリ2017 の写真集を作ってみようかと思います
いろんな角度からの写真集を考えています

それでは また
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その5(訂正アリ)

2017年11月18日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その5

その4 では 長一郎の巣立ちまでをまとめましたが
ここでは その後の 小次郎の巣立ち 幸子の旅立ち そして三男の巣立ちまでをまとめます

前回までのまとめを書いていて気がついたことがあります

それは カンムリカイツブリという鳥が 実にきめ細やかで丁寧な子育てをする ということ
そして 穏やかで深い愛情を持っている ということです

そういう 子育てのシステムが構築されている遺伝子を持った 鳥 と言えばそれまでですが
どうもそれ以上に 知的レベルの高い 一歩先を進んだ鳥の様に思えてなりません・・・
いうなれば ワンランク上の鳥 かと

ヒトも 同じような環境で 文明のないところで同じように子育てをすれば
このカンムリカイツブリと同じ様なことをするのかもしれません・・・
そんなふうに思ってしまいそうです そんな事を考えさせる鳥かと思います

絶滅危惧種 とか言われていたそうですが 近年日本では ずいぶんと増えているそうです
納得が行きます これだけ丁寧な子育てを見ていると 増えないわけがない気がしますね
餌さえ確保できれば 確実に増えてゆきそうな気がします

そんな事を考えました

日付をクリックすると 記事へ ジャンプします


13 小次郎の巣立ち

 10/6  幸子の一人時間差   沼の中を動き回る幸子
    この日は 幸子が沼の西側で 色々な所に出没する 遠くから見ると長一郎に見えることもあり
    事実最初はそう思っていたのであるが すべて幸子の一人時間差 であった
    結局 この日は 長一郎も小次郎も発見できていない し 二郎と三男も見つけられなかった
    まさか 長一郎がいなくなっていたことなど 思いもよらなかった

 10/7  沼の東側で二郎と三男 西側で幸子と小次郎を確認
    最初に発見したのは 幸子と小次郎 魚を貰う小次郎がいます 長一郎は姿が見えない
    橋の東側を捜すと  まるでイモ洗いの様な カモたちの群れの中に 三男を発見!
    この三男を観察していると ずっとその先に二郎を見つけます
    やはり この辺りで活動していたようです
    二人は ずっと奥の D-水門の辺りまで行きます 沼の中央は混雑しているので
    この辺りが良いのでしょうね そんな二郎たちでした
    その後 BC-海峡の辺りで 小次郎と幸子がいるのを確認します が やはり長一郎はいません

    この辺りで もしや・・・と思いましたが まだ何処かにいると思っていた様です

 10/8 長一郎は何処に? 雷魚を使った幸子たちのおかしな餌やり 
    この日まず最初に見つけたのは幸子です 一人でこちら岸近くで潜水を繰り返していた
    ここは B-中州の辺りです
    小次郎の姿は見えません 別行動なのでしょうか?
    その小次郎 CD-海峡の奥の向こう岸近くで発見します そのまま一人で D-中州の
    こちら側辺りに出て顔を出したのですが消えてしまいました・・・確かに小次郎なんですが・・・

    時間が経って B-水門の辺りで 二郎と三男がのんびりしているのを発見します
    三男が羽バタを繰り返します

    さらに 今度は A-水門の手前辺りこちら岸近くで 幸子を発見します
    今度は 大きな雷魚を口に咥えています! しかし幼鳥は寄ってきません・・・
    幸子は その雷魚を水につけたりして咥えたままで居ますと・・・そこへ
    水の中から 幼鳥が顔を出し その雷魚を貰って口に咥え呑み込みます!

    この幼鳥は どうも小次郎の様ですが 何で水の中に雷魚を漬けたりしていたんでしょうか?
    水の中から見えるようにしていたんでしょうか・・・はたまた・・・ 
    でも そんな時はいっつも雷魚ですね
    この後二人は 一緒に消えて行くのですが 少し気になりました・・・

    それと 結局長一郎の姿を見つけることが出来ず 3日も見えないというのは・・・
    この時点で もう長一郎はここにいないことを 実感した日でありました


 10/9  小次郎に対する 幸子の 雷魚を使っての やらない! があった日
    この日いつもの所のこちら側で 幼鳥の鳴き声 よく見ると小次郎ですが
    幸子がそばにいるようです なかなか幸子は現れませんが
    やがて 大きな雷魚を咥えて現れます   喜びかけよる小次郎ですが・・・
    ここで 幸子の やらない! が始まります!
    魚を咥えたまま後ろを向いて渡さない幸子    そして それをじっと見ている小次郎・・・ 時間が経ちます・・・
    いったい何を考えているのか 心のうちに分け入ってみたいものですね・・・

    すると どうやったのか解りませんでしたが 小次郎が魚を口に咥えています
    貰ったのか 取ったのか たぶん水の中に置いたのを取ったのかと思いますが・・・
    長一郎の時の やらない と一緒でしょうか・・・はて今回は?

    その後 幸子は姿を消すのですが それを捜す小次郎がいます ようやく幸子を見つけ
    駆け寄ってくるのですが 餌やりは無し そのまま二人並んで左の方へ泳いで行きます
    行ったり来たりを並んで繰り返しますがその後消えてしまいます
    幸子は小次郎に何かを語りかけていたのでしょうか・・・そんな妄想をしてしまいます・・・

    二郎を CD-海峡の所で見つけますが何事も無し 三男は見当たりません
    幸子のやらないが見られたという事は ここが転機でしょうね
    はて この次は?

 10/10  小次郎は 幸子にまだ魚を貰っています! まだやね
    この日は 二郎に魚を貰う小次郎を発見します 昨日やらない があったのですが
    まだ貰っているようですね その辺りが長一郎とは違うところの様ですね・・・
    この日は その後もずっと二人で過ごして居たようです

    一方の二郎たちは 橋の東側で のんびりと活動していました

 10/11  小次郎のいなくなった日 ついに2羽目の巣立ち!

    この日が 小次郎の巣立った日である いや正確には前の日の夜かもしれない
    しかし その事を知るのは いつも後になってからである・・・
    今回は 長一郎のこともあるので そうかな・・・とは思ったが 一日位は見ないこともあるので
    わからなかった  あくまで 結果としての巣立ちの日である

    幸子は 一人で何事も無かったかのように あちこちで活動している
    二郎たちは 橋の東側の 曲がり角辺りでのんびりと過ごしていた 最近はこの辺りが多い
    
    幸子に可愛がられる時間が長かったのはこの小次郎の方であるが 伸び伸びと育ったのも
    小次郎である 逞しくなって帰ってくるに違いない!

