どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3478

2022-07-16 17:54:25 | 時間の無駄
実装を文書として残すべきか。この問題は長年議論され、現時点でも結論は出ていないと認識している。現物の更新に追い付かないから作るだけ無駄と云う意見にも、何を考えてこんな前衛的な実装を行ったのかを判読する手掛かりにはなると云う意見にも頷ける所は有る。ただ一人で完結する規模ならともかく、複数人が手分けして製作しなければならないサイズであれば設計書は必ず作る。そう云う形では文書は残るのだが、内容が正確かはまた別の問題である。プログラミング中に間違いが見つかったり仕様変更が有ったりしたら全作業を中断し、文書が改訂されてから再開すると云った対応はまずしないだろう。そんな些細な先送りが積もり積もって「ソースコードから書き起こした方がマシ」な残念文書しか残らないと云う結果になりがちである。ただ自分が書いたプログラムでも「何で?」と首を捻るのはよくある話であり、痕跡程度は残しておくに越した事は無いのである。

どうでもいい四百字 3477

2022-07-15 17:00:07 | 時間の無駄
サザエさんが鬼の形相で追いかけるレベルである。釧路港で水揚げされた初サンマ1匹に1万円の小売値が付いたらしい。出漁して24匹しか獲れなければ、セリにかける方も買う方もヤケになるしかあるまい。黒潮大蛇行のせいでカツオも不漁だそうだから、回遊魚全般が獲れなくなったと考えた方が良さそうである。馴染みの魚が手軽に食べられなくなるのは残念だが、こちとら江戸っ子ではないので、見栄を張って手を出す心算は無い。土用の丑は来週だが、ウナギも稚魚が激減している上に、蒲焼を作っている中国人民がその旨さに気付いてしまったそうで、輸入価格も高騰しそうである。丑の日は牛を食っておけば宜しい、と云う主張を繰り返したいのだが、円安でそちらも値上がり気味である。タンパク源の確保が安全保障上の問題になるまで事態は悪化しないとは思うが、「その季節に大量に獲れるものをひたすら食う」と云う旬の根本に立ち返るのはどうかと思うのである。

どうでもいい四百字 3476

2022-07-14 18:53:56 | 時間の無駄
愛玩しているノーパソの胴体がポッコリしてきた。赤飯を炊いて祝うと共に某BTOメーカのサイトで適当に見繕ってポチった。普段は100gで158円の豚肉を買うか迷うのに、デジタルガジェットだと即決即断出来る理由が未だに分からない。面倒事が頻発しているご時世だからある程度の時間は掛かると覚悟していたが、幸い2週間程度で届いたので早速あれこれ遊んでいる。移行は過去を知る者からすれば信じられない程にスムーズだった。但し主要な機能をMicrosoftとGoogleのアカウントに紐付けている前提の話なので、ご家庭のPCがいきなり火を噴いても安心しないで欲しい。加えてほぼ全てのアカウントには多要素認証でロックを掛けているせいで、SMSで送ったPINを入力しろとか認証アプリに表示された数字を選べとか煩わしかった事も付記しておく。結局GAFAが信用しているのは私ではなくデジタルガジェットである事実を改めて突き付けられた格好で、利便性の代償は思ったより大きいのである。

どうでもいい四百字 3475

2022-07-13 18:27:40 | 時間の無駄
普遍的正義は存在しない。「こっちが正義だ」との言い争いから殴り合いに発展し、勝った方が正義になると云うプロセス自体が、普遍性と相容れないと思う。では普遍的真理はどうか。こう云う話になると普遍性とは何か、真理とは何かと云う定義問題が必ず持ち上がる。真を「永遠不変の性質」と定めたとしても、そんなもんは無いと云う事は量子物理学から導かれる時空の描像からも明白である。数学の公理の様に限定的であれば真偽は成立するし、数学体系の枠組みを拡張さえしなければ普遍的でもある。ただそれを現実世界にまで押し広げるのは無理が有る。全ての物事を数字のみで表現出来たらそれはそれで面白いのだが、多分難しいだろう。そもそも普遍的真理の解釈が人類とネコでは違う様な気がするが、それを確かめる術は無い。何が正しいのかと苦悶する時間を無駄とは言わないが、追求は程々にして後は神仏に責任転嫁するのも真理の一つには違いないのである。

どうでもいい四百字 3474

2022-07-12 17:24:36 | 時間の無駄
エネルギーを海外依存している国は哀れである。液化天然ガス供給の不透明感を受け、経産省が「省ガスを要請するにはどの様な法整備が必要か」と有識者に諮問したそうである。足りないんだったら作れ、と言えない所が実に哀れである。埼玉県を更地にしてミドリムシの養殖場にすると云うドラスティックなエネルギー政策を期待したいのだが、法治国家なのでそう簡単に話が進められないのも事実である。現時点で予算内で波風立てないで出来る事を消去法で選べば節ガスになるのだろうし、私が行政の立場だったら「じゃあどうすればいいんですか」と逆ギレする自信が有る。仕方ないので「欲しがりません勝つまでは」的スローガンに微力ながらも協力したいと思う。節約は美徳でお得と云う実利も有るが、そう云うみみっちい事を言わねばならないインテリ諸氏に同情する気持ちの方が強い。国家百年の大計を立てられないもどかしさを思うと、哀れさを禁じ得ないのである。