アメリカではちょっと昔のものを「ノスタルジック」と呼んで集めている人達がいるようです。私にとって「和」の懐かしものは、きいちの塗り絵、夜店のハッカパイプ、駄菓子など。「洋」の方はコカコーラ、ふたコマ漫画がついたニッキ味の風船ガムやフラフープなどでしょうか。「昔とは父母のいませし頃を言い」だそうで、子供のことなので懐かしいものはどうしても食べ物やおもちゃ関係ということになってしまう。
ではアメリカではどういったものがノスタルジックなコレクタブルなのがちょっと見てみましょうか。
キッチン物:
アメリカではどこの家庭にもあったらしいファイアーキングやミルクグラス。そしてちょっと遡ってのホーローウェアなどはもちろんの事、おもちゃサイズのキッチン用品や子供用の食器、ブリキの缶、紙のパッケージや牛乳瓶などアンティークショップに行くと半分以上はキッチン関係物で溢れかえっています。その中でもコカコーラ関係のものは老若男女を問わず人気の、コレクタブルの王者とも言えるでしょう。
プラスティック:
プラスティックのキッチンウェアが最初に世に出たのは1930年代の中ば。お値段はまだまだ高かったので、一般家庭に普及されたわけではなかったらしい。一般的になったのは第二次世界大戦後。キッチン用品のありとあらゆるもの、ランチボックス、文房具屋おもちゃなどのポップな色のプラスティックは楽しい気分にしてくれますね。
おもちゃ:
子供の頃の思い出はおもちゃの思い出。でも残念ながらアメリカの懐かしのおもちゃで私にわかるのはディズニーもの、バービーやテディベアや木馬など限られたもの。
昔の懐かしい思い出への入れ込みというのは歳とともに強くなるようで、お金を出しても身の回りに置いておきたいと思うようになるという人もいるでしょう。でも例えばテディベアのように、日本人の私は子どもの頃遊んだ思い出はないけれど、それでも耳が半分ちぎれてしまっていたり毛も抜けてしまっていたりする子はとても愛おしく、ついつい手元に引き取ってあげたくなってしまうのだ。
キッチンものにはまた別の思いがある。私が育った頃はまだ「台所」という名前だった。黄金色のアルミのやかんがカネヨクレンザーを側にひかえて台所の責任者をやっていたという時代。テレビのホームドラマで見た広々とした明るいアメリカのキッチンは夢の世界。憧れていた夢の世界の名残がアメリカのアンティークショップに行けばゴロゴロと転がっているのだった。買う時は「あっ、こんなものもあったのですね。すみませんが買わせていただきます。」と日本人の私はいつも小さくなってしまっていたものなのですよ。
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