    そう思うのであります 幸子にも長一郎にも面倒を見てもらった 幸せな子であろう
    以前にも書きましたが 案外この子が一番幸子の雰囲気に似ています 
    メスなのかもしれません そんな気はします

     君ならきっとうまくやれるぜ小次郎  
                逞しくなって帰って来るんだぞ!
   


14 幸子と二郎たちの関係と 幸子の旅立ち

 ここで 気になることがあります
それは 長一郎と小次郎が 旅立って行った今 幸子はどうするのでしょうか?
二郎と三男は まだ親子で行動を伴にしていますし 今更夫婦の幸子と二郎が一緒に
三男の面倒を見るわけにも行きません

そこで 幸子の立ち位置と 二郎との関係が気になるのです
その辺がどうなるのかを見て行きたいと思いました・・・

 10/12  この日は 橋の東側で 向こう岸近くでお休みモードの二郎と三男を目撃します
     そのままで 全く活動はしません もっと早い時間に活動して居たようです。

     一方 橋の東側の A-水門のすぐ右横で 幸子が一人泳いでいるのを目撃します
     この日は この辺りで過ごして居たようです 当然 長一郎と小次郎はいません

 10/13  二郎たちは昨日と同じ橋の東側の所で お休みモード
     その少し手前の所で幸子を発見する。 幸子は 二郎たちを窺いながら 付かず離れず
     その辺りで活動していた 
     これが今の幸子の立ち位置かと思われた

 10/14  二郎たちと幸子の間には・・・

    この日は C-中州辺りから A-水門の方まで ずっと泳いで行く二郎と三男を発見
    そのあと 三男は二郎に魚を貰うのであるが ご褒美の様だ
    その後 中州岬の向こうまで行って活動するのであるが その様子を 離れて窺う
    幸子を発見する 付かず離れずに じっと見守っているようである

    そのあと 公園の向こう側から 沼の西側で 一人でいる幸子を確認した
    この感じでは 二郎たちも 近くにいるのかもしれない・・・3羽の姿を確認した

 10/15  二郎と三男は別行動 幸子の姿は見えず
    この日は 中州岬の辺りで 二郎と三男の姿を確認するも 二人は別行動の様子です
    互いに 遠くではないのですが 単独で行動しています
    三男が餌を貰っている様子は確認できなかった
    この日は幸子の姿は見えず・・・
 
    この二郎と三男の感じを見るに そろそろ近いのかな・・・と思った

 10/16  カモの群れの中で・・
    この日は CD-海峡の辺りで カモたちの群れの中で漂っている 幸子を発見する
    じっと ただ 浮いている感じで 活動している風でもない

    一方 三男も中州岬のあたりで カモたちに混じって漂っていた
    この 二郎と三男は やはり別行動で過ごしていた 

    いずれ このカモたちと一緒に旅立ってゆくのかもしれないな・・・と思った次第だ
    幸子は この日も発見できず   そろそろいなくなったのかもしれない

 10/17  幸子を発見 まだ居ます! 二郎と三男も確認
    まず気になっていた幸子を 中州岬の右の奥の方で発見します
    次いで 三男が中州岬の先端辺りに現れます この三男 あとで AB-海峡の右辺りに
    現れました
    一方 二郎は S-中州辺りから CD-海峡を渡って水門の方へ消えて行きます

    三者三様の行動 幸子と三男は完全に別行動の様です やはりそろそろですか・・・


 ここで 後でわかったことですが この日を最後に 幸子がいなくなります
      幸子の旅立ちの日 となりました

 先に旅立って行った長一郎と小次郎が気になるのでしょうか・・・それとも・・・
 とにかく 幸子は旅立って行ったのです

   あの 慈愛に満ちが顔の 幸子がいなくなってしまうなんて 信じられない気がします
   よく おっさんと目が合ったあのルビー色の目をした幸子が忘れられませんね
   子供ヲ叱ったのは見たことがありません やさしい幸子でしたね

   そんな幸子に 一言
       幸子  君はよくやったぜ! 
          来年 また帰って来いよ 必ずだぜ!




 15 三男の親離れと 二郎の子離れ  そして巣立ち


    ついに 幸子も旅立って行きました 何処へ行ったの河分かりませんが
    たぶん 石狩の方かと思うのですが それはわかりません
    さて 残るは 三男と二郎ですが

    少し疲れたので それは その6 で
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その4(訂正あり)

2017年11月11日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その4 

その3 では 雛分け から成長してゆき ついに自力で魚を獲ることが出来る様になるまでを
まとめました 3羽の幼鳥の自立を確認したところまでです

なお 記事の中で 次郎と書いてあるのは 後の小次郎のことです
紛らわしいので 小次郎に改めました その事を書き忘れていたのをご勘弁してください(-_-;)

今回は それ以降の出来事を まとめます 

日付をクリックすると その記事にジャンプします


11 自立後の生活と訓練 

 9/20  幸子たち と 二郎たちの 活動場所の変化
    この日から 彼らの活動場所と 活動範囲が大きく変わった
    この日からというのは違うかもしれないが そう見えた

    二郎たちは CD-海峡から B-水門にかけて行動していたし
    幸子たちは ずっと西側の 下の橋の手前辺りまで遠征して居た・・・

    これは 画期的なことであり おそらく 活動場の環境を変えることにより 幼鳥たちに
    色々なことを学習させるため あるいは どんな状況でも 逞しく生活して行けるようにとの
    一貫した教育のためだと 考えました
    ただ 今までと違い 広範囲過ぎて 観察は大変である・・・

 9/21  沼の東側で幸子に魚を貰う長一郎  小次郎と二郎は確認できず
    この日は B-水門の辺りで 三男を確認するも 二郎の姿は確認できず
    中の橋の東側 岸近くで 幸子に魚を貰う長一郎を発見する 二人は 遠くD-水門辺りまで
    出かけて過ごす が 小次郎の姿は 最後まで見えなかった・・・いったい何処にいるのか
    今考えると 案外 西のはずれの方に居たのかもしれない・・・
    小次郎がいなかった理由は この記事に書いてある理由ではなく 単なるローテだったと
    考える方が自然である

