植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

仁義なきコガネムシとの7年戦争  (野望編)

2019年07月09日 | 植物
小玉すいかを収穫しました。植えた覚えがない、本来は大玉の縞王のはずでしたが、どう間違えたか。
早速試食しましたが。家内曰く
「目をつぶって食べると、何を食べているかわからないわね。」

早い話、失敗作ですね。責任取ってワタシが頂きます。シャリ感が無くて、甘みも薄い。
思うに、今年のスイカは期待できません。
晴天の時間がわずかで、低温、雨続き。スイカにとって、少雨と日照と高温が甘さと生長の決め手ですから、不作なのは致し方なし。どうやら梅雨明けもまだ10日以上先みたい。
今朝も、早朝からコガネムシ退治で10匹ほど駆除いたしました。成虫と土中の幼虫のいずれもが仇敵であります。

鉢の植物が時期になっても開花しないのは要注意であります。茎(株)を持って、グラグラしたら確実に潜り込んでいます。早い時期であれば土を入れ替え今「幼虫たちを駆除すればいいのですが、冬になるともう手遅れで、植物も枯れてしまいます。

コガネムシは、腐葉土を好みますので、たい肥や腐葉土をたっぷり混ぜ込んだ土に卵を産み付けて、成虫はもう死んでしまいます。孵化すると有機物を食べて成長しますが、ついでに根も食い荒らします。特に秋を過ぎると大きくなって食欲旺盛になりますから、腐葉土なんかでは足りなくなるのですね。厄介なのは葉も花も見向きもされないような植物でも毒性があっても、根は別物なので油断できないのです。

ところで、一般には「カナブン」とこいつらが混同されるようです。カナブンは、成虫は大きな木の樹液を舐め、幼虫は枯れた植物を餌にして朽ちた木の下などに住み着きます。土をふかふかにするとして益虫扱いされます。少しカナブンの方が大きく茶色系です。幼虫は見分けがつきにくいですが、背中で歩くのがカナブンです。

そこで、試行錯誤しましたが、今は、鉢物に植えこむ時には必ずダイアジノン粒剤を一握り混ぜ込みます。食用でなければ3つかみ、秋にはまた振りかけます。他にもカルホスが有効です。果樹園や畑でもたまに土を起こして生息しているか確認します。適当に殺虫剤はばら撒いておきます。ヨトウムシ対策にもなるのでこれらの農薬は仕方がありません。

シマトネリコの花が咲きました。これは、洋風のお庭に重宝されて新築のお宅でよく見かけます。どんどん大きくなって目隠しにもなるし、涼し気です。しかしながら、成長が早いために、剪定が欠かせません。塩害にも弱いので、海に近い場所では止めた方がいいかもです。

カンナダーバンであります。庭植えしておりましたら「スミレ」が新芽を片っ端から齧るのでボロボロになっておりましたが、口の届かないところに植え替えました。


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