
フレンチブルドッグ イラスト 帽子の歴史
知ってる人は知っているけど知らない人は知らないという1978年に亡くなったアメリカのイラストレーターのノーマン・ロックウェル。手元に画集があるのだけど女性の帽子の流行の移り変わりもきっちりと描き残しているのでちょっと見てみましょうか。

まずは18世紀末にファッションになったモブ・キャップ。ふちがプリーツだったりフリルだったりでリボンのトリミングがついているもの。これはクリスマスに男性とダンスしている女性を描いた「Merrie Christmas」から。

1919年の「TheParty Favor」からアール・デコの影響を受けた赤い帽子。ピンクのリボンは別として(子供が被っているから)色使いやグリーンの飾りの形はそれまでには無かった新しいスタイルだ。

1920年代になると頭をスッポリつつむような形のクロッシェが流行った。これはゆったりとドレープをとった女性らしいデザイン。「Fruit of the Vine」から。


1948年の「The Gossips」から。大きな飾り(トリミング)が帽子の前面に付いているのに注目。長い帽子の歴史の中でも女性の帽子のトリミングは大多数が「前面がまたはぐるりと全部に」だったのにいつのまにが「トリミングは左」になってきていた。男性の帽子のトリミングは剣のじゃまにならないようにと昔から左側だった。1960年代ころからユニセックスっていうものがでてきたので女性の帽子のトリミングも左側に付く様になったのでしょうかね?

1969年の「Spring Flowers」から。時代に関係なく被られてきたシンプルな形の麦わら帽子がやっぱり今一番かぶりたい帽子かな。
*写真はCOURAGE BOOKSの「THE BEST OF NORMAN ROCKWELL」から*
OMAKE

*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラスト。探してね*