 9/22  幸子たちの新天地 幸子は小次郎に我慢させる  二郎は三男を一人で行動させる
    この日は 小次郎と長一郎を 下の橋の下の沼のはずれで発見  この付近まで遠征していた
    餌やりは 長一郎がメインで おっさんには 小次郎に 我慢と忍耐を教えているように見えた

    一方の二郎たちは 三男の単独行動がテーマの様だ A-水門の所に発見した三男が
    二郎を捜して B-水門辺りまで 一人でさまよう様は 昔の童話を思い出させる
    どちらも 次のステップの教育であると思われた

 9/23 いつもと同じように B-水門の辺りで過ごす二郎たちと 沼の西側 プレイマウンテンの下
    の方で のんびりと過ごしている幸子たちの様子 特に変わったことはなし

 9/24  魚は長一郎ばかりが貰う 小次郎はじっと我慢の子 だがやはり・・・
    この日は 橋の東側の岸のそばで 幸子から魚を貰う長一郎を発見する 小次郎も
    姿をみせるのであるが この日は 長一郎ばかりが魚を貰う
    今は 小次郎に我慢をさせる時の様である どうもそうらしい・・・最後に魚を貰った小次郎の
    嬉しそうな顔は忘れない カンムリカイツブリは 愛情の動物なのか 情が濃いな・・・

 9/25  雷魚を使った 長一郎に対する幸子の教育 “やらない!” と小次郎の憂鬱
    中の橋の東側で 幸子たちを発見 餌やりは昨日と同じく 長一郎ばかりだが
    この日は 少し違う つまり 雷魚を使った 幸子の やらない! が出た
    これは そろそろお前も自分で魚を獲りなさい…という事を意味しているようです

    ここが非常に興味深いところです し この後どうなるのかが気になるところです
    相変わらず小次郎には魚はあたらない様で 不満が見て取れます

    二郎と三男は 中州岬の先で発見します この日はここらあたりで活動して居たようです
    幸子たちの場合は 幼鳥が2羽いるので その教育も二郎たちとは異なってきます
    2羽をうまくコントロールすることが 二郎に課せられた役目の一つでしょうか

 9/26  二郎と三男の橋渡り 橋渡りの前後に褒美の魚を貰う三男 これはお約束事か!
    この日は 幸子たちは 中州岬の先で活動するも 長一郎の姿は見えない
    二郎と三男は 前日とは違い 橋の東側にいて 橋渡りをする
    端に近づくので 間近の写真が撮れた その時 わたる前と 後に 三男に魚を与える
    これは 橋渡りのご褒美かと思われた 以前も見たような気がするので お約束事の様である
    この辺りが面白いところだ
    幸子たちは 中州岬辺りで終日過ごして居たようで在るが 観察は出来なかった

 9/27 この日は特になし 幸子たちは全員中州岬でくつろいでいる 二郎たちは中の橋の辺りで
    それぞれ 一人で過ごしていた 全員の安否確認のみ

 9/28  二郎たちの橋渡りと 長一郎と小次郎の葦原のかくれんぼ
    この日はまず 中州岬で (中州岬とは A-中州の先の中州の終わっているところ)幸子たち
    全員がくつろいでいるのを目撃する その後 中の橋の東側から 西側へ橋渡りをする
    二郎たちを目撃する 今回は 猛烈なスピードで 一気に橋渡りをする様を撮った
    恒例の橋渡りのご褒美はやはりありました
   
    問題はその後 中州岬にいたはずの 長一郎と小次郎が いつの間にか 橋の東側に現れる
    幸子とは別々に行動している様だ その長一郎と小次郎が 向こう岸の葦原の陰で 
    魚をとっているのか 交互に隠れたり見えたりしながら 移動する この時
    どちらがどちらなのか わからなくなってしまう・・・そこで この時点の 二人の特徴を
    まとめてみた 案外面白い内容かと思う  この時二人だけで遠出をするのを見て
    巣立ちも近づいてきているのを予感した・・・

9/29  よく分からん展開だが 小次郎と幸子 に対して 長一郎は離れて行動
    最初小次郎を下の橋のそばで見る ついで中州岬辺りで長一郎目撃 
    二郎たちを捜すも見つからなかったのだが 
    帰り際 下の橋の近くの林の間から また小次郎たちを発見する

    小次郎と 幸子が一緒にいたのだが そこへ長一郎がやって来る
    二郎たちを見つけた長一郎が喜んで駆け寄ってくるのだが 草の陰で見失ってしまう・・・
    ここで 観察はお終いだが どうも 9/25 の やらない 以降
    今度は幸子と小次郎が一緒に行動している様だ・・・長一郎は 離れて傍観しているみたいだな
    意識的に幸子はそうしているようである
    おっさんには 長一郎がかわいそうに見えたものである・・・  

 9/30  雨の中 子供たちは親と離れて行動しているようだ
    この日は 長一郎と小次郎の姿を見ることは出来なかったのだが D-水門の辺りでくつろぐ
    幸子を目撃 その幸子 橋を渡り CD-海峡(C-中州と D-中州の間のこと)でお休みになる 
    ここで 長一郎と小次郎を待っているのか・・・
    一方 中州岬の右側で 三男と二郎を発見するが 二人は別行動  三男は一人で魚を獲って 
    食べていた
    長一郎と小次郎は見なかったのであるが 子供たちはみな 親と離れて過ごして居たようだ
    親離れが進んでいる様である・・・もう少しでしょうか 

12 子育ては締めの段階へ・・・巣立ちの前兆と カンムリカイツブリの愛情

 10/1  幸子たちを捜せ 鳴き声トラップ

    下の橋から中州岬へ向かう途中で 幼鳥の鳴き声を聞く 見えないので 中州岬の
    見通しのよいところへ出ると 三男を発見する そこへ二郎が現れる!
    
    大喜びする三男に 二郎は 魚を何度も与えるのである まだ餌やりをしているのだ!
    実際はもう自分で魚を獲ることが出来るのだが 相変わらず餌やりを続けている・・・
    この事が考えさせられる・・・何故に?

