McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

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アメリカンカントリーコレクティブル Vol.1 INTRODUCTION

2016-08-15 13:25:40 | ● お店情報


*パソコンから古い写真がたくさん出てきたので、2002年当時の記事を再現してみましたのでよろしかったらご覧になってね*

アメリカンカントリーアンティークとかカントリーコレクティブルって一体なんなのでしょう?去年は大急ぎでお店をかけずり回って自分の目で見てきました。目を閉じると色々な物が浮かび上がってきます。これから1年かけて脳みそのあちこちに散らばっているあれだこれだのを整理してカントリーアンティークの真髄に迫っていくつもりです。
College of Appraisersで”アメリカーナ”という言葉を初めて知りました。アメリカ人がアメリカ人のために作った日用品といったような意味で特に25年ほど前のアメリカ建国200年にあたる年あたりから使われるようになったそうです。ヨーロッパからの移住で始まったアメリカの伝統の再発見、クラフトやデザインのルーツの再発見を始めたということなのでしょう。18世紀にフィラデルフィアの熟練した職人が特権階級の人のために作った家具にチッピンデールというスタイルがあります。これはアメリカーナではあってもカントリーとは呼ばれません。このスタイルを真似してごく普通の職人さんが(あるいは全くの素人)が普通の人のために作ったものならばカントリーと呼ばれる物になるわけです。一般大衆という言葉が好きですが、ごく普通の人が普通の人のために作った家具、バスケット、台所用品などの生活用品を一般的に”カントリー”と呼びます。





1830年以前は産業がまだ発達していなかったので物を作るという作業は全て手作りによっていたので一つ一つがユニークな物ばかりでした。でも残念なことにこのころの物は博物館に行かないとお目にかかれなかったり、投資家の手元に収まってしまって、アンティークモールに転がっているというはずもないわけdす。
カントリー物の全盛期は1830年以降、大量生産ができるようになってからということになっています。何しろ一般大衆向けのものですから、一つ一つが手作業というわけにはいきませんが、まだまだクラフトマンシップは健全で重要な役割を果たしていました。そしてアメリカンカントリースタイルが確立されていったのです。家具、葉巻の缶、トレード用のサイン、鉄の鋳物のアイロンなどが生産されてきました。
コレクティブルはもっと新しい時代のもので、ディプレッシングラス、50年代のキッチン用品までも含まれています。デザインにはちゃんと筋が通っていて、時代を超えて美しく、今はまだコレクティブルと呼ばれていてもいずれはアンティークと呼ばれるものも出てくるかもしれませんね。







さて、ではどうして今、”カントリー”なのでしょうか?アメリカ人にとっては確かに建国200年が引き金にはなったと思いますが、使い捨ての時代に古いものが見直された、ものに溢れている時代にかえってシンプルさや基本に戻ってみたくなる、不安の時代にあってカントリーの温かみに癒しを求めた、といったような理由が人々がカントリーに憧れる理由ではないでしょうか。

日本人である私たちにも共感する何かがカントリーアンティークにはありそうですね。その何かを探りに行ってみましょう!






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