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フランスからやってきたキャンディー入れは、赤ちゃんの洗礼式の様子がエッチングで描かれています。荘厳な雰囲気の中、華やかな喜びに満ちた微笑ましいものになっています。作られたのは20世紀初頭。赤ちゃんは1839年から1902年までの実在の人物らしい。気になる女性たちの帽子は、当時の帽子の主流だったボンネット。
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今ではボンネットは赤ちゃんの帽子と思われているでしょう。頭をすっぽり隠すようなデザインで顎の下にリボンで結んで被るのがボンネット。リボンやリースがふんだんに使われた服にマッチするように華やかな被り物になっているでしょう?
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赤ちゃんを抱っこしている女性(赤ちゃんのおばあちゃん?)が被っているのはこのイラストのようにモブキャップとかシャーロット・カーディキャップでしょうか。上からレースのベールをかけていますね。
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日本では草履の時代、ハイヒールを履いている!(当たり前!)
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クリスタル製のボンボン入れ。蓋は銀メッキでした。