    親を見つけた時の大喜びする子供の顔 そして餌やりの時の子を見つめる親の顔
    どちらも 素晴らしい光景である   これぞカンムリカイツブリ というところだ!
    カンムリカイツブリは ワンランク上の鳥なのかもしれない 親子の絆をわかる鳥かと・・・
    それ故に いつまでも餌やりを続けるのではないだろうか・・・これは 愛情の確認である

    そんなことを思った・・・・・・


    一方 幸子たちは 捜すも見つからず 諦めかけていたところ 最初の出来事に思い当る
    最初に鳴き声が聞こえたのだが ひょっとしたらあの鳴き声は小次郎と長一郎の
    鳴き声ではないのかと・・・!  あの場所から中州岬までは結構遠いので 三男を見たところ
    へ出るのが早すぎるし だいたい 三男はあまり鳴かないし・・・
    という事に思い当り 中州岬の奥を捜すと いました 幸子たちが! 読みが当たったぜ
    そこで 小次郎に餌やりをする幸子 それをじっと見つめる長一郎を見る
    この関係は続いている様だ・・・はて 次は・・・

 10/2  中州岬の西側の外側の餌場で 全員がそろい踏み!
    この日は 全員をほぼ同じ猟場で見ることになる もちろん 幸子たちと二郎たちは別行動
    まず最初に 長一郎が一人でいるところを発見 長一郎は そのまま一人で沼の西の方へ消える

    その後 小次郎と幸子が現れ いつもの様に餌やりが始まる 幸せそうな小次郎とそれを
    慈愛に満ちた目で見つめる幸子がいる 小次郎の至福の時間が続く・・・
    お腹いっぱいになった小次郎は向こう岸近くで眠りに入った 幸子も消える
    長一郎と小次郎の対照的なここのところの行動は やはり続いている

    そこへ 二郎と三男が現れる 幸子たちとは別行動であるが 同じ餌場で 餌やりが始まる
    やはり 大喜びの三男とそれを見つめる二郎がいる

    その時間が過ぎ 二郎たちは消えるが  そこへ 一人で過ごしていた長一郎が
    元気よく現れたところで 観察はお終いである

    たぶん長一郎は 一人で魚を獲って食べていたと思われる もう完全に自立している様だ
    最後に現れた時の顔は 明るかったので もう心配はいらないようである と思った

 10/3  長一郎と小次郎の不思議な関係
    ここでは 幸子と 長一郎 小次郎 特に長一郎と小次郎の不思議な関係について考える
    ここのところ 幸子の餌やりは ほとんどが小次郎に対するもので 長一郎に対しての餌やり
    は もう見たことがなかったのだが
    この日のしょっぱなは 幸子に魚を貰う長一郎がいた 一回だけだけど・・・
    そのすぐ後に小次郎が現れ 幸子の小次郎に対する餌やりが続くのだが
    最初幸子が魚を獲った時 大きな口を開け喜ぶ長一郎の顔が印象的だ!
    その時 小次郎が駆け寄って行くのを見て 諦める長一郎の落胆した顔がさらに印象的だ・・・
   
    もう既に長一郎は分かっているはずである 自分はもう餌を貰えないことを・・・
    しかし 彼もまた 幸子の愛情が欲しいのである・・・そこが悲しい
    そこの所の収まりが着いたとき 長一郎の親離れが完成し 巣立ち となるのではないだろうか

    そんな事を考えるおっさんであるが
    話は続く 餌やりの模様を長一郎はじっと 離れた所から見ているのであるが
    小次郎が 幸子を見失い 捜しに向こうへ行くと それを見ていた長一郎は
    小次郎のそばへ行き 一緒になって探すのである
    長一郎と小次郎の関係もまた 面白い 互いに兄弟を思いやるところがある 特に長一郎は
    なので 長一郎が小次郎の面倒を見るところがある様だ 小次郎もそれを嬉しがっている
    のかと思う
    一緒になって幸子を捜しに行く長一郎と小次郎の様子と 幸子が現れるところが写っている
    これが この3羽の関係を物語っているようである

    今は長一郎が不憫でならないが これも巣立ちの為の最後のステップなのかと思うのである

 10/4    三男が飛んだ日! 巣立ちのための不可欠なステップだ


    この日は雨が降っていたのであるが D-中州の端に近い部分で 二郎と三男を見つける
    そのあと 羽バタを繰り返したのち 三男が ついに飛ぶのを目撃する
    一瞬目を疑ったものだが 何事も無く無事に三男は飛行を続ける
    橋の所から 中州岬の方まで飛んで行ったようだ
    その様を 見えなくなるまで撮ることが出来た

    自立の後の 巣立ちの為の不可欠な飛行という課題であったのだが 見るのは初めてである
    それも三男と言うところが面白い
   
    しかしながら 実際に見たのは初めてであるが 実はたぶん もう既に
    飛んでいるのではないかと思う 三男に限らず 長一郎も小次郎もである・・・
    少し心配なのが小次郎であるが・・・あまり滑走訓練をしていなかったので・・・
    如何であろうか
    
    必ず通らなくてはならない道であるが 実際に飛行を目撃できたのは幸運であった
    その後 BC-海峡の所で休んでいる三男と 三男を捜す二郎をもくげきしたのだが
    幸子たちに会うことは出来なかった 雨も降っていたので・・・

 10/5  長一郎の憂鬱 この日が長一郎の見納めになった
     長一郎の巣立ちの前日ということか

    この日は いつもの餌やり場の付近で 滑走訓練をする小次郎と それを見ている次郎と長一郎
    を発見する 餌やりはやはり小次郎に・・・それをじっと見ていた長一郎は 一人向こう岸の方へ
    消えて行く・・・それ以降 幸子たちのそばには現れなかった・・・
    
    実は これが 巣立ちの前兆であったことを おっさんは後になって知るのであるが
    つまり この時点で 親離れが完遂した模様である
    僕はもう一人で行かなくてはいけない と長一郎が自覚した瞬間なのか・・・

    この後 二郎たちを目撃 また その後 餌やりをする幸子と小次郎を見るが
    長一郎の姿は見られなかったのである
  
    別れというものは 突然にやって来るものである 悲しいかな これが最後になるとは・・・

       長一郎 また帰って来いよ!  
             アリベデルチ だぜぃ


 ここまで書いて 胸がいっぱいになってしまった・・・

 取り敢えず その4 はここでお終いにしておきます
 次回は その5 で 小次郎と三男の巣立ち をまとめます
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その3(訂正アリ)

2017年11月09日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その3

前回は 8/31 の記事までを まとめたのですが
ここで 子分け という言葉を使いましたが どうも他の鳥のブログ及び関連記事などを見ると
その事を 雛分け という言葉で表しているようです
おっさんも これからは その雛分けという言葉を使わさせていただくことにします

