ゲンナリである。今年の7月は1898年以降で最も暑かったそうである。平年対比2.16度プラスと聞くとそれ程でもないかと思ってしまうが、これは観測地点での話である。都市部の様に蓄熱材で囲まれた所の気温はそれじゃきかないだろう。地球温暖化を抑止する為に今すぐ行動を、と各国は危機感を露わにするが、じゃあ具体的にどうすると云う話にはなかなかならない。まかり間違えば経済戦争が勃発するからであろう。今の快適な生活を維持した儘、化石資源の消費を劇的に減らすと云う虫の良い解決策が見つからない限りは、気温の上昇は止まらないだろう。しかし石油化学製品が無くなれば現代文明は崩壊すると云うのも事実である。画期的な新素材が見つからない以上はどうしようもないのであり、これは各自の努力奮闘で何とかなるものでもない。なるべくエネルギーを使わないで暑気払いする創意工夫を重ねるしかないのであり、自分の無力さにもゲンナリしているのである。