超低歪探求no-43 スタック式の不適合

2010-11-12 22:28:15 | インポート
図70. apスタック式と通常式の歪率
. スタック式と通常の従来式を同時に採取
 しました。通常式はモニターOUTをFFT
 解析(アベレージング100回)した値です
 スタック式は111倍と221倍の2データで
 R2/R3の比率を変えて2通りの倍率の
 データを採ってみました、R2=固定で
 R3側だけの変更です
 211倍でも正常に機能することが解りま
 した、111Xの時のR3=20Ω。221Xは
 10Ωです。この差が低レベル部分に現 
 れています非反転入力端はこのR3の
 低抵抗で反転入力の仮想接地に接続
 されているので入力端子解放でも雑音
 レベルは全く増大しませんと言うよりも
 アースした方がスタック作用が生きてくる
 ので大きくなります111倍のデータは
 OPAやLMEのデータシートの様に左端
 の低レベル域でN成分の影響が出てい
 ますが211倍データは1Vでも直線的に
 下降している、天文学的数値の様ですが
 apスタック式ではこの-152dB近辺は1/211
 を測定しているので実際は-112dBの測定
 が出来ればいいわけです。が..
 どうも測定周波数の数倍にFcが存在する
 増幅器の場合大きな誤差を生じる様で5次歪み以上フラットな特性の
 Op-ampにしか適用不可 (サンプル回路は9/6日の図44参照)
 

超低歪探求no-42

2010-11-12 06:51:07 | インポート
図69.   .Op-ampの負荷抵抗
.新世代Hi-Fi用途Op-ampのRL/Dist特性
 です今製作中のRC-OSCの予備実験で
 ブースター無しでRLに耐えられる抵抗値の
 サンプルを得る為の測定です。
 実際にはNFB抵抗もRLの一部に含まれ
 るので抵抗値は純粋に600Ωではない。
 図中の左端部に各色の点がありますが
 出力電圧を6Vに下げた100KHz/600Ω
 の歪値。他のグラフは10V一定です。
 LME49710の最大定格に揃える為に
 ±17Vで行っています
 AD797が載っていませんが±17Vでは
 AD797は10Vrms出せません!。
 5534Asiはシグネテイクスの略です
 100KHzではOPA211が他に大きく差
 を付けているが20KHzではLMEの方が
 低歪です。THD+NのBWが4.3MHz
 有るのでー3dBが最も高いOPAに不利に
 作用している点もすこしあります。
10V/6Vで1/3~1/4に減少するので3V迄だと1桁下がるかもしれない....
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