今までの記事の中での 子分け➔雛分け  この様に訂正します

日付をクリックすると この記事にジャンプします

6 雛分けの完成 続き
 9/1   二郎の滑走飛行と 長一郎と小次郎の落胆 長一郎の滑走訓練・・・
     幸子は 沼の中程で 一人で過ごしている中
     奥の所では 二郎が 滑走からの飛行をします これは雛たちにその仕方を見せているように
     思われます
     その二郎の飛行する姿を見ていた 長一郎と小次郎が その後すぐに駆け寄って行くのですが・・・

     そこには 三男がべったりと寄り添う姿が・・・
     それを見て 長一郎と小次郎は 父親が行ってしまったことを悟ります・・・

     長一郎の表情にその哀愁が漂っているように見えます・・・(おっさんの感想ですが・・・)
     失意のうちに 長一郎と小次郎は 二人だけで二郎たちと遠ざかり そこで 気をとりなおし
     長一郎は 滑走訓練に励みます ただし まだ上手くないですが・・・

     この日は幸子の出番はなかったですが この出来事が 雛分けの完遂を象徴しているように
     思われます なので 8/31 と 9/1 をもって 雛分けの完遂とします


7 雛分け後の行動と 餌やりのシーン
 9/2  幸子たちと二郎たちは 近くで別行動
     この記事を読み返してみて 愕然とした・・・それは
     幸子と二郎 小次郎と三男 果ては長一郎までもが 間違えているではないか・・・
     そうすると おのずとその内容も変わってくる なんということか

     以下その訂正を
     最初の二郎と三男の登場シーンは良いのですが
     その後登場した幼鳥は小次郎です 幸子も出て来ます その幸子が消えて 立ちつくしている
     小次郎の場面で 三男の顔の特徴を書いていますが アホみたいですね
    
     そのあと少し二郎と三男が登場しますが その後に魚を咥えて出て来たのは幸子です
     その魚を貰うのは 小次郎です 全く違うことを書いていました・・・

     またその後に 滑走訓練をしていたのは 記事では長一郎とありますが アレは三男ですね
     そして 最後に親鳥とべったりくつろぐのは 幸子と小次郎です 二郎と三男ではない
     頻繁にえさを運んでいるのは 幸子です どうもごっちゃになっているようです
     この記事は とくにひどいですね 最後の3羽でくつろいでいるのは幸子たちで間違いなし
     
     今見ると よく分かるのですがこの頃はまだ 雛たちの判別が出来ていなかったようです
     また 二郎と幸子たちも 完全に別行動というより 近くで別行動 という感じだった様です

 9/3  二郎と三男の楽しい時間 幸子と二郎たちは 離れて別行動
    この日は 二郎の三男への餌やりを含む楽しい時間を また 幸子たちは曲がり角の待機場で
    まったりと過ごしている時間を撮りました この辺りから 離れての別行動になります

 9/5  二郎と三男の餌やりの様子と 幸子の精力的な餌やりのシーン
    橋の近くで 三男に魚を与える二郎 この時 魚を水の上に置くシーンがありますが これも  
    教育の一環かと
    幸子の方は D-水門の近くで 精力的に餌やりをします 2羽の幼鳥がいるので 獲る魚の数も
    多くなりますが この辺りは 2羽公平になるように だいたい交互に 魚を与えているようです
    雛の方も 今度は僕の番だと思っている節もあります やさしい幸子の顔と 嬉しがる雛たちの 
    顔が印象的です

 9/6 カイツブリがたくさんいる中で 遠くに姿を見せるカンムリカイツブリたちの様子

 9/7 カモたちの中ですごす 二郎と三男 少し離れて長一郎と小次郎
   この記事の中で オオホシハジロとか ミミカイツブリとか 出て来ますが 全て訂正です
   オオホシハジロ➔ホシハジロ  ミミカイツブリ➔カモでしょう

 9/8  幸子の餌やりの掟 興味深いシーンとその考察
    ここでは 幸子の餌やりのシーンを通して そのルールを考えてみた 本来幸子は 2羽の雛に
    餌をやる回数をそれぞれカウントしているように思えた それは 公平に餌を与えるが為
    しかし ここでは小次郎があまりに餌を欲しがるが為 そのバランスが崩れてしまう・・・
    それをまずいと思った幸子が 小次郎に餌をやらないようにしたシーンがあるが 上手く行かない

    最終的には バランスよく2羽に餌を与えるのであるが 雛の不満が貯まるようである・・・
    翌日に その事を心配した幸子は その解決策を実行するのだが その辺りのやり取りが
    とても鳥とは思えないほど 細やかで作為的に思える 何という鳥なのか・・・感心する
   
    また 幸子は よく長一郎に指示を与えるようである そうすると その指示をよく聞いて
    素直に従うのが長一郎 小次郎は未だ甘ちゃんのようである そのように感じた
    幸子の指示で 滑走訓練をした長一郎と小次郎であるが 長一郎の方が上手い

 9/9  幸子の餌やりのやり方の変化 その意味は
    前日の教訓を踏まえ 幸子は 餌やりのやり方を変えます
    それは 雛たちが大きくなってきたこともあり 餌をやらなくてはならない回数も増え たぶん
    そのバランスもわからなくなってしまうことも一つの原因かと思うのでありますが 一番の原因は
    雛たちの不満を解消するのが目的かと思うのであります・・・

    その為には 良く言い付を聞く長一郎に少し我慢させることがいい と考えたようです
    つまり 交代ではなく 片方の雛に集中的に餌をやるという方法です

    この日から そのやり方が見て取れます 策士の幸子ですね よく考えますね・・・
    二郎においては 三男だけなのでそんな心配はいらない様ですが 幸子は大変ですね
    でも この赤い目をした幸子の慈愛に満ちた顔を見るに よく出来た奴だなと感心します

 9/10 幸子の餌やりパターンの確立 それぞれ単独での餌やりだ 二郎も三男に餌やり
    餌やりシーン満載のこの日
 
    昨日に引き続き 幸子の餌やりシーンが満載 最初に小次郎にやってから その後で長一郎に
    餌をやる その間 長一郎に我慢をさせるのであるが 長一郎は我慢するところが偉い
    よく出来た子である しかしよく食べます
    幸子の新しい餌やりのパターンが確立されたようです

