太陽系外の惑星で、水蒸気が見つかった様である。どうやったらそんなもん見付けられるのかの専門的な知識は無いが、生命発生の必要条件と云われる液体の水が宇宙にとってありふれた存在かを研究する上で重要な発見であると云う事は分かる。運が良ければ地球創成期の姿を観測出来るかも知れない。ただ移住を検討するのは早計だろう。何しろ110光年離れているのである。こう書いてしまうとそれ程じゃなさそうに見えるので日常使う単位に換算すると、約1040600000000000kmである。普通の方法で移動出来る距離ではない。生態系も含めた巨大な人工環境を作ってその中で世代を受け継ぎ、数千年掛けて到着出来るかどうかと云った所だろう。だったらその作った設備の中に住んでいる方が、よっぽど安全である。水はそれなりにありふれた存在なのかも知れないが、人類が生き延びられる環境は宇宙にそうそう転がっていないのであり、その事実を踏まえて資源ゴミの分別を頑張りたいのである。