米中安定へ対話継続しているのに日本の対中外交の臆病さは何としたものか
サリバン米大統領補佐官は、中国の習近平国家主席と会談した。 会談が実現したのは、偶発的な衝突への双方の危機感の裏返しともいえる。 米国もそうだが中国も外交にかけてはしたたかであ...
令和のミスター円の孤独な戦いーーそして円は守られた
為替介入と言ってもほとんどの人は興味が無いだろう。 為替介入というのは、財務省の財務官がほとんど一人で決定する極めて孤独な仕事だ。 その孤独な戦いで勝利をおさめ、7月末で職を辞...
小泉進次郎で本当に大丈夫か?
「気候変動のような大きな問題は、楽しくクールでセクシーであるべきだ」 この発言は環境大臣だった小泉進次郎のものだ。 吉本興業のタレントなら笑えるということで許されるだろう。 ...
政治家の資質についてーー与野党の代表選で大事な視点
昭和史の語り部である保坂正康が政治家の資質において次のように語る。 歴史の中で自分の位置づけをしっかり持っていることが大事で、その上で、 ①本を読んでいること②師を持っているこ...

雑草の無い日本だったが、この文化も消えかけているようだ。
日本には次のような言葉がある。 上農は草を見ずして草をとる、中農は草を見て草をとる、下農は草を見て草をとらず。 ガーデニングが趣味の私はさだめし中農の部類か。 さすがに「草を...
パワハラの原点ーー俺は聞いていない、そして威張る。
何らかの組織で、当たり前に見かける風景は何か? 上司が「俺は聞いていない」と怒り出すことだろうか。 だから日本では会議の前に必ず「根回し」が必要だ。 会議の中で侃々諤々の議論...
政府・自民党よ、総裁選にかまけて国民生活への目配りが欠けていないか?
自民党の総裁選は、百家争鳴と言えば聞こえが良いが、暑い盛りに一斉に鳴きだす蝉みたいなものだ。 松尾芭蕉もびっくりだろう。 閑さや岩にしみ入る蝉の声 裏金問題の時は岩のように口...
農業を資本主義的感覚で見てはいけない
「食糧安保」という言葉がある。一国の安全保障は軍事力だけでは守れない。 日本の場合、主食のコメを守らずして軍事費を倍増させているが片手落ちもいい所だ。 昨日、スーパーに行ってみ...

ほどほどの自給自足生活を楽しむーーおかしなコメ不足騒動
米が不足しているという。 政府の備蓄在庫はあるのに何ら有効な手が打てない。 総裁選に気をとられて心ここに在らずか。 ...
円安の流れから円高に巻き戻しが始まるー企業の実力が試される
ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月の円ドル為替レートは115円程度だった。 この後、ジリジリ円安に傾きピークには160円を突破した。 エネルギーの需要不安から日本のよう...