 9/11  中の橋の近いところで 幸子たちを撮影 長一郎と小次郎の判別ポイントをチェック
    珍しく 中の橋の近いところに寄ってきた幸子たちです 近いので 雛たちの顔の判別ポイントが
    明確にわかります 参考になると思います 


8 餌やりを通しての変化 と 行動範囲の変化 

 9/13-1  二郎と三男の橋渡り 急接近!
    二郎と三男が 東側から西側へ橋渡りをするところを目撃する
    橋の西側へ行くのを目撃するのは 雛分けをしてから初めてのことである
    恐る恐る用心深く橋を渡るさまは 7/23 の橋渡りを思い起こさせる・・・橋渡りの後
    ご褒美に魚をやる二郎の姿が印象的である この行為の大変さを物語るものである

    このたび 初めて橋の西行を目撃したのであるが もう既に何回かやっているのかもしれない
    分からなかっただけなのかもしれないし たぶんそうかも知れないと思う
    映像が近いので 三男の顔など随分と詳細に写っている所が良かった

 9/13-2  大きな雷魚を食べる 長一郎と三男の様子 二郎と三男のやり取りが実に興味深い!
    まず向こう岸の所で 幸子が 長一郎に大きな雷魚を与えます
    しかし 長一郎はあまり喜んでいるように見えません・・・そこが少し気になりましたが
    長一郎は その大きな雷魚を簡単に呑み込んでしまいます 
    ただ こんな大きな雷魚を見るのは初めてなので 驚いてしまいました

    一方既に 二郎と三男は橋の西側から帰ってきていて 橋のそばで二郎が大きな雷魚を獲ります
    その雷魚を 三男が貰うのですが この時のやり取りが 非情に興味深いものです!
    所謂  “やらない” そう名付けてみたのですが 幼鳥に自力で餌をとることをうながす
    意地悪な行為であります こういった行為を経て 幼鳥が自立して行くことになります
    その行為が実に長く 面白い まるで ラグビーをしているようでした
    その辺りの考察をしてみました

    もうすでに 雛ではなく幼鳥と呼ぶことにします
    この辺りを境に 行動範囲は広がり 幼鳥は自立を意識し始めるようです

 9/14  今までと違う幸子たちの行動 初めて橋の西側で発見!
    初めて 橋の西側で幸子たちを発見する CD-海峡から B-水門 C-中州にかけて行動範囲は
    広がる 今までと違い 単なる餌やり行為は目撃出来ない 幼鳥たちも 中州の陰で魚を獲  
    訓練をしている様であった 二郎たちは不明



9 遂に自立を目撃する! 目撃第一号は三男! 

 9/15  この日遂に自立を目撃する 第一号は 以外にも三男! 驚愕の展開だ

    この日中の橋のそばで 最初に目撃したのは小次郎です 小次郎は 岸のそばで何度も
    もぐって 魚を獲る練習をしていました 小次郎と言うところが驚きです・・・
    そのあと 全員の姿を確認するのですが 親鳥と幼鳥は バラバラで それぞれ自由行動を
    とっていました  行動範囲は広かったのだが 岸によって来たときはかなり近く 良い
    撮影チャンスとなったようです
    そんな中で 三男の自立を目撃した!(自立とは自力で魚を獲る事と定義した)
    それ以前にも獲っていたのかもしれないが とにかく目撃したのがこの日だという事である
    これは今までで一番画期的なことかもしれない
    ついにその日がやって来た という感じであった
    この三男の 大きな雷魚を獲って呑み込むシーンを 是非堪能していただきたい

    長一郎 小次郎の自立シーンは 翌日以降に持ち越しとなりました

 9/16 三男と長一郎のその後を追う
    昨日自立を目撃した三男でありますが この日はいつもの様に 二郎に魚を貰っています
    次第に自立すればよい ということなんだと 理解した次第です
    さて 気になる長一郎ですが いつもの餌場で 幸子と小次郎の餌やりタイムが続く中
    長一郎はじっと待って居る様子が見られます 時折魚を貰うだけです
    この様子を見ると 実は長一郎も魚を獲ることが出来るのではないかと疑いを持ちます・・・
    しかし まだわかりません

 9/17 長一郎君はまだまだやね・・・
    幸子を見つけて大喜びで駆け寄る長一郎 幸子に魚を貰って実に嬉しそうな長一郎をみると
    まだまだやな・・・と思ってしまうのですが

    本当にそうなのかは はなはだ疑問・・・
    実はこのカンムリカイツブリの幼鳥 もう既に魚を
    獲ることは出来るのかもしれないのです
    ただ 親は子に 子は親に対する愛情が かなり深いので そんな行為ひとつひとつが
    とても嬉しいものなのではないでしょうか・・・
    いまおっさんは そう思うのですね

    二郎にしても 幸子にしても 幼鳥たちが巣立つ直前まで 餌をやる行為を止めませんでした
    そのことが 彼らの深い愛情の表れだと思うのです そしてまた 
    子供たちもそれを喜んでいましたね
    それを考えると この まだまだやね・・・ は失礼な言い方でしたね


10 ついに全員の自立を確認する! 

 9/19 台風一過 ついに全員の自立を確認 記念すべき一日だ

    中の橋の西側で まず 小次郎が 魚を獲るのを目撃する 立て続けに5匹の魚を獲る
    突然のことに度肝を抜かれた

    そのあと 今度は 同じ辺りに現れた長一郎が いとも簡単に魚を獲るさまを目撃!
    このぶんでは もう既に以前から魚を獲っていたような気がした・・・
    その後 橋をくぐる長一郎の顔がアップで見えます
    注意深く橋をくぐった長一郎は 水上を駆け抜けて行きますが 橋の上からは
    飛んでいるように見えたものです いつでも飛べる状態の様です

    この日をもって 幼鳥3羽全員の魚を獲る瞬間を目撃したことになり
    全員の自立を確認出来たわけである

    後は 巣立ちであるが その前にはいろいろありそうである
    その時が何時になるのかはまだわからないが 取り敢えず
    この全員の自立をもって その3 を終わりたいと思う

次回は その4 巣立ちまで をまとめたいと思います
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ 2017 まとめと 記事リスト その2(訂正アリ)

2017年10月30日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
モエレのカンムリカイツブリ 2017 まとめと 記事リスト その2

前回は 新天地を求めて 引っ越しをしたところでした
今回はその続きからとなります

➄ T-ゾーンにおける 育成
  7/24 中の橋の東側 右岸奥の曲がり角辺りを T-ゾーンとした(T は トレーニング の略)
     対岸からの撮影で 綺麗に撮れないが ご勘弁を・・・ここから 雛たちと親鳥との自立のための
     生活が本格的に始まったと考えます

