アイロンをかけなくてもピッとしているワイシャツなども出回っている世の中ではありますが、ハンカチにアイロンを掛けたりするのは気分が良いものですよね。今は電気の軽くて便利なアイロンが当たり前だけどちょっと昔まではこんな鉄の塊のアイロンだったのだ。欧米では鉄の塊にハンドルを付けた物を使っていたけれど、それではハンドルを持つ時に厚地の布で掴まなくてはいけないのというので、1830年に木製のハンドルを取り付けられるようにしたものが発明されたそうです。
たくさんアイロン掛けをする時はアイロンを2ヶ用意して、一つを使っている時には別のアイロンをストーブで暖めて順繰りに使う様にしなくてはいけなかったとか。アイロン掛けも一仕事だったのね。
ガスでアイロンを暖めるのでアイロンも一つあれば済む様になってきた。1850年代に出回った。
1897年のBig Toe Sleeve Iron。細い袖にアイロン掛けする時に使われた。
上の2枚の写真はKOVELS ON ANTIQUES AND COLLECTIBLES VOL.30 N03から
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