McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

● アンティーク雑貨屋の作る帽子 その14(ターバンの歴史も)

2012-04-13 13:10:54 | ● 帽子の話


おフロ上がり用とか医療用はあってもファッションとしてのターバン、見かけなくなりましたね。でもここらでちょっと振り返ってみましょうか。






1918年、ココ・シャネルの珍しい写真です。大きなスカーフのような物を右の写真では頭に巻き付けていますよね。これが頭を日光、ホコリ、危険なものから守ってくれるというターバンの原型。








これは1922年のシャネルデザインのターバンです。バカンスで山にピクニックに行った時にスカーフで遊んでターバンにしたことを思い出しながら作ったのでしょうか?


*上3枚の写真はEdmonde Charles-Roux著「Le temps CHANEL」より*








ターバンといえばサラセン、ペルシャを思い浮かべる様にヨーロッパの人間にはエキゾチックなものだったのでしょう。これは1813年のファッションプレートです。貴婦人がハイファッションとしてターバンを被っています。






終戦後、帽子の世界では何でもありという時期がありました。このターバンは1956年。







1960年代から1970年代にかけてはかなりポピュラーなアイテムとなって布地だけでなくニットやブレードなどいろいろなバリエーションのターバンが出現。ディオールも多くの作品を残しています。







ターバンもいってみれば頭にゆるりと布を巻き付けたものということなのですが、どうせならばバイザーも付けたらもっと実用的?なので取り外し可能なバイザー付きというのが今の時代の気分でしょうか?ターバンと言うよりもビーニーに近いたっぷりした感じで頭も深くスッポリという感じのターバンが良いでしょう。






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OMAKE

ターバンおばさんのカップ










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