  7/26 中の橋からの撮影ですが遠い 5羽全員がいます 特に動きは無し 7/25は確認のみ
  
          親鳥は交代で雛の面倒をみています
  7/29 この日は幸子が雛の面倒をみている 2羽が離れていて1羽が親にべったりですが
     この幸子の背中に乗っていたのは 小次郎でした
     長一郎 三男は 離れています 最初にポツンと離れていたのは 三男でした
     どうも 認識に誤りがあったようです・・・
  
          潜水訓練
  7/30 二郎の主導で 雛たちが潜水訓練を始めます 途中で二郎も現れるのですが うまくできる子
     と そうで無い子がいるようですが それがどの子なのかは特定できない様です
     ただ 幸子にべったりなのが小次郎 二郎にべったりなのが三男のような気がします・・・
     二郎の背中に乗ろうとするのは 三男のような気がします・・・ 

  8/3 幸子が雛3羽の面倒を見ている もう背中に乗る子はいない様だ 長一郎が一人黙々と
     水に顔をつけて 何かしている 餌を探しているのだろうか・・・のちに二郎があらわれる
     状態が良いと 雛の見分けがつくようだ 特に 小次郎の右顔と 三男の左の顔  

          潜水訓練2 と 脱走事件!
  8/5 二郎主導による 潜水訓練が行われた より念入りな訓練が行われて居る様子である
     その訓練の途中で 厳しい訓練に嫌気がさして 1羽が逃走しようとしていたのを目撃
     親に取り押さえられ 言い含められる様を面白く見た
     この脱走の子が誰なのかはよく分からないが 人間社会の縮図を見る様で非常に興味深い
     ものであった

  8/6 O-ポイントより 雛が元気に泳いでいる様

  8/8 ファミリーのくつろいでいる様を O-ポイントより撮影
     ただし 二郎⇔幸子 こちらは如何かよく分からないところもあるが
     お兄さん(長一郎)⇒ ちびたん(三男)の間違いがありました(お腹を出して居る雛)
     この時点では まだ 雛の顔の個別認識ができていませんでした

          俺たちの旅 雛の顔の特徴が次第に明らかになります
 8/11-⓵ 親子5羽で 橋の東側中程の所で過ごす様は かなり近くで見られるようになった
     まだ 全員で仲良くはしているのであるが 次第に ちびたん(三男)は二郎に
     小次郎と 長一郎は 幸子に付くようになってゆく
     このままでは 分かりづらいので 後に雛に名前をつけることになるのであるが
     注意して見ると だんだん雛の顔の特徴が分ってくる
     今見ても 記述の間違いは殆ど無いようである(一部あるにはあるが大した問題ではない)
 
 8/11-⓶ 俺たちの旅の続きです 俺たちとは カンムリカイツブリと おっさんのことを意味します
     ここでは 二郎と 三男の密接な関係をうかがい知ることが出来ます
     それと同時に 長一郎と小次郎の顔の違いもよく分かると思います 

 8/14 ちびたんの潜水と成長
    二郎と一緒の行動しながら 潜水を繰り返す 三男の様子をみてほしい
    褒美に二郎から魚を貰うシーンも近い 

 8/16 水門の前で くつろぐ 二郎と 3羽の雛
    二郎の周りに3羽の雛が集まってくるのですが この中で 二郎のそばにいたのは
    ちびたんではなく 小次郎の間違いでした
    どうもこの辺りでは 顔の見分けが出来ていなかったようです・・・ 

    この時は 小次郎が二郎にべったりの感じで ちびたんだと思ってしまったようです・・・

    後に 一旦水門から離れ また二郎が水門のそばに来たときに 駆け寄ってきたのは
    ちびたんで間違いなしです  訂正しておきます 

            ファミリーの集合 水門の前で・・・
 8/17-⓵ 水門の前で 羽バタをする二郎と三男
      この時期 二郎のお腹から首にかけて かなり茶色が濃くなっているのがわかる
      当初は白っぽかったのだが この夏場に来て茶が濃い 二郎もそうである いずれ
      白っぽくなるのだが 気になった 二郎と幸子の見分けがつけにくいのはこの為である
 8/17-⓶ 幸子と長一郎 小次郎が 二郎と 三男に合流する様
     久しぶりに ファミリー全員が揃って くつろぐ様 を見るのだが
     幸子たちに溶け込めない 三男の様子が気になる・・・
  
     これは 後の 子分け に繋がるのであるが その予兆ともいえるのではないか・・・

  8/18 羽バタの訓練!
     幸子とともに集合した 3羽の雛 全員羽バタの訓練だ  やはり長一郎が一番上手いが
     三男もなかなかである 記事の中で 長一郎と三男をたまに間違えている様だ・・・
     最後のほうで 二郎が現れ ファミリー全員での団欒となるのであるが
     後の 子分け が待っている事を考えると 複雑な気持ちになるのである

 8/20  まだファミリーは 集合している その様
     特に問題はない

       雛の見分けについて考えてみた! これで胸のモヤモヤがとれたぜ
 8/21  記事がまどろっこくていけないので 雛に名前をつけた 生まれた順に
     長一郎 小次郎 三男とした 
     見分けについては その時点のみの特徴もある
     例えば たてがみの濃さであるとか 目先のピンク色 頭の毛の長さなど いろいろある
     しかし これらの特徴は 成長とともにすぐ変わってしまい あまり役に立たない・・・

     そこで 目をつけたのが
     顔から首にかけての 黒いラインである 

     この特徴は 指紋と同じでラインが消えるまで残る事に気がついたのである
     なので この特徴が 最後まで有効であった
     まさに目から鱗である この見分けにより 写真の解析がスムーズに進むことになった

 8/25  別行動の幸子と二郎たちの様子 見分けポイントで解析が容易になった

 8/26  この日も別行動の幸子と二郎たち なかなかいい観察は出来ない

        二郎と三男が消えた!
 8/28  中の橋の東側から 二郎と三男がいなくなりました 奥の方まで捜したのですが
     見つからない いったいこれはどうしたことか・・・
     この直前まで 幸子たちと二郎たちは 別行動をとっていたのですが
     いよいよ 本格的な子分けが始まる前兆なのでしょうか
     結果として こういう事だったのでしょう ただ この時は 捜すのが精一杯でした・・・

