目上の人への文書に句読点を打つのは失礼に当たるらしいまた何処かのビジネスマナー講師が生半可な知識を仕入れて無批判に拡散しているのだろう実際歴史的にはその通りで江戸期までの必須の教養とされた漢文は素読が基本であり返り点等が打たれた書物は初心者向けとされたこの文章はこう読むんですよと事細かに注釈が入ったものであれば確かに目上の人に対しては失礼であろうし現代でも畏まった文書の場合は句読点を打たないのが礼儀とされるしかしそれをビジネス文書にまで拡張するのはどう考えても行き過ぎであるし何より目上であっても馬鹿である場合が往々にしてあるのが世の中である理解度を意図的に下げてその後の仕事に支障を来すのでは何のために礼儀を尽くしているのか分からない少なくとも私はメール等で拙稿の様な書き方をしてくる野郎は信用ならないと思うし仮令完璧な句読点の打ち方をしていたとしても私が信用に値するかはまた別の問題なのである