 8/29  二郎たちとのめぐり逢い
     沼の中をしらみつぶしに捜したところ 中州岬の辺りで 三男と二郎を発見する
     橋のこちら側に来ていたようで在る あのルビコン川以来 こちらには来ていなかったので
     もう雛も大きくなったから という事でしょうか・・・しかし
     単にそういう事だけではなく これから始まる 子分け の為の行為であったのだと 
     後になって 思うのであります 何思う二郎と三男ですね

⓺ 子分け という 非情の掟の遂行だ! これが宿命なのか・・・つらいな
 8/31  この日をもって 子分けが完成したと考えます
     そして 三男の 滑走訓練 を目撃した  その間中 三男はひとりですごしていたので
     もう相当 大人になったという事の様です
     ただ 二郎をみて 寄ってきた 長一郎と 小次郎が 二郎に冷たく追い払われる様は
     見ていて辛いものがある 少し前までは あんなにやさしく 育てられたのに
     動物の世界は 時に残酷なものである


この時点で 子分けが 完遂されたと考え まとめの その2 を終わります
次回は その3 となります
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめと 記事リスト その1(訂正あり)

2017年10月25日 | モエレのカンムリカイツブリ2017 まとめとリスト
2017 モエレのカンムリカイツブリも 10/25 を最後に
最後まで残っていた二郎が旅立ち 幕を降ろしました

5/30の出会い から始まり 交尾 → 浮巣の形成と産卵 → 抱卵 → 雛の誕生 迄が 約45日
さらに 安全な場所を求めての雛を連れての引っ越し → 雛の教育 と続き
子分け による 個別の密度の高い教育へと進み
ついには 雛の自立
そして 巣立ち が終わるまでの記録を
その関連した記事とともに リストとしてまとめてみました
全てではないですが 代表的記事を直に見れるようにしました
お役に立てれば幸いです

日付をクリックすると その日の記事にジャンプできます

⓵ 出会い 5/30 顔の印象から 幸子の様に見えますが はっきりはしません・・・
でも今思うと 幸子の様です
      6/7 首が細く見えます また 首の色があまり黒くないので 幸子かもしれません・・・

⓶ 2羽の登場 6/9-1 橋の東側にいた幸子を 橋の西側の二郎が 低い声で啼いて呼びます
  交尾シーン 6/9-2 この時に オスとメスを判別したものですが 決め手は首の太さと 大きさ
            その他の特徴はまだよくわかりませんし 夏羽なので分かりにくいです
  しかし 後にこの時の判別が間違いだったことが分る 詳しい事は 交尾シーンの再検証にて

 2羽のその後 6/12 A-水門の前で 幸子と二郎を確認 この時は容易に判別できました
       6/14 S-中州で巣作りしている模様 幸子が露出している 二郎は確認できず

⓷ 産卵及び抱卵 6/15 浮巣の上で 二郎が抱卵している そこへ幸子が現れる様子
            抱卵は交代しているかもしれないが オスが抱いている様である
  卵を確認する 6/16 1個のみ確認 この時に抱卵していたのはオスとなっているが 実際は
            メスが交代して抱卵しているように見える 草むらから出てきたのは
            二郎に見える
        6/18 安否確認
        6/19 外にいるのは二郎に見えます
        6/23 橋の東側で幸子を発見 オスは抱卵か

 卵を2個確認 6/27 最初抱卵していたのは二郎 幸子が橋の東側で泳いでから 巣の方へもどる
           その後 二郎と抱卵を交代する その時に 卵を確認する 今回は2個確認
        6/28 抱卵しているのは幸子        7/1 二郎が水浴びをしていました
       7/4 抱卵は二郎 幸子が水浴びをしていた
        7/6 幸子が橋の東側に出現 その後巣にもどる 抱卵は二郎
        7/14 巣の周りで 幸子を目撃
        7/15 幸子を橋の近くで目撃 今見るとはっきり幸子だと分かる
           二郎と比べると首と顔が細く 目が赤い様です

⓸ 雛の登場  7/16-1 幸子と二郎の大きさの違いに注目 雛は3羽
        7/16-2 補足と 7/17 
 親鳥に名前をつける 7/18 オスを二郎 メスを幸子と命名する 名前の由来・・・
          この日 雛が水浴びをする その時 1羽だけ額がピンクの雛がいるのだが
          今見ると それは三男である 何故色がついているのか・・・のちに皆ピンク色に
          なるので もしかしたら 三男が一番先に生まれた雛なのかもしれない・・・
          一番小さかったのであるが・・・
          訂正 今思うと雛は生まれた時から額の色はついているのだと思う ただ
             光で 色がついていたり付いていなかったりしたように見えたのであろう

 二郎の傷   7/19 幸子と二郎の違いを考えてみた 二郎の首の右の傷 幸子の首の下側の赤
           この日は橋の東側で活動 いい場所を捜しているのか?
           雛の額の色がピンクなのが増えた 誰かは不明
 ファミリーの 7/21 全員で 中州岬(A-中州のはずれ)辺りまで遠征していた
 家探し       これは 安全な住居を捜していたのだと思われる その前は東 この日は西
           である ただ この日 額の赤く無い雛は 三男に見えたのだが 7/19 の
           見解と矛盾する・・・左の眉の特徴は間違いないはずなのだが・・・
           もしこの日のが正しければ 三男がやはり一番若いという事になりそうだが・・・
        7/21-まとめ

        7/22-➀  橋の東側での活動 中の橋から見たもの
        7/22-➁  向こう岸 O-ポイントからの撮影
⓸ 引っ越し  7/23 抱卵して居た場所を捨て もっと安全な場所に引っ越しを決意
  橋渡り      橋の東側へ 活動場を移すきっかけとなりました
           この時 幸子の背中に乗っていたのは 長一郎と三男です
           二郎の背中に居たのがのちの小次郎でした
           この日を境に 完全に活動と雛の教育の画を向こうに移し 橋の西側には
           姿を見せなくなります
           後に 雛がもっとおおきくなってから 橋の西側ににも姿を見せるのですが
           それは もっと先の話です


ここまでを リストの その1 としてまとめました
出会いから 居を構え 産卵抱卵を経て 雛の誕生を迎え
より安全な場所を捜し 今までの住居を捨てるところまでを まとめてあります

その2 では 長い時間におよぶ 雛の教育と 成長を まとめることにします
        

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする